ちょっとHぃショートショート

双樹\u3000一

手型 影使い

久しぶりに入ったゲストルームの壁に見慣れないアートフレームが4枚 飾ってあった
ゲストルームにはわたし達家族の写真フレームが飾ってあるけど ご主人様が撮った誠さんが全裸で悶えているケースに跨っている自分の写真を見るのが嫌で暫く 部屋に入って居なかった
今日はモデル事務所の新人さんたちの宣材写真のファイルブックを内々で見て貰いに来たのだ
アートフレームは白い布に色々な色で手型を押して人型を描いてあるように見えた
照度センサーが入っているのか部屋の照明を付けるまでは背面から仄かな燈がアートを浮かび上がらせている
いや でもよく見ると手型で描いているのでは無く 人体に手型を付けてその絵の具を布に転写したような…

いち に さん し…

怜子さん 遥さん 誠さん 由香さん!

ずっる〜い!

ありゃ 梓に見つかったようだぞ と ご主人様がやって来た

随分 時間かかっちゃいましたよね〜 と 誠さんもついて来た

これ なんでわたしだけ作ってくれないんですかぁ

わたしだけって どれが誰だか わかるのか?

これ 誠さんでしょ こっちが怜子さん で 残りが遥さんで これは明らかに由香さんでしょ
わかりますよ こんなの飾ってる時点で!

布で押されて滲み 少し歪んではいるけれど人の手型が身体を押さえている感じ 
押された身体の柔らかさが感じられ しかも どの人拓の乳首も硬く尖っている!

何したらこんなになるんですか! もう!

あ〜 誠はテーブルに縛り付けてたからなぁ まあ 騙し討ちだったから誠には罪は無いけど

そうですよ プレイかと思ってたらいきなり絵の具で身体中 ペタペタされて 布被せられて…
お風呂 入ってるうちに姉さんたちも魚拓取ってるし

魚拓って… 人拓とか ひと拓とか あるだろうに…まあ あれだ 梓のアート振りに刺激されて 俺も何かやってみたくなった訳だ

え?わたしの影響ですか?

うん ま 俺自身にそんなスキルは無いからの発想飛ばしだ
家族の手型で模った俺の好きなものの印影だ

そんな事 言われたら絶対 わたしも取って欲しいじゃ無いですか!

そう言うだろう事は今日来るって聞いた時に分かってたから用意はしてある 
お風呂 入って来て リビングに用意しておく

はーい と 気分良くバスルームに行くと誠さんが付いてくる

え?なんで?誠さん?

うん 手伝ってやれって ご主人様が
どうせ 絵の具落とす時にもう一度入るけどね

誠さんがくすぐって来るからくすぐり返してキャアキャア言っていたらご主人様に叱られた
身体をバスタオルで拭っていると誠さんが小さな銀のボールに透明な液体を入れて戻って来て せっかく拭った身体に何かを塗り始めた

冷たい!何ですか?これ?

オイル 絵の具が後で洗い落とし易いのと 転写する時に絵の具離れが良くなるように

でも 同じ所ばっかり執拗に塗ってますよね?誠さん

あ バレた? と 誠さんは小さなパンティだけの格好でリビングに逃げた

準備出来てるぞ 梓
ここ 立ってくれ と ご主人様はローテーブルの横に拡げたシートを指して言った

立つんですか?

うん 梓のは立って貰ってやる じゃ ちょっと手を頭の後ろに組む感じで上げておいてくれるか?

脇を上げたわたしの身体のオイルをキッチンペーパーで軽く押さえた後 身体の前と後ろからご主人様と誠さんが手型を付けていく
ペタペタ とにかく早い
ご主人様が仕上げだ と言って わたしの乳房を後ろからそっと包むように手型を付けて ふっと気を抜いた所を股間にも手を入れられて手型を押された

終わりですか?

いや これからが忙しい

と 霧吹きで全身を湿らされて誠さんと2人がかりで脇の下から太腿までを白い布で巻かれて前と後ろからそっと押されて絵の具を布に転写していった

クルクルと布が剥がされて行くとわたしの胸元から太腿までの手形模様の裸体の脇を開いて捌いた様な全身の人拓が現れた

あ 梓 折角だがゆっくり見とれていると絵の具が乾いて落ちにくくなるぞ
早くシャワーで落として来い

バスルームにはやっぱり誠さんが付いてきて絵具を落とすのを手伝ってくれた
さすがに背中側は見えないでは綺麗に落とせない 

綺麗に魚拓とれたね 梓

いや 誠さん わたし魚じゃないですけど

まあなんでも良いじゃない 

でも なんで由香さんのだけ 手形じゃないの?まあ 手型と言えば手型は付いているけど手のひらで絵の具を引き伸ばしている跡の方がメインだし…

それは…実は分からないんだ わたし達にも いつのまにか由香さんが参加して作品を残して いつも通り 泊まらずに帰って行ってて…

誠さん ちょっと待って
由香さんがいつも泊まらずに帰るのはプレイか ご主人様にベッドで可愛がって貰う時ですよね?
作品作りした後 しました?しましたね?誰が来て何をしたかも分からないくらいして貰いましたね?

ずっる〜い!

わ〜 梓 服 服
裸 裸〜

なんだ どうした?誠みたいな格好で

あ!酷い ご主人様 わたしは穿いてます〜!

1枚じゃ変わらんだろうが 梓も誠程度には服来てこい

意地でも誠さん以上には着ないぞ と言う意思表示でわたしもパンティ1枚でリビングに戻った

あ〜もう若い女の子が揃いも揃ってパンイチとは…  で なんだって 梓

わたしだけ 可愛がってもらってないのは不満です!

ん〜 あの時は玲子と遥の仕事のストレスが凄くてな そもそも2人の調教プレイのための時間だったんだ そこに居合わせた誠が便乗してな 俺と由香対3人のプレイだったんだが 由香が凄くてな 今回も…   おかげで玲子と遥のストレス解消が思ったより早く解消できたんで ついでに俺のアート作成に協力して貰った様な訳なんだが
由香が2日目にいつの間に加わったのか分からないんだ 実際 由香に聞いても笑っているだけで吐かないしな いまだに謎だ
でも 翌朝 女性陣が異様にスッキリしていたから間違いなく由香のせいだとは言えるな
しかし 梓もホイホイ 可愛がって欲しいなんて言うもんじゃあ ない
せっかくの美少女の値打ちを下げるぞ

美少女じゃないです!ご主人様に普通に可愛がって欲しいだけです!

分かったから 誠と2人でキミの分のひと拓持ってゲストルームに来なさい

ゲストルームの壁にポールに掛けて伸ばしたわたしの拓本を干してやっと仲間外れが解消された気がした
アートフレームを見ていたら後ろから乳房を触られた と 思ったらヌルっとして撫で回された

え?え? 何ですか?

拗ねた事を言ってる梓にローションを塗っている訳だ と 上半身裸になったご主人様と誠さんが前からも後ろからもローションを塗りたくっている
誠さん自身がいつの間にか全身 ローションで光っている
前から誠さんに抱きつかれ 後ろからご主人様に抱き止められてわたし達は熱く冷たく溶け始め

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