家族2 影使い

作品集「再生」と梓の"蛇身〜情念"にインスピレーションを受けたのは仮面屋村井だった
いや　村井本来の造形作家としての創作意欲を刺激されたんだろう
正式にキトゥンズテイルスに依頼を出し　由香をモデルとして雇った
そこへ　梓が制作過程の記録写真を撮るから　と自分を売り込んで制作現場にちゃっかり入り込んだ
俺と誠がやった"蛇身"の撮影補助が耳に入って　自分ひとりの力で撮れた作品では無い　と思ったらしい
そこで拗ねたり躓いたりしないのが梓だ
チームで作り上げるアートもあればひとりのインスピレーションで練り上げるアートもある
アートの現場を体験したい　と言う梓の考えだった
村井の制作コンテから完成図のラフ
由香との打ち合わせ
等身大フィギュアを作るケースや発泡性の充填材の調整　モデルを入れて型取り　雌型の硬化処理等々
今回はツーパターンの原型と前回は頭部にだけ使った金属線のフレームフィギュアを多用する為　設計図と型取りした原型との調整
梓は余す事なくカットに収めて行った
初めてにしては一級のドキュメント写真と言っていい仕上がりだった
造形作家村井の仕事も圧巻であった
工房を作品展会場として　作品は真ん中に設置してある
自らの蛇身と化した下半身に身を巻かれ締められて苦しむ女と締めた蛇身の反対側で起き上がる怪しく誇らし気な表情の女
蛇の身体で繋がった２人の由香だった
タイトルは「葛藤」
フィギュア自体が等身大だから高さ２メートルを越える大作だ
フレームフィギュア部も本体と同じオフホワイトに染められて居るがネットの中には何処から入れたものか赤い生花のとりどりが詰められている
これは時間経過で変化する作品だ
フィギュアの顔は作家の手で整えられ変えられているが見る人が見たら由香に見える

アーティストは侮り難いな　由香

と　会場で作品を見上げて俺は言った
　
おまえの本質に迫る

これは少し前のわたしと今のわたしね
でも　今のわたしにしてはこの表情は…？

いやいやこれは(淫蛇モードの)おまえだよ さすが村井だ

村井さん　表情の造形には拘ってましたよ　と　梓

"木島さんのメタモルフォーゼの行方は密かな勝利者　いや支配者　と言うべきか"って言ってました

支配者って…

いえ　誠さんに聞いた話を信じるなら由香さんは支配者です
魅入られたら離れられないらしいですから

ええぇ　そうなんですか　ご主人様？　と　ナチュラルに由香

あ〜　まあ　そうだな　不満なら村井に言って　駄犬由香ナチュラルヌード像を作って貰うが？　

なんだ？俺がどうした？　と　村井

いや　今回はまた凄いのを作ったな

まあな　写真には写真の力があるんだろうけど　立体には立体の持ち味がある　と言う所を見せたくてな

今回は　いい勉強　させて頂きました！と　梓

いやいや　梓ちゃんの写真　今回も展示に使わせて貰ってるし　こちらこそありがとうだよ

いや　ホントに梓は貪欲に吸収に行くよな

わたし　知らない事が多すぎて…今更ですけど　どんどん見たりやったりしたいんです

で　ご主人さま　頼みたい事が…  

ん？　　　

梓の頼みは由香のアレを見たいと言うのだ
自分が撮った写真の由香が見て見たいと言うのだ　誠と俺が仕込んで撮影中に由香が淫蛇モードになったのをどう言う事なのか確認したい　と

あ〜　あまりお勧めしないが… 誠はなんて？

…凄かったって　梓は止めといた方がいいって
でも　それって狡くないですか？　わたしも確かめたい

ん~ まあいいんだけど　梓　バージンだからなあ　…凄いよ？　…じゃあ　確かめてみるか？

はい！

(いい返事　いい笑顔　誠に影響　されてるなぁ)

由香の肩をそっと突いて　振り向いた由香の耳に囁いた
　
そんな訳で　駄犬由香は目隠しをされて全裸で跪いて俺に頭を撫られているのだ

よしいい子だ　今夜は可愛いお客様に見てもらいながら可愛がってやるからな

とは言え今日は梓が一緒だから過激なプレイは避けて由香の駄犬プレイを見てもらう　梓の希望する邪蛇様は出て来ない
これは梓が餌にならないといけないのだがまだ内緒だ
仰向けに寝かせた由香の胸を撫で内太腿を撫で下腹部を撫でる　
隣で梓が生唾を飲む　
　
今日は大人しいじゃ無いか　由香　いつものおねだりはしないのか？

ああ　恥ずかしいです　ご主人さま…

と言いながら　脚を開いて居るじゃないか　どうして欲しいんだ？

ああ　触ってください　ご主人さま

よし　いいぞ　梓　折角だから触ってやってくれ　　

え？あああ　ご主人さま？

俺は梓が触って居るように　わざとおずおずした様子で由香の秘所に触れてやった
由香は脚を大きくひらいて呻き声を上げながら乱れた

よしよし　由香　可愛いぞ　四つ這いになって来い　俺を咥えている所を見て貰え

あああ　それは　ご主人さま……

燃えるだろう　さあ来い　こっちだ

由香の頭を引き寄せた　　

ああ　上手い上手い　お尻は梓に撫でて貰おうな　

梓に頷いて由香のお尻を撫でさせた
梓は犬の頭を撫でるように由香の白いお尻を撫でた
由香は腰を振りながら徐々にトランス状態に入って行った　

よし良い子だったからこれをやろうな　そのままお尻を向けろ　

由香は咥えていた俺を秘所に納めるために腰を回し俺は腰を手で掴んでゆっくり侵入した
さて　これからだ

梓　由香の乳房を触ってやってくれ

ピクッと揺らしていた乳房を触られた由香は跳ねた

梓　シャツを脱いで上半身　裸になれ

え？

そろそろ　君の見たかったものが始まるからさ
脱いだら　また由香の乳房を触ってやって

不思議そうに梓が上半身をさらした頃合いに由香に声を掛けた

由香　目隠しを取っていいぞ　お前の乳房を触っているその可愛いのが今夜のおもちゃだ

由香は目隠しを取った手で乳房を触っていた梓の手を掴んで引き寄せた
後は腕と白く細い身体で巻き取るように梓を絡めてベッドに倒した

あああ？あ　あ　と声をあげる間も無く梓は口付けられて呻くしかなくなりいつか　由香の手で下半身も裸に剥かれ秘所をを繊細な指遣いで弄られていた

由香　バージンだからあんまり無茶しないでやって？

むむむ　あああ　ああ　いい　いい　いいです

聞いてない様だったので　珈琲でも淹れて待っていようと　ビデオの作動を確認した