ちょっとHぃショートショート
遥3 影使いから
3か月の間 苦しかった ご主人様に飼って貰えるようになった喜びと怜子さんに言えない苦しさ
妬んだ報いを受けている と思った
猫になろう と思った 猫になり切ろう と思った
何も考えず ただ可愛がられるだけでいよう と
わたし専用のキャットスーツを作ってくれる と言われた時も出来るだけ自分に厳しい物を と思った 身体のサイズを変えないよう伸縮性のない生地を選んだ
デザインも怜子さんのと違い バストのカバーもミニスカートも無くした
わたしの恥ずかしい姿を見て貰おう
それがわたしだから
その為 怜子さんのように営業中のプレイが出来ない事に後で気づいた
わたしの展示は常に休みの日で来るのはご主人様の同好の趣味の人だけだった
だから わたしは顔だけを隠し耳栓は無くわたしを鑑賞する人たちに乳房や秘所は晒していた
春になるとご主人様はわたしを散歩に連れ出した
幸せな時間だった
わたしだけのご主人様 貸し出される事も無く よそのペットとの交流もなく平和な時間だった
とうとう その時が来た
明日 わたしの非番の日に怜子さんが来る と
わたしはやっと楽になれる と思った
でも 怜子さんとも一緒に飼って貰えるかも知れない
わたしは興奮が止まらない とご主人様に迫って泊めて貰った
ご主人様はプライベートは調教は無しだ と言ってペット扱いしなかった
わたしは普通に愛された
わたしの魂はふわふわといつもは行った事のない快感を漂った
わたしの目から涙が流れていた ただ流れていた
朝 事務所で準備をしていた
変わらず優しい手つきでプラグのリードを巻かれラヴィアに触れられ紐を通され震える卵を閉じ込めた秘所を確かめる手のひらを感じて わたしは1匹の猫になった
怜子さんはわたしを見てびっくりした
ご主人様はリードを引いてカウチに座り わたしはカウチの横に座り込んで髪を振った
どんな話になっても猫になって飼って貰おうと思った
ご主人様が怜子さんにプロポーズした
わたしは絶望したがわたしも一緒だと言う
安堵で放心し快感で頭が白くなり怜子さんに抱かれて 泣いている怜子さんを見ても何も思わなかった
慌ただしく時は過ぎて たまに調教されごくたまに愛されて 挙式のひと月前に新居に越した
自分の部屋を与えられて荷物が片付いたら晩飯だからリビングに来い と言われて 荷物を片付け終えてから 裸になり自分で支度した
キャットスーツ無しで尻尾を付け 全部装備してリードの端は口に咥えて待った
声が掛かったので 出て行ってテーブルの端に両手を突き ペタリと座り込んだ
怜子さんは少し驚いた顔をしたが何も言わなかった
ご主人様は額に手を当てて唸った後 わたしの脇に手を入れて立たせて 全部外して服を来て来い と言った
わたしは捨てられる と思い 声も出さず涙を流した
いや スマン 言葉が足らなかった 理解していると思い込んでいた
と ご主人様はわたしに説明してくれた
自宅はプライベートで日常だ プレイは非日常でおのおのが役割を演じて楽しむ 俺は調教するご主人様で抗えない快感で女が喘ぎ悶えるのを見ているのが好きなんだ それは俺たちの意思に基づいて演じられるプレイなんだ だから日常では支配され虐げられる事はなく強要も強制もしない 要望には応相談だ と
わたしがまだ乗っていた日常の地獄は割れて まだ不安定ながら自分が日常の上に座っているのに気がついた
地獄はこの優しい人に飼われてから終わったものだと思っていたが まだ捨てられるのが怖くて昔の日常にしがみついて飼われて居たいと思っていた
でも この人にとってわたしは所有物では無かった お互いがプレイの時だけ役割に成り切って委ね合う 言わば恋人同士のような関係だった
そうなのか?わたしは目から鱗が落ちたような気分だった
日常と非日常
分かったか と問われ コクコク 頷くと ご主人様は 後は頼む とバスルームへ消えた
あの人 2人ともお嫁さんにしてくれるつもりなのよ
怜子さんはわたしの部屋で身につけたプレイの道具を外すのを手伝ってくれながら 笑って言った
わたしが目を見張ると怜子さんは軽く口付けてくれた
晩御飯の前にお風呂になった
広いバスタブで3人でも余裕があった
俺のセックスはノーマルだ
と ご主人様は言った
プレイ中は別だが プライベートはノーマルだ
怜子と寝る時も君と寝る時も だ
だが 無理強いはしない プレイ中だけ 相手をして欲しいならそうするし 君が怜子と寝たいなら そうしろ
君は自由だ
わたしは ご主人様とはプライベートでも寝たいです お願いします 抱いて下さい 怜子さんがいいなら怜子さんとも愛し合いたいです ご主人様と怜子さんが愛し合った後がいいです わたしに怜子さんを下さい わたしは猫になって待っています 猫のわたしに怜子さんを下さい
ご主人様は危ぶむようにわたしの目を確かめたがニヤッと笑うと
変態だな 遥 と言った
わたしは ご主人様さまこそ と笑った
わたし達に理解が成立した
バスタブの中で愛し合った
随分と遅い晩御飯になった
妬んだ報いを受けている と思った
猫になろう と思った 猫になり切ろう と思った
何も考えず ただ可愛がられるだけでいよう と
わたし専用のキャットスーツを作ってくれる と言われた時も出来るだけ自分に厳しい物を と思った 身体のサイズを変えないよう伸縮性のない生地を選んだ
デザインも怜子さんのと違い バストのカバーもミニスカートも無くした
わたしの恥ずかしい姿を見て貰おう
それがわたしだから
その為 怜子さんのように営業中のプレイが出来ない事に後で気づいた
わたしの展示は常に休みの日で来るのはご主人様の同好の趣味の人だけだった
だから わたしは顔だけを隠し耳栓は無くわたしを鑑賞する人たちに乳房や秘所は晒していた
春になるとご主人様はわたしを散歩に連れ出した
幸せな時間だった
わたしだけのご主人様 貸し出される事も無く よそのペットとの交流もなく平和な時間だった
とうとう その時が来た
明日 わたしの非番の日に怜子さんが来る と
わたしはやっと楽になれる と思った
でも 怜子さんとも一緒に飼って貰えるかも知れない
わたしは興奮が止まらない とご主人様に迫って泊めて貰った
ご主人様はプライベートは調教は無しだ と言ってペット扱いしなかった
わたしは普通に愛された
わたしの魂はふわふわといつもは行った事のない快感を漂った
わたしの目から涙が流れていた ただ流れていた
朝 事務所で準備をしていた
変わらず優しい手つきでプラグのリードを巻かれラヴィアに触れられ紐を通され震える卵を閉じ込めた秘所を確かめる手のひらを感じて わたしは1匹の猫になった
怜子さんはわたしを見てびっくりした
ご主人様はリードを引いてカウチに座り わたしはカウチの横に座り込んで髪を振った
どんな話になっても猫になって飼って貰おうと思った
ご主人様が怜子さんにプロポーズした
わたしは絶望したがわたしも一緒だと言う
安堵で放心し快感で頭が白くなり怜子さんに抱かれて 泣いている怜子さんを見ても何も思わなかった
慌ただしく時は過ぎて たまに調教されごくたまに愛されて 挙式のひと月前に新居に越した
自分の部屋を与えられて荷物が片付いたら晩飯だからリビングに来い と言われて 荷物を片付け終えてから 裸になり自分で支度した
キャットスーツ無しで尻尾を付け 全部装備してリードの端は口に咥えて待った
声が掛かったので 出て行ってテーブルの端に両手を突き ペタリと座り込んだ
怜子さんは少し驚いた顔をしたが何も言わなかった
ご主人様は額に手を当てて唸った後 わたしの脇に手を入れて立たせて 全部外して服を来て来い と言った
わたしは捨てられる と思い 声も出さず涙を流した
いや スマン 言葉が足らなかった 理解していると思い込んでいた
と ご主人様はわたしに説明してくれた
自宅はプライベートで日常だ プレイは非日常でおのおのが役割を演じて楽しむ 俺は調教するご主人様で抗えない快感で女が喘ぎ悶えるのを見ているのが好きなんだ それは俺たちの意思に基づいて演じられるプレイなんだ だから日常では支配され虐げられる事はなく強要も強制もしない 要望には応相談だ と
わたしがまだ乗っていた日常の地獄は割れて まだ不安定ながら自分が日常の上に座っているのに気がついた
地獄はこの優しい人に飼われてから終わったものだと思っていたが まだ捨てられるのが怖くて昔の日常にしがみついて飼われて居たいと思っていた
でも この人にとってわたしは所有物では無かった お互いがプレイの時だけ役割に成り切って委ね合う 言わば恋人同士のような関係だった
そうなのか?わたしは目から鱗が落ちたような気分だった
日常と非日常
分かったか と問われ コクコク 頷くと ご主人様は 後は頼む とバスルームへ消えた
あの人 2人ともお嫁さんにしてくれるつもりなのよ
怜子さんはわたしの部屋で身につけたプレイの道具を外すのを手伝ってくれながら 笑って言った
わたしが目を見張ると怜子さんは軽く口付けてくれた
晩御飯の前にお風呂になった
広いバスタブで3人でも余裕があった
俺のセックスはノーマルだ
と ご主人様は言った
プレイ中は別だが プライベートはノーマルだ
怜子と寝る時も君と寝る時も だ
だが 無理強いはしない プレイ中だけ 相手をして欲しいならそうするし 君が怜子と寝たいなら そうしろ
君は自由だ
わたしは ご主人様とはプライベートでも寝たいです お願いします 抱いて下さい 怜子さんがいいなら怜子さんとも愛し合いたいです ご主人様と怜子さんが愛し合った後がいいです わたしに怜子さんを下さい わたしは猫になって待っています 猫のわたしに怜子さんを下さい
ご主人様は危ぶむようにわたしの目を確かめたがニヤッと笑うと
変態だな 遥 と言った
わたしは ご主人様さまこそ と笑った
わたし達に理解が成立した
バスタブの中で愛し合った
随分と遅い晩御飯になった
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