メタモルフォーゼ１０　影使い

嗚呼　陽司さん　陽司さん　嗚呼〜

信じられないくらい自分の身体が柔らかくなり陽司さんの身体に密着する
最初　４８手とか聞いて漫然とあぶな絵の絡み合いを思い浮かべたけど…
全くの別物だった
信じられない所まで陽司さんのペニスを受け入れて意識を飛ばさずに一通りの型が通せるようになるのにふた月掛かった
知っている体位は8手くらいで終わって１４手からは今までの私の身体では無理な形で陽司さんと絡み合った
今は型に伴う深い快感を覚える事にレッスンは移っていた

嗚呼〜嗚呼〜嗚呼！

拡張された私の身体の中を陽司さんの長いペニスが蛇のようにあちこちを突き　押し　場所によれば突き通る

ほ　本当に同じ事を…
嗚呼〜　本当に誠さんも

ああ　勿論　皆んな通る道だ
慣れたら大丈夫
俯瞰してこの状況を楽しめるようになる

嗚呼〜無理無理無理です〜
嗚呼！

裏までを2回　何とか意識を保つ
でもフィニッシュをキープ出来ずに意識をロスト

朝を迎える
誠さんに由美さんと4人で朝食も何度目か

はい　珈琲
碧さんは可愛い系で若返って下さいね

それは私に言われても…

いや　これは刷り込みですから
何だったら私は今からでもボーイ系で行きたいくらいです

あ　誠さん　そっちは私が行きますからご心配なく

と　由美さんが茶々を入れる

由美さんはもう立派な乳に女体化を果たしてるじゃないですか

じゃあ　誠さんは尚更なんじゃ無いんですか

俺はボーイと絡むつもりは無いからな？
そっちは自分の伝授の時に経験済みだ

え〜　そうなんですか？

あ〜　そうだった！

ダブルで声が上がる

何？

と　私が聞くと陽司さんは

一族の伝授は男女双方向の伝授になるんだ
能力を使って自分の影を異性体化させて伝授を受ける
俺の時は女体化して二十歳代の親父の影に伝授されてまるで自分に伝授されてるみたいだったよ

うわぁ…

ひたすら化学式を唱えてたな

あの…じゃあ本来の性の時は？

はあ…お袋の影
二十歳だったからまるで今の姉貴だな
エディプスコンプレックスが刷り込まれないのは事前に修練を受けてるからだ
…考えれば相愛の相手に伝授する　と言う事が一族内では少ないから…かな

あの　普通　一族ではどんな具合なんですか？

と　由美さんが聞く

普通は惣領家が引き受けるものだな
本家や分家惣領家　分家四家の場合は他の分家から交流も兼ねて能力に目覚めて二次性徴が終わった若いのが何人かずつ交換に送られてくる
俺の場合は分家四家の惣領の跡取りの予備要員だったから伝授の技術込みで姉貴と一緒に仕込まれたんだ
…そっちの郷ではどうだったんだ？

長老会ですね
誰が伝授の担当になるか　は分からないようにして若い影が相手になる　と言う事でした
でも確率的に私の場合　ウチの父が担当になる可能性もあったんで…助かりました

嫁にやられたのが　か？

…結果的に

私も誠さんも顔を見合わせてニヤッと笑った