ちょっとHぃショートショート
海岸6 影使い
人魚姫フィーバーが収まる頃 梓の展示会は盛況のうちに終了し 飛鳥は理音の変わりようには気がついたが何処がどう とは分からなかった
秋とは言え まだ蒸し暑さが残る季節
美和か若狭に頼もうか と思ったが念の為 梓にお伺いを立てたら快諾して色々 案を出して来たので 先に梓に聞いといて良かった と胸を撫で下ろした
休みの合う最速の理音の休みに俺と梓は半休を取って 誠に貸しですよ! と悪い顔をされて 苦笑いをした
車をレンタルして梓と梓の機材を積み込み 理音を拾って夏に行った海水浴場へ出かけた
もう海は海水浴場を畳んで 普段の趣きに戻っている
水遊びに海岸に居る家族連れもカップルも疎らだ
理音には詳しくは話して居ない
梓の撮影モデルになって欲しいとだけ言ってある
海岸端の人のあまり来そうにないロケーションの所でロケハンをし場所を決め 日没直後の逆光 薄闇の撮影を念頭に機材を運び ギャラリーが集まらないようにセッティングはギリギリのタイミングまで待った
波はテトラポッドで砕けて居るとは言え風のせいで荒い
大丈夫でしょうか?私…
と心配する理音に
大丈夫 梓ももうベテランの域だし 今回は俺も一緒だから
と言うと理音は嬉しそうな顔になった
シンプルな白のキャットマスクがふたつ
梓は日没時間の確認と太陽の沈む位置の確認をして俺に三脚とストロボスタンドの設定位置を指示してバミリをした
夕暮れを待って時間を潰す
この間のプレイの話を理音が美化して梓に盛って話す
梓も経験した感情なので適切な相槌でエラく盛り上がる
太陽が水平線に掛かる直前に設置をスタート
寂れた海岸には波音だけで人影はない
三脚を運び スタンドを運び大型ストロボのケースを運んで理音を呼び 支度をするように促した
俺は上半身は既に裸でズボンの下は青いバミューダパンツだ
梓を見るとストロボをセットし終わってカメラを三脚に乗せ掛けている
私はどんな衣装で
理音は脱いで
はい?
俺は靴とズボンを脱ぎ マスクを付けた
全部 裸になって
セット完了しました
急いで!
梓から声が掛かる
スイッチが入ったように理音は服を脱いで 俺は脱いだ服の片付けを手伝った
白い秘所は美しい無毛のままだ
胸を両手で隠し途方に暮れたように立つ全裸の理音の腰に透けた薄青の長い布をロングスカートのように巻き付け抱き上げた
理音 マスク
と 付け忘れているキャットマスクを付けるよう促し お姫様抱っこをして海の中へ入って行く
理音はただビックリして首に回した手に力を入れる
薄雲の広がった夕空は奇跡のようにピンクに焼けて 東の方まで広がっていた
梓の方に向きポーズを取る
梓がシャッターを押しストロボを同調させて背景と補助光のバランスを取る
目を落とせば理音の白い豊かな胸 薄布を透かして見える太腿
腕には確かな重みと温かな体温
まだ冷たい とまではいかない波が俺と理音を打つ
何度目かで決まったらしくストロボを光らせながら理音にポーズを指示し微調整をかけて取り続ける
理音 身体を開いてこちらに
もう少し いえ 戻して
顎を引いて 顔をこちらに
目線 外して
左手を少し下げて
そこ!
ラスト!
梓と示し合わせていた合図で俺は理音の腰の薄布を外すと滑り落ちた布は波が持って行った
布が滑り落ちるタイミングで連続してストロボが光り 波が持ち去る薄衣から白い理音の下半身が露わになって OKがかかる
理音を抱いたまま波を蹴ってビーチに急ぎ 梓が理音にバスタオルを被せるのを待って止めていたレンタカーの後部座席に理音を押し込んでドアを閉めた
振り向くと梓が理音の服を纏めて持って来たので受け取ってドアを開けて理音に渡す
濡れタオルがそのビーチバッグに入ってるから身体を拭って
服を着ていて 片付けて来る
梓を手伝い 機材を撤収し車に積むと俺はシャツだけ着て上着を羽織り 車を出した
あ〜 撮った!撮れた!
楽しかったぁ〜
と梓が叫び 誰からだろう 笑い声が出て車を走らせながら俺も大笑いした
じゃ 理音 また今度な
詳しい話はしないまま理音を送って下ろし 梓のレンタル機材の返却を済ませ梓を送った後 レンタカーを返した
帰りの列車で梓から着信があり"ベストショット"とタイトルのついたメッセージを開くとピンクの夕暮れの海から上がって来ようとする男の腕にだかれた白い裸の女の脚から大きな青い泡のような薄布が広がって流れて人魚から脚を得た人魚姫のように美しい下半身を晒す現実とも幻想ともつかない光景があった
"生データを開いただけでコレです!現像編集で追い込みますが これで作品 作りたかった!"
と 梓の愚痴とも自慢ともつかないメッセージが追加された
何日かして得意げに事務所に梓がパネルを持ち込んだ
大きく作品として鑑賞に耐える写真が仕上がっていた
理音に今晩 ウチにこれるか メッセージを送っておく
梓の自慢話と感心する誠 羨ましがるかなめで昼休みは賑やかだった
同じ格好で屋外ヌードになる事にはまだ抵抗があるかなめだったが
多分 遅い昼食時間だったのだろう
理音から
怜子さんと一緒に伺います
とメッセージが入った
かなめがいるので悪いがメッセージで誠と梓には理音が来るから今夜 ウチに来い と送っておいた
執務室のドアの横に立て掛けられたあの日の夕焼けから人魚姫は現れ続けた
秋とは言え まだ蒸し暑さが残る季節
美和か若狭に頼もうか と思ったが念の為 梓にお伺いを立てたら快諾して色々 案を出して来たので 先に梓に聞いといて良かった と胸を撫で下ろした
休みの合う最速の理音の休みに俺と梓は半休を取って 誠に貸しですよ! と悪い顔をされて 苦笑いをした
車をレンタルして梓と梓の機材を積み込み 理音を拾って夏に行った海水浴場へ出かけた
もう海は海水浴場を畳んで 普段の趣きに戻っている
水遊びに海岸に居る家族連れもカップルも疎らだ
理音には詳しくは話して居ない
梓の撮影モデルになって欲しいとだけ言ってある
海岸端の人のあまり来そうにないロケーションの所でロケハンをし場所を決め 日没直後の逆光 薄闇の撮影を念頭に機材を運び ギャラリーが集まらないようにセッティングはギリギリのタイミングまで待った
波はテトラポッドで砕けて居るとは言え風のせいで荒い
大丈夫でしょうか?私…
と心配する理音に
大丈夫 梓ももうベテランの域だし 今回は俺も一緒だから
と言うと理音は嬉しそうな顔になった
シンプルな白のキャットマスクがふたつ
梓は日没時間の確認と太陽の沈む位置の確認をして俺に三脚とストロボスタンドの設定位置を指示してバミリをした
夕暮れを待って時間を潰す
この間のプレイの話を理音が美化して梓に盛って話す
梓も経験した感情なので適切な相槌でエラく盛り上がる
太陽が水平線に掛かる直前に設置をスタート
寂れた海岸には波音だけで人影はない
三脚を運び スタンドを運び大型ストロボのケースを運んで理音を呼び 支度をするように促した
俺は上半身は既に裸でズボンの下は青いバミューダパンツだ
梓を見るとストロボをセットし終わってカメラを三脚に乗せ掛けている
私はどんな衣装で
理音は脱いで
はい?
俺は靴とズボンを脱ぎ マスクを付けた
全部 裸になって
セット完了しました
急いで!
梓から声が掛かる
スイッチが入ったように理音は服を脱いで 俺は脱いだ服の片付けを手伝った
白い秘所は美しい無毛のままだ
胸を両手で隠し途方に暮れたように立つ全裸の理音の腰に透けた薄青の長い布をロングスカートのように巻き付け抱き上げた
理音 マスク
と 付け忘れているキャットマスクを付けるよう促し お姫様抱っこをして海の中へ入って行く
理音はただビックリして首に回した手に力を入れる
薄雲の広がった夕空は奇跡のようにピンクに焼けて 東の方まで広がっていた
梓の方に向きポーズを取る
梓がシャッターを押しストロボを同調させて背景と補助光のバランスを取る
目を落とせば理音の白い豊かな胸 薄布を透かして見える太腿
腕には確かな重みと温かな体温
まだ冷たい とまではいかない波が俺と理音を打つ
何度目かで決まったらしくストロボを光らせながら理音にポーズを指示し微調整をかけて取り続ける
理音 身体を開いてこちらに
もう少し いえ 戻して
顎を引いて 顔をこちらに
目線 外して
左手を少し下げて
そこ!
ラスト!
梓と示し合わせていた合図で俺は理音の腰の薄布を外すと滑り落ちた布は波が持って行った
布が滑り落ちるタイミングで連続してストロボが光り 波が持ち去る薄衣から白い理音の下半身が露わになって OKがかかる
理音を抱いたまま波を蹴ってビーチに急ぎ 梓が理音にバスタオルを被せるのを待って止めていたレンタカーの後部座席に理音を押し込んでドアを閉めた
振り向くと梓が理音の服を纏めて持って来たので受け取ってドアを開けて理音に渡す
濡れタオルがそのビーチバッグに入ってるから身体を拭って
服を着ていて 片付けて来る
梓を手伝い 機材を撤収し車に積むと俺はシャツだけ着て上着を羽織り 車を出した
あ〜 撮った!撮れた!
楽しかったぁ〜
と梓が叫び 誰からだろう 笑い声が出て車を走らせながら俺も大笑いした
じゃ 理音 また今度な
詳しい話はしないまま理音を送って下ろし 梓のレンタル機材の返却を済ませ梓を送った後 レンタカーを返した
帰りの列車で梓から着信があり"ベストショット"とタイトルのついたメッセージを開くとピンクの夕暮れの海から上がって来ようとする男の腕にだかれた白い裸の女の脚から大きな青い泡のような薄布が広がって流れて人魚から脚を得た人魚姫のように美しい下半身を晒す現実とも幻想ともつかない光景があった
"生データを開いただけでコレです!現像編集で追い込みますが これで作品 作りたかった!"
と 梓の愚痴とも自慢ともつかないメッセージが追加された
何日かして得意げに事務所に梓がパネルを持ち込んだ
大きく作品として鑑賞に耐える写真が仕上がっていた
理音に今晩 ウチにこれるか メッセージを送っておく
梓の自慢話と感心する誠 羨ましがるかなめで昼休みは賑やかだった
同じ格好で屋外ヌードになる事にはまだ抵抗があるかなめだったが
多分 遅い昼食時間だったのだろう
理音から
怜子さんと一緒に伺います
とメッセージが入った
かなめがいるので悪いがメッセージで誠と梓には理音が来るから今夜 ウチに来い と送っておいた
執務室のドアの横に立て掛けられたあの日の夕焼けから人魚姫は現れ続けた
「その他」の人気作品
書籍化作品
-
-
159
-
-
27029
-
-
140
-
-
23260
-
-
267
-
-
40
-
-
2288
-
-
1267
-
-
-
841
-
コメント