ちょっとHぃショートショート

双樹\u3000一

由美10 影使い

あああ 私は何でここまで調べてるんだろう

と 結構 セキュリティが高く難易度の高いマンションに潜り込んで今 柳陽司の天井裏に潜んでいる
調べておいた自宅住所に先回りして忍ぼうと思っていたが中腰で歩けるくらいの天井裏から柳陽司を確認したのはキッチンに入ってからだった
3人で夕食の用意をしている最中らしい
話には聞いて半信半疑だったが柳陽司は手早く簡単な料理を数品 作っていく
後の2人は食器の準備やテイクアウトしたらしい惣菜を盛っている
4人分をリビングのテーブルに並べ終わる頃に女性が1人 帰って来た

怜子さん お邪魔してます

怜子さん お勧め 買って来ました

あらあら 梓ちゃん久しぶり
まこちゃん この間の?
ありがとう

済まないな 怜子

いいわよ
支度してくるから始めてて

とんでもない美人だった
高瀬美希も美人だが何か作り物めいたものがある
怜子さんにはイキイキした動きがある

食事中の会話にも里関連の話があり 7人の妻に関しても補完する情報が集まった
怜子 誠 梓の3人の他 遥 由香 理音 飛鳥の7人がペットであり 妻であるらしい
所謂 変態の犠牲者が怜子と遥と理音
遥に至っては高瀬美希にも変態調教を受けたらしい
梓ですら高瀬美希に飼われそうになった所を逃げ出せたらしい
逃げ出し損ねたのが由香と言う女性でこちらは酷く壊されらしいが会話からはなんとか復活した様子が見てとれる
その5人以外の変態の犠牲者を今回 救うプロジェクトと言う事らしい
普通に個人の手に余る事だと思うんだが?

夕食の片付けにキッチンとリビングを3人が動く間に先に怜子にはお風呂を済ませるよう 柳陽司が言う

何だ 私がときめくのは何だ

怜子と入れ替わりに3人がバスルームに消える
怜子は先に休むから と柳に言い 柳は謝る
本妻なんだろ?

デッカいバスタブに3人入っている
いよいよ始まってしまうのか と思ったが柳陽司が誠を捕まえて髪をシャンプーするのを当然のように梓が順番を待つ様子
席を梓に譲って誠は身体を洗って次いでに柳の身体も泡だらけにする
梓と柳の泡を一斉にシャワーで誠が流して最後に柳にバスタブの中に放り込まれて2人から身体をイタズラされる

何だ これ
変態じゃ無いのか?
いや 本妻を先に寝かせて愛人2人相手にバスタイムもおかしいのはおかしいが…
淫靡さにかける
お互いの身体をバスタオルで拭きあってそのまま裸で部屋を移動する
天井裏をこちらと思しき部屋へ音を抑えて移動する
腹這いの楽な体勢で薄く作業口を開ける
大きなベッドの斜め上だった
裸の男女3人
始まるに違いない
あの高瀬美希がやっていたような事が…

ええっと 梓からでいいですか?ご主人様?

誠さん…

私は梓より結構 進んでるんですよね?

そうだな 
梓?

呼ばれて梓はおずおずと柳陽司のかいた胡座に身を任せた

何を私は見せられているのか
多分 奥義の伝授と思われる性技の体位を何かの前衛的ダンスのような滑らかな動きでいながら甘やかな恋人同士の秘め事のような濃密さもあり…駄目だ!

私は撤収して頭を抱えた

柳陽司と言う人間

私が里から連帯の証に愛人として差し出される相手 の筈なのだけれど….
変態で妻を7人も抱えて 高瀬美希とも何か関わりがある
有りか無しかで言えば 無しの筈だ
その筈だ
父も(あの狸!)嫌なら断れ と言っている
あれは私が断らない と判断しているからだ
外見は特段にイケオジと言う訳では無い
背が高く着痩せする身体は鍛えてあり捉え所のない飄々とした感じは余裕があり包容力を感じる
…変態を強要しないなら
観察した感じ 女に無理強いするような狭量な男では無さそう…

"もしもし 私"

"おお 早いな 決めたか?"

"うん はい 影を遣ります"

"な?面白そうな男だろ"

ふふふ と笑って

"そうだね バカだね あの人"

と 答えた

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