海岸4 影使い

で　理音ちゃん　どうだったんですか？

と　怜子が聞く

う〜ん　どうだろ
露出プレイには慣れたけど　あの子は基本　こっちじゃないからなぁ
刺激が欲しいくらいじゃない？
誠のプレイ見て興奮してからの流れだから
あ　でも　怜子みたいに脱毛してみようか　とは言ってたな

あんまり虐めては駄目ですよ？

とは　遥だ

俺を挟んで怜子と逆サイドで寝て俺の胸元を撫でている

虐めては無いさ
人目の無い海岸で裸にしただけだ
脱毛も本人が言い出した事だよ
カバンに詰めて街中に出かけるより健全だ

アレはモノとして所有されているって凄く感じますけど…あまり苦しいのは

そうなんだよなぁ
夏場は特に危険だから…
誠にもよく言って置かないと
遥はもうしないだろ？

ご主人様が入れって言うなら入りますけど…気持ち良くはなりません

じゃ　無しだ
怜子も無し　いいな？

私もポケットならいいですけど　カバンは嫌です
それに…見て貰う方が好き

また　怜子は俺に跨って下腹部同士を密着させて腰を揺らせる
まだ前戯で誘っている
胸を撫でていた遥も俺の顔を自分に向けさせてキスをして来る
大きくなった俺を怜子が自分の中に納める
遥が俺の乳首を強く吸う
第二ラウンドを始める

と言う夜のせいで誠に寝込みを襲われた
いや　３人とも休みと言うのが珍しく10時前まで寝てたのが悪いと言えば悪いのだが

おはようございま〜す　ってアレ？
もう　どこか　出掛けたのかな？

リビングでする声で目が覚めた
両側に裸の怜子と遥が寝ている
寝室のドアが開いて誠の顔が覗く
ニヤッと笑う悪い顔だ

あ〜　まだ寝てた
しかも３人で！

怜子と遥も身動きして目を覚ます

おはよう　誠　なんだ　朝から

もう10時ですよ
お風呂淹れるから起きた方がよくないですか？

分かった　起きる
珈琲も頼むよ

身支度をしてしリビングで遅い朝食を摂る

誠は始めから今日　ウチに来るつもりだったのか？
昨日はそんなふうには言って無かったけど

昨夜　遅くまで理音に惚気電話で引っ張られたんですよ
ご主人様のせいで

なんだ　希望通り　プレイをして来ただけだぞ？

何か　帰ってからも理音　ボーっとしてたらしいんですよ
でもお風呂に入って誰かに聞いて欲しくて　誰にでも話せる事じゃないし梓は作品展の準備で忙しいし　で　私一択で惚気て来たんです

惚気るったって　希望のカバンには詰めてないんだぞ？
露出プレイの初体験させただけで

あ　そこじゃ無いです
"お姫様抱っこ"
裸で人魚姫のように海の中でお姫様抱っこされたの！
って　言って興奮してました！
理音の乙女の夢だったみたいですよ
お姫様抱っこくらいはいずれ誰かに　って思ってたみたいですけど　"裸"で"海の中"でって言うのは絶対　無理な夢だって思ってたから　もう惚気が止まりませんでした

あ　道理でカバンに拘らなくなった訳だ
しかし海中プレイとは斬新な…

プレイとか言って上げないで下さい　理音の夢だったんだから

そうだな　悪い
理音の身長コンフレックスは小さい頃の夢にも遠因があった訳だ

怜子と遥はクスクス　笑って見ている

私たちみたいにご主人様にペットとして飼って貰いたいって言うのより　叶いやすい夢だと思いますけど？ね？まこちゃん

と　遥が誠に笑いながら言う

そうなんですよ
理音はそこもクリアしてるでしょ
あ　そうだご主人様
理音　今日こっちに来たいって言ってました
それを言うついでに私も来ちゃいました

どうかしたのかな？
理音は今日　日勤だろ？

怜子は頷いて首を傾げて

そうですね　退勤後　ウチに寄りたいって事でしょうから夜は皆んなでウチでお食事にしましょうか

わ〜い

とは　誠だ

コイツは姉も好きだからリビングや遥の部屋でゴロゴロべったり　午後の食材　買い出しにもついて来た
病院の退勤時間過ぎ
理音から　"行ってもいいですか？"とメッセージが来る
"聞いてる　おいで"と返信すると"何を⁈"と食い気味に返事が来ておかしくなって放置しておいた
３人とサポート1人で料理と食事の用意をしてリビングの方へ並べて居たら理音が来た
入っておいで　とキーを開放して置いた

あ　そうですね　食事時間ですよね　すみません　私…

落ち着け　理音
君の席もある　誠に聞いてたから用意してたんだ　座って

まあ　いつものように誠がムードメーカーで場を回して怜子が病棟の気になる事を少し確認したり遥が理音の病院勤務の事を聞いたり和やかに過ぎた
珈琲でデザートを突き出したので　おもむろに理音に聞いてみた

で　今日はどうした？昨日の事で何かあったか？

理音は　あっ　と言う顔をして背筋を伸ばして脚を揃えた
忘れて居たらしい

あの　昨日は楽しかったです
嬉しかったんです
…凄く興奮したんです
こんな事　誰にも言えないし　此処なら安心して聞いて貰えるし…
初めて経験する事に緊張してたから　海で裸になった私を抱き上げられるまで忘れてたんです
小さい頃の夢
人魚から人になって王子様に海から抱き上げて貰う夢
だからビーチに上がって裸の下半身が嬉しくって
初めて陸上に上がって脚を貰ったように見えたんです
…だから　あの　剃毛して貰えますか？
記念に

うん？あの時も言ってたけど　いいの？

はい　最終的にはクリニックで脱毛して貰います
記念です

ま　理音が決めたならいいか

と　怜子と遥を見る
2人は笑って頷く

じゃ　理音　お風呂　使っておいで
綺麗にしときたいだろ？

頬を赤らめて嬉しそうに頷いた理音はバスルームに消えて　俺は怜子たちに用意する事を打ち合わせた
こちらも大体　準備が出来た頃　理音から声が掛かる
バスルームに行くと理音が温まった身体で待っている

じゃ　バスタブに腰掛けて　脚を開いてくれるかな

と　理音の脚の間に腰を下ろす
理音が整えているアンダーヘアを撫でて逆立たせて小さなハサミで少しずつ短くカットして行き肌を傷つけないくらいまで短くしたヘアにシェービングクリームを塗ってシェーバーを使った
タオルで拭って剃り残しを処理して髭剃り負けしないよう乳液を塗り込めば綺麗なヴァギナとラビアがある

さあ　終わった　もう一度バスタブに浸かって

理音をバスタブに戻すとオイルを用意しておく

バスタブから上がった理音の全身をバスタオルで拭う
理音は遠慮したが

いや　後からする事があるんで任せて

と　拭い終わった理音の身体にオイルを伸ばした

くすぐったい　何ですか

ただのオイルだよ　任せて
さあ　こんなもんか

と　理音をお姫様抱っこで抱き上げる

え？え？なんですか？このままですか？

リビングは広くスペースを開けられてラグにシートを敷いてある
絵の具のボールも4個　用意した

さあ　理音　主役は此処に寝て

と　真ん中に仰向けに転ばせる

え？なんですか？

あ　まだ分からない？ゲストルームに飾ってある俺の作品に理音も加わって貰うんだよ

と　さっそく赤い絵の具に漬けた両手を理音の胸に置く
誠もノリノリで青の絵の具　怜子は緑　遥は黄色
手早く理音の顔以外の身体は手型で染まり　４人で白い布の四隅を持って理音に被せて絵の具が乾かないうちに布に写す為　４人で身体中撫で摩る
手順を逆に布を剥がすと綺麗に転写された理音の人拓が取れている

他のと同じ仕上げをして貰ってゲストルームに飾るよ

声も無く自分の姿を写した布を見ている理音に

あ　悪いけどオイルで落とし易くしてるけど早くお風呂で流した方が絵の具　残らないでいいよ？

は　っと言う顔で俺を見た理音が怜子の顔を見て首を傾げて見せる
怜子が頷くと理音はバスルームに俺の手を握って引っ張って行った