ちょっとＨぃショートショート
AND THEN13 影使い
バスタブの中で七海は奔放に俺を求め 仕込まれた性技で俺を負かそうとでもするように挑んで来たが付け焼き刃の調教のテクニックくらいで負ける訳もなく漸く意識を失った細くて軽い身体を抱き上げてバスタオルで包み ベッドに運んだ
…ひと山 超えたってとこかなあ
と呟いて 七海にパジャマを着せて俺も明日に備えて眠った
朝 起きた七海は気まずそうな割に嬉しそうな顔をして
ご主人様
と呼んだ
分かったから朝食だ
それと七海 脱いだパジャマは洗濯機に入れろ
下着はそっちのネットだ
顔を洗っておいで
存外 素直に言う事を聞いてテーブルに戻って来た
今日はその格好で行くんだ？
はい！
サイドを上げてマーブルに染めた髪を見せてピンクのスキニージーンズ 白にTシャツだ
まあ 誰が見ても秘書のイメージは無いね
と言うと嬉しそうに頷いた
キャンパスを2人で歩いていると
柳！今日は派手な子 連れてるな？
と言う声が何人かから掛かる
1人は織田だったが そっと
訳ありかい？
と聞くあたり織田らしい
落ち着いたら話すよ
と言うと納得してくれる
ただ 長谷さんだけ 何か怒ったような顔をして早足で行きすぎた
ご主人様 今 彼女さんとか居ないんですよね？
と七海が聞くので
彼女持ちでペット飼うほど鬼畜じゃないよ
俺はペット＝彼女 と言う変態だからな
と言ったら嬉しそうな顔をした
授業中もくっつき過ぎて一度 注意を受けた
七海はペロッと下を出した
講座も終わり本部棟に行きながら連絡だけ入れた
本部棟地階の専用エレベータ前でもう一度連絡を入れてエレベータを降ろしてもらう
理事長フロアの応接室に顔見知りの職員に案内され暫く待つように言われる
彼も今回の一件を知るうちの1人だ
チラッと七海を窺って戻って行ったが七海は気付かない
20分ほど待たされて理事長が来る
ああ 良いから掛けなさい
と対外的な口調で七海に話しかける
矢島七海さん 今回の件で不自由をおかけしている事をお詫びする
と しおらしげに頭を下げる
また 事態の収拾が後手に回り貴女には辛い思いをさせてしまった
申し訳ない
だからと言う訳ではないが当大学において貴女を秘書課員として雇用した上で心身の調子が平常に戻るまでの間 出勤に及ばない
彼を通して
と俺を指して
何か要る物が有れば言ってくれればいい
秘書の女性がお茶を置いて 礼をして出て行く
チラッとドアを見た理事長は肩の力を抜いてドサっと背凭れに身体を倒した
で 柳 具合はどうなんだ？
と口調を改める
七海は驚いて目を見張る
七海が驚いているじゃないですか
あ〜こっちが平常運転だから驚かないでいいよ
具合とは？どの部分ですか？
七海のトラウマは昨日今日では解消しませんよ？
あ〜 そうじゃない
と 理事長は手を振る
美香に散々に叱られたんだ
ペットの件に決まっておる
俺は七海と目を合わせて頷いて
あ それは七海からの申し入れが昨日あって一応 七海は俺のペットです
実質の関係はまだですが 期間は七海が自分を認められるようになるまで です
理事長は顔を顰めて
まどろっこしい男だな お前は
ずっと面倒見てやったって良いんだぞ
バカ言わないでくださいよ
七海だって変態じゃない相手の方が良いと思う日が来るかも知れないのに俺が囲い込んだら可能性が狭められるじゃないですか
は〜 と態とらしくため息をついて
では また儂が美香に怒られることになるじゃないか
お前ならそう言う責任の取り方をするだろう
なのに責任だけを押し付けて！と怒られたんじゃ
まあ 美香さんならそう言うでしょうね
大体 七海は責任の代償に貰う景品じゃないですからね
ふん！まあそうじゃな
と 理事長は七海にウインクして
七海さん こいつはこの歳で女たらしのテクニシャンだが誠実な男だ
飽きるまで可愛がって貰いなさい
ああ うちのがまた 会いたいと言っておったぞ
近いうちに来い
と言って手を振った
退出の合図だ 俺は頭を下げて七海を連れて廊下に出た
最初の秘書課の男が待っていた
…今回の相手もなかなかですね
と呟くように言うので
全くですよ しかも孫娘の内縁の夫に愛人を押し付けて笑っているなんて
大したクソジジイですよ
と俺が普通の声で答えると
聞こえとるぞ！ と中から理事長が喚いた
俺たちは笑ってエレベータに乗り込んだ
あの ご主人様 美香さんて誰ですか？
と帰りのバスの中で七海が聞く
うん？ああ キミの前のペットだよ
と言うと七海は俯く
ああ 美香もある事件の被害者で ね
理事長の孫娘さ
七海はびっくりして顔を上げる
え？お孫さん？お孫さんがご主人様のペットだったって知ってるんですか？
ああ 知ってる知ってる
ああ見えて怖い裏側の顔も持っている人なんだ
しかも俺と同じ変態だと来てる
さっき会いたがっていた理事長の奥様も知っているよ
なかなか 複雑ま案件だったんだ
結果 理事長に認められてコネクションが繋がっている
因みに美香は今年33歳だよ
今は九州の方の関連大学で准教授目指して研究中で婚約者も決まったって聞いたな
婚約者？さっき内縁の夫だって…
ふふ
俺は責任を取れ と言われたら結婚するつもりだったんだ
ただ 美香はこの学校法人の跡取りでね
然るべき人間と結婚しなくちゃならなかったんだ
その時 理事長から嫌だと言うなら 愛人か もしくは…
手で銃を撃つジェスチャーをして
選べって言われて 理解出来ますから身を引きます ってお別れしたんだ
七海はそれをどう捉えたか知らないけれど俺の腕にしがみついて
今は私がいますから
と言った
…ひと山 超えたってとこかなあ
と呟いて 七海にパジャマを着せて俺も明日に備えて眠った
朝 起きた七海は気まずそうな割に嬉しそうな顔をして
ご主人様
と呼んだ
分かったから朝食だ
それと七海 脱いだパジャマは洗濯機に入れろ
下着はそっちのネットだ
顔を洗っておいで
存外 素直に言う事を聞いてテーブルに戻って来た
今日はその格好で行くんだ？
はい！
サイドを上げてマーブルに染めた髪を見せてピンクのスキニージーンズ 白にTシャツだ
まあ 誰が見ても秘書のイメージは無いね
と言うと嬉しそうに頷いた
キャンパスを2人で歩いていると
柳！今日は派手な子 連れてるな？
と言う声が何人かから掛かる
1人は織田だったが そっと
訳ありかい？
と聞くあたり織田らしい
落ち着いたら話すよ
と言うと納得してくれる
ただ 長谷さんだけ 何か怒ったような顔をして早足で行きすぎた
ご主人様 今 彼女さんとか居ないんですよね？
と七海が聞くので
彼女持ちでペット飼うほど鬼畜じゃないよ
俺はペット＝彼女 と言う変態だからな
と言ったら嬉しそうな顔をした
授業中もくっつき過ぎて一度 注意を受けた
七海はペロッと下を出した
講座も終わり本部棟に行きながら連絡だけ入れた
本部棟地階の専用エレベータ前でもう一度連絡を入れてエレベータを降ろしてもらう
理事長フロアの応接室に顔見知りの職員に案内され暫く待つように言われる
彼も今回の一件を知るうちの1人だ
チラッと七海を窺って戻って行ったが七海は気付かない
20分ほど待たされて理事長が来る
ああ 良いから掛けなさい
と対外的な口調で七海に話しかける
矢島七海さん 今回の件で不自由をおかけしている事をお詫びする
と しおらしげに頭を下げる
また 事態の収拾が後手に回り貴女には辛い思いをさせてしまった
申し訳ない
だからと言う訳ではないが当大学において貴女を秘書課員として雇用した上で心身の調子が平常に戻るまでの間 出勤に及ばない
彼を通して
と俺を指して
何か要る物が有れば言ってくれればいい
秘書の女性がお茶を置いて 礼をして出て行く
チラッとドアを見た理事長は肩の力を抜いてドサっと背凭れに身体を倒した
で 柳 具合はどうなんだ？
と口調を改める
七海は驚いて目を見張る
七海が驚いているじゃないですか
あ〜こっちが平常運転だから驚かないでいいよ
具合とは？どの部分ですか？
七海のトラウマは昨日今日では解消しませんよ？
あ〜 そうじゃない
と 理事長は手を振る
美香に散々に叱られたんだ
ペットの件に決まっておる
俺は七海と目を合わせて頷いて
あ それは七海からの申し入れが昨日あって一応 七海は俺のペットです
実質の関係はまだですが 期間は七海が自分を認められるようになるまで です
理事長は顔を顰めて
まどろっこしい男だな お前は
ずっと面倒見てやったって良いんだぞ
バカ言わないでくださいよ
七海だって変態じゃない相手の方が良いと思う日が来るかも知れないのに俺が囲い込んだら可能性が狭められるじゃないですか
は〜 と態とらしくため息をついて
では また儂が美香に怒られることになるじゃないか
お前ならそう言う責任の取り方をするだろう
なのに責任だけを押し付けて！と怒られたんじゃ
まあ 美香さんならそう言うでしょうね
大体 七海は責任の代償に貰う景品じゃないですからね
ふん！まあそうじゃな
と 理事長は七海にウインクして
七海さん こいつはこの歳で女たらしのテクニシャンだが誠実な男だ
飽きるまで可愛がって貰いなさい
ああ うちのがまた 会いたいと言っておったぞ
近いうちに来い
と言って手を振った
退出の合図だ 俺は頭を下げて七海を連れて廊下に出た
最初の秘書課の男が待っていた
…今回の相手もなかなかですね
と呟くように言うので
全くですよ しかも孫娘の内縁の夫に愛人を押し付けて笑っているなんて
大したクソジジイですよ
と俺が普通の声で答えると
聞こえとるぞ！ と中から理事長が喚いた
俺たちは笑ってエレベータに乗り込んだ
あの ご主人様 美香さんて誰ですか？
と帰りのバスの中で七海が聞く
うん？ああ キミの前のペットだよ
と言うと七海は俯く
ああ 美香もある事件の被害者で ね
理事長の孫娘さ
七海はびっくりして顔を上げる
え？お孫さん？お孫さんがご主人様のペットだったって知ってるんですか？
ああ 知ってる知ってる
ああ見えて怖い裏側の顔も持っている人なんだ
しかも俺と同じ変態だと来てる
さっき会いたがっていた理事長の奥様も知っているよ
なかなか 複雑ま案件だったんだ
結果 理事長に認められてコネクションが繋がっている
因みに美香は今年33歳だよ
今は九州の方の関連大学で准教授目指して研究中で婚約者も決まったって聞いたな
婚約者？さっき内縁の夫だって…
ふふ
俺は責任を取れ と言われたら結婚するつもりだったんだ
ただ 美香はこの学校法人の跡取りでね
然るべき人間と結婚しなくちゃならなかったんだ
その時 理事長から嫌だと言うなら 愛人か もしくは…
手で銃を撃つジェスチャーをして
選べって言われて 理解出来ますから身を引きます ってお別れしたんだ
七海はそれをどう捉えたか知らないけれど俺の腕にしがみついて
今は私がいますから
と言った
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