ちょっとHぃショートショート
続 溶けた女
おまえ 柳と付き合ってんだって
いきなり 他の研究室の奴に声を掛けられた
柳とは 佐和の事だ
え 何だって
だから 柳と付き合ってんのかって
休みに二人で居るの 見た奴が噂してんだよ
え いや 休みは家でゴロゴロして 女と遊ぶ余裕はないぞ
で よりによって佐和って
そうなのか おまえら普段から仲良いからさ
ありゃ 仲がいいんじゃ無くて佐和の尻拭いをさせられてるんだ
大学受験専門学校からの腐れ縁
と しつこい奴を躱して中庭の木陰のベンチに座る
見られてたらしいぞ
と ヒップフラスコを引っ張り出しながら呟く
中身は酒じゃなく この間の実験で溶けた佐和の残り100cc分だ
苦労して佐和はほぼ元に戻したが少し残ってしまった
フラスコの口金を緩める
隙間から水が浸潤して盛り上がり 透明な裸の女の姿が口金に腰掛ける
見られてたのね
服を買いに行った時
らしいな だから服は要らないと言ったろ
セクハラだわ セクハラ
オリジナル佐和はあの日の事が無かったように俺に接していた
こいつを元に戻す と言うのはオリジナルが居る時点で考慮の外だったが快感絶頂が実体化のキーなのは実証済みだったので 試しに100ccにもやって見た
人間サイズには手こずったがコイツの場合はサイズが小さいだけに案外 簡単だった
だが 当然 色々な要素が足りない為か透明だ
しかし 小佐和が面白がって自分を実験対象に刺激(主に快感刺激だったが)を与えたりした結果 任意に液状化実体化出来るようになり その上 俺の入浴中にバスタブに落ちて風呂の湯を取り込んでオリジナルサイズになった挙句 俺を襲いやがった
まあ 絶頂を迎えた結果 取り込んだお湯は分離して バスタブに浮いていたが
大体 おまえ実体化するたびに俺に襲いかかって服なんか着てないじゃないか
嗜みよ 嗜み
レディに失礼よ あなた
何が嗜みか セクハラ女が と腹の中では思うがオリジナル佐和と同じでこいつ見かけによらず服の中身は色っぽい
風呂の湯が適温で入浴剤を工夫すれば
人肌と同じ女の身体だ
このフラスコの小人はスケール ちっちぇー
と揶揄すると
じゃ プールに連れてってよ 巨大化して街を襲ってやるから
これが実現不可なのは以前 風呂場で実験済み オリジナルサイズよりデカくなると液体に戻ってしまうのだ
ま なんとか誤魔化したから お出かけお出かけ言うな
小人サイズなら何処でも一緒だろうが
つまんないよ 出来ないし
やったら 水ぶち撒けて 元 戻るだけだろうが スキもの
誰が後始末すると思ってんだ
何も考えてないとこは本人 そのままだ
小人サイズに不満はなさそうだしオリジナルと入れ替わるとか合体するとか言わないんで そのまま付き合っている
先の事は分からない
と 思っていたらその夜「先の事」が来襲した
風呂に入ってたらドアホン連打
宅配か と思ってほっといたらドアホンとドアを連打
しようがないんでバスタオル腰巻きでモニターを見たらオリジナル佐和
大佐和だ
開けてよ 早く
いや 今 風呂の最中で…
今は 其処に居るじゃ無い 開けなさいよ
ドアを叩き締めた佐和が裸の俺に詰め寄る
女と付き合ってんだって わたしとあんな事 しといて
なんの痴話喧嘩か
何の話だ 俺は誰とも おまえとも付き合ってないぞ
あなた 此処のベッドでわたしを好き勝手した挙句 付き合ってないって どう言う事
緊急措置 人命救助だったろうが
と 言い返しながら足先でトートバッグを押し込んで隠そうとしたのが悪かった
小佐和の着替え一式にサンダルが転げた
居るのね 今 居るのね お風呂ね
止める間も無く 風呂場の扉を開け
誰
と 叫んだ佐和が振り返って
話を聞きましょう
と 言った顔の怖い事
服だけは着せて貰って正座 小佐和も並んで
100ccの経緯から実体化実験 水との融合実験 と努めて学術的に話しているのに小佐和が茶々を入れて台無しに
ズルい
え 何が
ズルい そっちばっかり そっちのわたしと
いや しかし
黙って これからはわたし達で話し合う
あっち 行って
自分んちなのに寝室へ追いやられた
リビングでは佐和たちの声が高く低く 時に笑いも起きながら
そのうち 風呂場のドアの開く音とバシャッと水をぶち撒ける音がして 小佐和が元に戻ったのが分かった
どうなったんだろ
また リビングで高い佐和の声と普通の佐和の声がした
暫くしたらリビングでバシャッと水を撒く音
おいおいおい
元に戻ってたんじゃないのか
パタパタパタと軽い足音がして 少女サイズの佐和が顔を覗かせた その後ろからもう1人少女サイズの佐和
なんだ どうした 一体どうなった
最初の佐和が口を開いた
わたし達 一旦 融合して記憶を共有したの
わたし達って 融合したら1人になるんじゃないのか
元々の肉体的要素はほとんどがわたしの方にあるんだけど 小さいわたしは呪文の要素を分離中に取り込んだみたいで わたしの核は2つに分かれたみたい
そうなのよ お兄ちゃん
うるさい黙れ
樋山くんて あんな趣味があるんだ
そうかこいつら 記憶共有してやがった
肉体的要素がお互いに50%づつになったせいか 普通の肉体で分離してるの
後は足りない分の体積を水で補えば 2人して元通りの大きさになれるわ 肉体的にもね 取り込んだ水分は任意で分離できるようだし
佐和が2人 普通サイズの トラブルメーカーが2人 頭を抱えざるを得ない
で 今まで散々 そっちとだけお楽しみだったんだから 分かってるんでしょうね
分かってるって 何を 今からどうする気だ
今日から わたしが こっちに 居ます
正確には1週間交替でわたし達は来ます いいわね
ね お兄ちゃん
馬鹿 黙れ ややこしい
え 何 お前 俺が好きとかそういう事なのか
それは分かんないけど こんな楽しい事 除け者にはさせないからね
そうだった こんな奴だった しかも2人 弱みは小佐和に握られて
で さ 丁度 ベッドルーム あたし達は裸だし 樋山くんはそう言う趣味嗜好だそうだし
いやいやいや リアルで犯罪者になるつもりは毛頭御座いませんよ なに言ってるの
だから 犯罪者にならない機会をやろうってんじゃない わたし達は成人よ
おかしいおかしい
と 一応 理性に則って抵抗を試みたが少女佐和の色気には勝てず 上半身と下半身を別々に攻められて 気がついたら交替でオリジナルサイズになったらしく恐ろしい程 柔らかい女の身体に全身を押さえ込まれていた
いきなり 他の研究室の奴に声を掛けられた
柳とは 佐和の事だ
え 何だって
だから 柳と付き合ってんのかって
休みに二人で居るの 見た奴が噂してんだよ
え いや 休みは家でゴロゴロして 女と遊ぶ余裕はないぞ
で よりによって佐和って
そうなのか おまえら普段から仲良いからさ
ありゃ 仲がいいんじゃ無くて佐和の尻拭いをさせられてるんだ
大学受験専門学校からの腐れ縁
と しつこい奴を躱して中庭の木陰のベンチに座る
見られてたらしいぞ
と ヒップフラスコを引っ張り出しながら呟く
中身は酒じゃなく この間の実験で溶けた佐和の残り100cc分だ
苦労して佐和はほぼ元に戻したが少し残ってしまった
フラスコの口金を緩める
隙間から水が浸潤して盛り上がり 透明な裸の女の姿が口金に腰掛ける
見られてたのね
服を買いに行った時
らしいな だから服は要らないと言ったろ
セクハラだわ セクハラ
オリジナル佐和はあの日の事が無かったように俺に接していた
こいつを元に戻す と言うのはオリジナルが居る時点で考慮の外だったが快感絶頂が実体化のキーなのは実証済みだったので 試しに100ccにもやって見た
人間サイズには手こずったがコイツの場合はサイズが小さいだけに案外 簡単だった
だが 当然 色々な要素が足りない為か透明だ
しかし 小佐和が面白がって自分を実験対象に刺激(主に快感刺激だったが)を与えたりした結果 任意に液状化実体化出来るようになり その上 俺の入浴中にバスタブに落ちて風呂の湯を取り込んでオリジナルサイズになった挙句 俺を襲いやがった
まあ 絶頂を迎えた結果 取り込んだお湯は分離して バスタブに浮いていたが
大体 おまえ実体化するたびに俺に襲いかかって服なんか着てないじゃないか
嗜みよ 嗜み
レディに失礼よ あなた
何が嗜みか セクハラ女が と腹の中では思うがオリジナル佐和と同じでこいつ見かけによらず服の中身は色っぽい
風呂の湯が適温で入浴剤を工夫すれば
人肌と同じ女の身体だ
このフラスコの小人はスケール ちっちぇー
と揶揄すると
じゃ プールに連れてってよ 巨大化して街を襲ってやるから
これが実現不可なのは以前 風呂場で実験済み オリジナルサイズよりデカくなると液体に戻ってしまうのだ
ま なんとか誤魔化したから お出かけお出かけ言うな
小人サイズなら何処でも一緒だろうが
つまんないよ 出来ないし
やったら 水ぶち撒けて 元 戻るだけだろうが スキもの
誰が後始末すると思ってんだ
何も考えてないとこは本人 そのままだ
小人サイズに不満はなさそうだしオリジナルと入れ替わるとか合体するとか言わないんで そのまま付き合っている
先の事は分からない
と 思っていたらその夜「先の事」が来襲した
風呂に入ってたらドアホン連打
宅配か と思ってほっといたらドアホンとドアを連打
しようがないんでバスタオル腰巻きでモニターを見たらオリジナル佐和
大佐和だ
開けてよ 早く
いや 今 風呂の最中で…
今は 其処に居るじゃ無い 開けなさいよ
ドアを叩き締めた佐和が裸の俺に詰め寄る
女と付き合ってんだって わたしとあんな事 しといて
なんの痴話喧嘩か
何の話だ 俺は誰とも おまえとも付き合ってないぞ
あなた 此処のベッドでわたしを好き勝手した挙句 付き合ってないって どう言う事
緊急措置 人命救助だったろうが
と 言い返しながら足先でトートバッグを押し込んで隠そうとしたのが悪かった
小佐和の着替え一式にサンダルが転げた
居るのね 今 居るのね お風呂ね
止める間も無く 風呂場の扉を開け
誰
と 叫んだ佐和が振り返って
話を聞きましょう
と 言った顔の怖い事
服だけは着せて貰って正座 小佐和も並んで
100ccの経緯から実体化実験 水との融合実験 と努めて学術的に話しているのに小佐和が茶々を入れて台無しに
ズルい
え 何が
ズルい そっちばっかり そっちのわたしと
いや しかし
黙って これからはわたし達で話し合う
あっち 行って
自分んちなのに寝室へ追いやられた
リビングでは佐和たちの声が高く低く 時に笑いも起きながら
そのうち 風呂場のドアの開く音とバシャッと水をぶち撒ける音がして 小佐和が元に戻ったのが分かった
どうなったんだろ
また リビングで高い佐和の声と普通の佐和の声がした
暫くしたらリビングでバシャッと水を撒く音
おいおいおい
元に戻ってたんじゃないのか
パタパタパタと軽い足音がして 少女サイズの佐和が顔を覗かせた その後ろからもう1人少女サイズの佐和
なんだ どうした 一体どうなった
最初の佐和が口を開いた
わたし達 一旦 融合して記憶を共有したの
わたし達って 融合したら1人になるんじゃないのか
元々の肉体的要素はほとんどがわたしの方にあるんだけど 小さいわたしは呪文の要素を分離中に取り込んだみたいで わたしの核は2つに分かれたみたい
そうなのよ お兄ちゃん
うるさい黙れ
樋山くんて あんな趣味があるんだ
そうかこいつら 記憶共有してやがった
肉体的要素がお互いに50%づつになったせいか 普通の肉体で分離してるの
後は足りない分の体積を水で補えば 2人して元通りの大きさになれるわ 肉体的にもね 取り込んだ水分は任意で分離できるようだし
佐和が2人 普通サイズの トラブルメーカーが2人 頭を抱えざるを得ない
で 今まで散々 そっちとだけお楽しみだったんだから 分かってるんでしょうね
分かってるって 何を 今からどうする気だ
今日から わたしが こっちに 居ます
正確には1週間交替でわたし達は来ます いいわね
ね お兄ちゃん
馬鹿 黙れ ややこしい
え 何 お前 俺が好きとかそういう事なのか
それは分かんないけど こんな楽しい事 除け者にはさせないからね
そうだった こんな奴だった しかも2人 弱みは小佐和に握られて
で さ 丁度 ベッドルーム あたし達は裸だし 樋山くんはそう言う趣味嗜好だそうだし
いやいやいや リアルで犯罪者になるつもりは毛頭御座いませんよ なに言ってるの
だから 犯罪者にならない機会をやろうってんじゃない わたし達は成人よ
おかしいおかしい
と 一応 理性に則って抵抗を試みたが少女佐和の色気には勝てず 上半身と下半身を別々に攻められて 気がついたら交替でオリジナルサイズになったらしく恐ろしい程 柔らかい女の身体に全身を押さえ込まれていた
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