ちょっとHぃショートショート

双樹\u3000一

新しい季節10 影使い

本義の四十八手を骨がないように柔らかく身体を撓らせる誠相手に繰り返す
薄く目を閉じた誠は赤い唇を時折 ピンク色の下で舐める
小さな誠の身体がオモチャのように俺の上になり下になり絡みつく

ご主人様 嗚呼 ご主人様 好きです…

9個のピアスを鈍く光るヴァギナを股間に持つ誠は最初の俺の3人のペットの1人だ
美希と俺が最初のペットである玲子に被虐の証として施術させ 美希が飽きて俺の所に捨てた遥にも美希が同じ証を付けた
遥の妹である誠は我から望んでピアスを付けたが今にして思えば独り立ちして初めて自分の性向を満たす事の出来るパートナーを得て舞い上がってしまった感は否めない
彼女らには叱られるが 俺がそのように思う事は止められない
その後 美希に壊されそうになった梓を拾い 壊された由香と理音を拾い 俺の外面に騙された飛鳥を加えて7人もペットとして責任を持つようになってからは 特にそうだ
このひと月の間に締まるべきは締まり厚みを持つべき所は厚みを持った誠はシルエットだけなら玲子とも遥とも見分けが付かないプロポーションとなった
何のバランスがこのプロポーションを求めるのか分からない
誠は両足で俺の腰を絞めながら果てない快感を味わっている
月が窓に登って俺と誠の痴態を見ている視線を感じる
回復した梓が俺と誠の横に来る
頷く誠に梓は口付けて誠の横に横たわる
俺は誠に強く口付けて身を離し梓に覆い被さる
誠は軽く服を羽織って部屋を出ていく
温泉に行くようだ
梓の身体を俺が導く前に梓は身体を捩って最初の型に持って行った

大分 覚えたな 梓

はい 理音ちゃんたちを待たせたら悪いですから
嗚呼 嗚呼 でも 気持ちいいです
我慢出来ない

我慢はしないでいいんだ
快感を受け入れた上で身体に覚えて貰う事があるからな

嗚呼 もっと ですか?
もっと 気持ちいい事?

もっと って言うか個人差はあるけど感受性を高めている最中だからなぁ
梓の今の感覚から言うと三倍から十倍の間くらい?

嗚呼嗚呼嗚呼… 壊れてしまいます…

大丈夫 快感が過ぎて死んだ奴はいないから
誠は今 奥義の本義を修めている最中だから確実に十倍の感覚をコントロールしてる筈だよ

身悶えしながらも梓は六番目から七番目の体位に身体を動かした
セミロングの髪が汗に濡れてこの子も温泉に浸かる必要があるだろう

嗚呼あ 気持ちいい!

元々 良かったプロポーションがやはり変化を見せている
白い乳房に尖った乳首が赤く染まって 誘うようだ
口に含むと背筋を仰け反らせ締め付けてくる

き 気持ち良過ぎたら覚えなくちゃいけない事を覚えられないかも…嗚呼

ああ そんな相手の時の対応もあるんだ

ええ?

閉じた目を開いて梓が俺を見る

うん 偶に 性感が高すぎる子もいるからな

…どうするんですか?縛ったり?

縛っちゃ 体位が覚えられないだろ?
いいか?

俺は梓のこめかみと首筋に両手を回して有るか無きかの力を流した

え?あ?あああ

十二番目の型のまま自分の身体のコントロールを失った梓は俺に人形のように身体を扱われて快感に呻き続けた
四十八番を終わって額の中央 眉間の下辺りに力を流す

あ あ あ…

力を取り戻した自分の身体を確かめるように乳房を抱きしめて見る梓に

どう?俺は実際にはやった事は無いんだが…

嗚呼 あ 来て下さい ご主人様

と 梓の開いた太腿の奥に押し入り本義の型には入らずゆっくりと梓を責めた
この程度の責めなら梓も楽しめるようになっている

…凄いです 凄かったです
身体が動かない分 快感だけがダイレクトで…
どこがどうなって気持ちいいのか客観的に見ている自分がいて…

快感は?

頭の芯が痺れる程 気持ちいいです…
ご主人様 これ 悪用したら抵抗できる女の子 居ない…

悪用すれば な
武家時代にハグれた同族が女郎屋をやって粛清された話があるよ

…え?

お上にバレたら一番に追われるだろうからな
今だって目をつけられたらお終いだよ

クスッと梓は笑った

でも私たちに赤ちゃん 作ってくれるんでしょ?
皆んな 妻にして?

まあ な
俺もヤバい橋を渡っているって事だよ
…ここを俺たちの隠れ里にして家族で安全に暮らせるようにして な

嗚呼 ご主人様…

楽しみの為のセックスに移行している時に温泉から帰って来た誠に梓がさっきの体験を話したものだからまたゾロ 体験セックスを誠もおねだりして来て 見事に可憐なラブドールになった誠相手に裏二十四手を繰り返す事になり2人は交代交代に俺に絡みつき朝方まで嬌声は続いた

開けたままの窓から朝の冷気が入りクシャミで目が覚め寝ている2人にはタオルケットを被せ 温泉に入るつもりで下に降りたが 気が変わって散歩に出た
裏にあった神社に参拝に参った
ウチの本家と同じ神を祀る神社が気になったからでもある

二拝二拍手一拝

顔を上げると何かが飛んでくる気配がして身を躱して掴むと縄を束ねたものだった
が 空を切る音がしてまた何か身体の傍を走る
俺は縄を解いて捌いた
鞭のようなものが二度三度 走る
縄術で受け 躱し 絡めて引く
急に辺りを硬くしていた殺気が消えた

なるほど 本家の縄術のようだけんど…

姿を見せたのは健さんだった

柳さん あんた 何者だ?

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