ちょっとHぃショートショート

双樹\u3000一

海岸 影使い

俺はそこそこ 人で賑わう海水浴場に近い海岸の遊歩道のついた公園の四阿に座っている
六分丈のクロップドパンツにスニーカー
Tシャツにオープンカラーシャツを羽織ってデカい青のサングラスを掛けている
オシャレなストローハットが無ければ夏場の身上調査に赴く格好だ
ちょっとした保冷バッグと大きめのドッグバックのような形の青いカバンをベンチの横に置いて海を見ている
何故 こんな所に俺が居るのか
梓に協力した誠が頑張ったからだ
いや 頑張った誠がご褒美を欲しがったからだ
まあ きっかけになったのは村井が俺にくれたアートだったが

いいでしょ ご主人様ぁ

しかし夏場はトランクは危険だからなぁ

いえ 今回はアレと同じようなバッグがいいです

アレって ドールが入ってた旅行バッグか?

はい 

布地バッグだとあからさまに生き物が入ってるようで怪しくなるぞ?

小さく身体を折って小荷物みたいになりたい

熱中症が怖い

そんな長い時間じゃなくていいです
あと 冷房の効いた部屋に置いて下さい
でも 外に出たい

なかなかハードルを上げる…
まあ やりたい事は分かった

いいですか?

ああ

と言う訳でこんな所に居る
出来るだけ風の通る日差しの避けられる四阿だ
幅広いマチ付きのバッグでバッグの両側にファスナーが付いてトップがマチ幅で開くタイプだ
自転車と散歩のカップルが通り過ぎるのを確認して 保冷バッグからシリコンチューブの飲み口の付いた冷えたドリンクカップを取り出してバッグを半分ほど開いた
手足を折った誠が眩しそうに顔を上げた

ほら 飲んどけ

は〜い ありがとうございます

手を出せ

や 飲ませてください

裸で縛られてたい と主張したが血行の問題もあるしNGを出し水着を着せた
ライトグリーンのビキニを着た誠にチューブを咥えさせた

美味しい!

おい 今なら誰も見てない
一度 出て来い

カバンを全開して誠の手を取って引っ張り出した
小さいとは言え成人女性だ
とても今までこんなカバンに入っていたとは思えないプロポーションの水着の女が現れて俺の横に凭れ掛かる

ほら もっと飲んどけ

熱い誠の身体にカップを押し付けてやる

冷たい!

髪の毛が汗で濡れたようになっている

は〜 涼しい

元々 メークはして来ていないスッピンだが相変わらずクルクル表情の変わる可愛らしい顔だ
荷物扱いして欲しい変態娘には見えない

海に入って来るか?

いえ ベタベタしそうだしいいです 充分 気持ちいい
やっぱり水着 着てて良かった  

裸じゃ 途中で出られないからな
ちょっと待て 海に来た記念に一枚 撮っておこう

あ 待って待って すみません シャッターお願いしていいですか?

誠が若い3人連れの娘たちを呼び止めたので俺はカメラを渡して操作を教えて頼んだ

ありがとうございました

ありがとう

何気に普通の海水浴客を演じる
娘たちがキャアキャア言いながら離れて行くのは誠のプロポーションの良さに感心してだろう
海水浴に来たにしては肌が赤くなっていないんだが
辺りを確認して誠に声を掛けた

さあ 誠 場所を変えよう 入ってくれ

は〜い

マジックショーのようにカバンに脚を入れた誠は膝を折って座りお尻をずらせて寝転びながら頭をバッグに入れた

ご主人様 キス

はいよ

カバンから手が伸びて首から引っ張り込まれた
傍目からはカバンに頭を突っ込んで何をしているのか と言うところだ

あ そうだ

と 閉め掛けたファスナーを全開して誠の太腿を割りミニローターを秘所にプレゼントして 素早くファスナーを締めた
暫くするとカバンがウネウネと動き出したので幅広の肩掛けベルトを肩にカバンを横抱きにして抱え上げた
緊張と弛緩を繰り返す誠の身体が感じられる
とは言え結構な重みなので落としたりしないうちに駐車場へ急いだ
駐車場の隅に停めて置いたレンタカーの後部座席に取り敢えずカバンを入れ エンジンをかけて冷房を強にして車を冷やす
その間はスモークの効いた窓は4枚とも全開だ
そろそろ 宜かろうと窓を閉めて後部座席に乗り カバンを全開する

誠の押し殺した呻き声がしてカバンから片足が出て 暫くしてもう片足も投げ出される
そのまま出て来るのかと待っていたが脚を突っ張るように震えた後 両脚をカバンにしまい込む

嗚呼 

と言う大きな声を上げて誠は逝ったようだ

あ ご主人様ぁ

と暫くしてから声がした

なんだ?

カバン閉めて下さい
このまま…

そのままだと車 出せないぞ

じゃあ 暫く此処に居る

返事の代わりにファスナーを両方とも閉めた
遠慮なくカバンは動き出し 誠の声が漏れて来る
楽しんでいるならいいだろう
布地バッグとは言え中で長い間 喘いでいては酸欠になる
動きを見計らって鎮まったタイミングでファスナーを開くと目を閉じて逝っていたので脚をカバンから出して秘所のローターを回収する
猟奇的な光景だ
白い格好の良い女の脚が小さいカバンから伸びている
上半身が収まっているようには想像しにくい
誠は満足したようにカバンから這い出て来たので水着にパーカーを羽織らせて助手席に座らせ海岸線の道路を流した
パーキングでトイレ休憩をして折り返して帰路に着く
レンタカーを返す前に誠を後部座席に移しカバンに納め 返却手続きをする
その間 誠は俺の足元だ
駅へ移動して列車で帰る
時間を考慮して早めに動いたからそんなに混んでは居ないがドア横に立ち 脚の間に誠を置いておいた
軽く挟んで誠の体温を感じ 誠も軽く押し返して返事をした
駅を出る前にプラットフォームで人目を確認してカバンを開いて誠を休ませる
疲れたような顔だが荷物プレイに満足しているように頷いてくる
バスはちょっと苦しいのでタクシーにして座席に乗り込んで黙ってファスナーは開けておいた
着いて清算をしていると

ご主人様!

と 声が掛かる

理音だ

今まで怜子さんの所にお邪魔してたんです
誠さんとお出かけだったんですよね
あれ?誠さんは?

と 無邪気に聞くので どうしたものかと苦笑いをして顎を掻いたが

ここ

と カバンをパンパン 叩いた

え? と言う顔をしたので 手招いて花壇の植え込みのブロックに座って膝にカバンを乗せて カバンを少し開けて見せた

プレイ中なのさ

中の誠と目が合ってお互い少しビクッとしたが誠が立ち直り早くニヤッと笑った
あまり気不味くなってもいけないから誠を膝に抱いたまま ファスナーは開けたまま カバンは閉じた形にした

今日は海までドライブして潮風を感じて来たんだ

え?誠さん 裸?

いや 水着は着せてるよ 本人は全裸緊縛が希望だったんだが

は〜 とても中に人が入ってる大きさのカバンには見えない

器用に手足を折って入ってるんだな コレが
電車も乗って帰って来たぞ 俺の足元に置いて

理音がカバンに顔を寄せて中を覗き込み小声で

誠さん 後で感想 聞かせて下さい

後で ね

と くぐもった返事がする

じゃ 理音 またな

と ファスナーを締め カバンを抱え直して立ち上がった

は〜い また連絡します

と 長い脚で踊るようなリズムで歩き去って行った

ただいま

と カバンをワザと乱暴にカウチに置く

今 そこで理音に会ったよ 来てたんだって?

ええ 今まで
まだ まこちゃん入れっぱなしなの?

俺は笑ってファスナーを2つ共 引っ張り開けて 左右に拡げた
眩しそうな顔の誠はそれでも暫くそのままカバンに居た
気怠そうにカバンから這い出て来た誠はカバンを下ろすのも面倒そうにカバンを潰してカウチに横たわるので飲み物を取って来て抱き起こして飲ませた

ああ 満たされた感じ

と 小声で呟く

良かったんだ?

と 聞くともなく聞いてやると コクッと頷いて

道端で理音に会って見られたの 凄い感じたの
公園のミラーボックスの時の感じ
あのままカバンから出されちゃったら…

俺は水着の女の誘拐で通報 逮捕 だな

もう!

と 誠に小突かれた

私の中では全裸で拘束されているんです

ほら お風呂用意出来たからまこちゃん 入れて貰って来て

と 怜子にもう一杯 飲み物を飲まされて誠は俺に両手を広げて伸ばした

抱っこして行って下さい
続き して下さい
あんな…感じさせて

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