休日9 影使い

伽奈さんは車に乗るや否や服を取り去られて裸にされ最後部座席の三人掛けシートの真ん中に手足を拡げて拘束された
勿論　シートベルトを装着した上でだけれど
目隠しもされて荷物のように放置された伽奈さんを置いて私たちは運転席シートに３人並んで座って出発した

おまえたち　後ろのシートでも良かったんだぞ？

え？でも車がデカいからシートもゆったりじゃないですか？
ねぇ　梓？

そうですね
でも　私も誠さんは後ろかな？って思いました

あ　伽奈さん気にしないで下さいね
こう言う状況も楽しみたいかな？って気を利かせただけですから

後ろを振り返って見ても素敵に浅黒い肌を晒して拘束された伽奈さんからは返事は無い

ところでご主人様
アレ　伽奈さんだけ特別ですよね？

と　ご主人様に言った

アレか？

と　伽奈さんの秘所に銀色の金属が食い込んだように光っているのをバックミラーでチラッと見てご主人様が言った

最初はピアスが欲しいって言われて根負けして入れたんだけど　ホラ　怜子や誠はラヴァが薄くて小さいから細紐拘束も映えたんだが…

と　少し言い淀んで

伽奈は　なぁ　ラヴァもヴァギナも多肉植物のように肉厚でピアスじゃ　食い込んで痛々しくてな
ヘアクリップのバンスクリップの形を参考にピアス孔を櫛が噛んで押さえ込む金具を作ったんだ
あれなら　壊れない

何か小さな鍵までくっ付いてるみたいですけど？

ああ　細い金属片を抜かないと元々　開かない構造なんだが　まあ　気分だな

…あれ　赤くアルファベットが彫ってありますよね？伽奈さんの名前？

誠は聡いな
伽奈は随分後になるまで気が付かなかったぞ？

ふ〜ん

と　私は伽奈さんの身体を見た

伽奈さんは話が聞こえているので低く呻きながら嫌々をするように小さく頭を振っている

伽奈さんって姉さんのペットですよね？

うん？ああ　理音が怜子のペットなのと同じだな
飛鳥が理音の　みたいな関係だ

あの　ご主人様？

なんだ？

伽奈さん　わたしが貰ってもいいですか？
暫く　姉さん　構えなくなるし私も構って貰えないし

伽奈は遥の憧れの同期らしいから　誠のにする訳にはいかないが遥の手が空くまで誠が預かるって事ならいいぞ？

あ　勿論　それでいいです
伽奈さん　いいかな？暫く私のものって事で

伽奈さんは俯いたまま　太腿を閉じてモゾモゾと脚を動かした