ちょっとHぃショートショート
ペットロス 影使い
柳 大丈夫なのか?
と 織田に声を掛けられた
ん?大丈夫そうか?
いや 俺が聞いてるんだよ
こっちが不安になる佇まいだよ?
そうか 自覚は無いんだ 済まないな
余計にタチが悪いよ
取り敢えず 聞いてた奴 出来たから見てくれ
あ そうか
ありがとう
地下カフェ 行こうか
相変わらず遅い注文とりを待つ間に織田が鞄から取り出したのは革の首輪だ
留め具の所には注文通り小さなハート型のキーが付いている
どう?こんな感じだが?
いいな よくピッタリの鍵 見つけて来たな
ああ 色々探してオモチャの女児用のカバンに付いてたのを流用したんだ
うん これでいいよ
幾らだ?
金なんていいよ
じゃあ 取り敢えずこれ 納めてくれ
と万札2枚 渡した
お おい 柳!多いよ!
ん?何 言ってんだ
買ったらそんなもんだぞ?
ペットショップじゃ無くてアダルトグッズだからな
…それにしても
いい いい どうせ俺の金じゃ無いし
部の予算なら尚更…
いや 個人的に学祭に来てくれる作家先生に渡すんだ
ああ あの主人公が自作してヒロインに渡す奴だったな?
そうそう
おまえの金だろうに
まあ 使ってしまいたい気分だし 無駄金にするより織田に貰って貰う方が有意義だしな
…なら 貰っておくけど
ねぇ ホントに大丈夫なのか?
ん?ああ どうやらペットロスらしい
気が抜けてて済まないな
ふうん?
と納得しかねている顔のまま 織田は頷いた
無気力でいてもやらねばならない事はやらねば進まない
クラブハウスに顔を出して学祭の進捗状況をチェックして全体の指示を八木さん長谷さんと共有して各班の作業を進めた
アンケートの分母はやはり大きい方がいいが集計して結果から論評を書かなくてはならないからお尻を決めてやるべき事を逆算した
じゃ長谷さんはそんな内容で新しいアンケートポスターの作成 お願いします
はい
岡は昼休みなら昼休みに決めてアンケート箱の回収と集計表に記入してアンケート用紙の分類とファイリングな
纏めてブリーフケースに突っ込んどくなよ?
お〜い
返事!
はぁい
あ〜 この頃 あの派手な子 どうしたんですか?
見ないですけど?
長谷さんの耳が立つのが見えたようだ
お母さんの実家のある土地に帰ったよ
俺はお世話がかりだったからな
なになに 柳 私以外の美人 お世話してたんだ?
なんだまた来たのか?高瀬
と肩口から顔を覗かしている高瀬美希を見ずに言った
あ わあ!
と岡が後退り 何かにぶつかって音を立てた
…なんか しょぼくれてるね?
猫でも逃した?
俺は鼻が触れるような位置にある高瀬美希に方へ向き直り
…おまえ ホントに黙ってると美人なのに な
な 何 ホントの事 言ってんのよ?アンタ やっぱりどこか悪い?
熱でもあるの?
せ 先輩!
と 長谷さんの声がする
…悪い
じゃ それぞれ担当の分 進めてください
じゃ 俺は帰るから
何組かの視線を感じながらクラブハウスを出た
キャンパスを歩きながら マスターにバイトを休む連絡を入れる
"はは 柳くんも鬼の霍乱と言う奴ですね ペットの世話ばかりして自分の方を疎かにしては駄目ですよ お大事に"
なんだ やっぱり調子悪いんじゃない
と横で声がする
なんだよ
おまえこそ 珍しく絡むじゃないか
アンタこそ珍しく調子落としてんじゃ無いわよ
…私は自分が怪物である自覚はあんのよ?
普通は外見に騙されて寄って来る奴は多いけど アンタみたいに怪物だと分かってて平気に接して来る奴は珍しいのよ
アンタもある種の怪物の匂いがするし…
それなのに何?ペットにでも逃げられた?
高瀬美希は俺が口を開く前に
何?図星なの?ウケる!慰めてあげようか?
この間の仇を弱った俺から取るつもりなら高瀬美希ともあろう者が落ちぶれたもんだな?
何?減らず口が叩けるなら大丈夫ね?
帰るわよ?
ああ 塩だけは貰っておくよ
ありがとうよ
と 織田に声を掛けられた
ん?大丈夫そうか?
いや 俺が聞いてるんだよ
こっちが不安になる佇まいだよ?
そうか 自覚は無いんだ 済まないな
余計にタチが悪いよ
取り敢えず 聞いてた奴 出来たから見てくれ
あ そうか
ありがとう
地下カフェ 行こうか
相変わらず遅い注文とりを待つ間に織田が鞄から取り出したのは革の首輪だ
留め具の所には注文通り小さなハート型のキーが付いている
どう?こんな感じだが?
いいな よくピッタリの鍵 見つけて来たな
ああ 色々探してオモチャの女児用のカバンに付いてたのを流用したんだ
うん これでいいよ
幾らだ?
金なんていいよ
じゃあ 取り敢えずこれ 納めてくれ
と万札2枚 渡した
お おい 柳!多いよ!
ん?何 言ってんだ
買ったらそんなもんだぞ?
ペットショップじゃ無くてアダルトグッズだからな
…それにしても
いい いい どうせ俺の金じゃ無いし
部の予算なら尚更…
いや 個人的に学祭に来てくれる作家先生に渡すんだ
ああ あの主人公が自作してヒロインに渡す奴だったな?
そうそう
おまえの金だろうに
まあ 使ってしまいたい気分だし 無駄金にするより織田に貰って貰う方が有意義だしな
…なら 貰っておくけど
ねぇ ホントに大丈夫なのか?
ん?ああ どうやらペットロスらしい
気が抜けてて済まないな
ふうん?
と納得しかねている顔のまま 織田は頷いた
無気力でいてもやらねばならない事はやらねば進まない
クラブハウスに顔を出して学祭の進捗状況をチェックして全体の指示を八木さん長谷さんと共有して各班の作業を進めた
アンケートの分母はやはり大きい方がいいが集計して結果から論評を書かなくてはならないからお尻を決めてやるべき事を逆算した
じゃ長谷さんはそんな内容で新しいアンケートポスターの作成 お願いします
はい
岡は昼休みなら昼休みに決めてアンケート箱の回収と集計表に記入してアンケート用紙の分類とファイリングな
纏めてブリーフケースに突っ込んどくなよ?
お〜い
返事!
はぁい
あ〜 この頃 あの派手な子 どうしたんですか?
見ないですけど?
長谷さんの耳が立つのが見えたようだ
お母さんの実家のある土地に帰ったよ
俺はお世話がかりだったからな
なになに 柳 私以外の美人 お世話してたんだ?
なんだまた来たのか?高瀬
と肩口から顔を覗かしている高瀬美希を見ずに言った
あ わあ!
と岡が後退り 何かにぶつかって音を立てた
…なんか しょぼくれてるね?
猫でも逃した?
俺は鼻が触れるような位置にある高瀬美希に方へ向き直り
…おまえ ホントに黙ってると美人なのに な
な 何 ホントの事 言ってんのよ?アンタ やっぱりどこか悪い?
熱でもあるの?
せ 先輩!
と 長谷さんの声がする
…悪い
じゃ それぞれ担当の分 進めてください
じゃ 俺は帰るから
何組かの視線を感じながらクラブハウスを出た
キャンパスを歩きながら マスターにバイトを休む連絡を入れる
"はは 柳くんも鬼の霍乱と言う奴ですね ペットの世話ばかりして自分の方を疎かにしては駄目ですよ お大事に"
なんだ やっぱり調子悪いんじゃない
と横で声がする
なんだよ
おまえこそ 珍しく絡むじゃないか
アンタこそ珍しく調子落としてんじゃ無いわよ
…私は自分が怪物である自覚はあんのよ?
普通は外見に騙されて寄って来る奴は多いけど アンタみたいに怪物だと分かってて平気に接して来る奴は珍しいのよ
アンタもある種の怪物の匂いがするし…
それなのに何?ペットにでも逃げられた?
高瀬美希は俺が口を開く前に
何?図星なの?ウケる!慰めてあげようか?
この間の仇を弱った俺から取るつもりなら高瀬美希ともあろう者が落ちぶれたもんだな?
何?減らず口が叩けるなら大丈夫ね?
帰るわよ?
ああ 塩だけは貰っておくよ
ありがとうよ
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