オリジン8 影使い

申請書は受け付けて貰った
企画書の意図をその場で問われて　キチンと内容を口頭でも申請させられて扇情的な企画ではない旨　確認され　企画書の写真作品以上に扇情的にならないように釘を刺されて受理して貰った

やった！あと6カットだ！何とかなる　なる！

その足で施設課に茶華道部室の利用申請をして　企画書の受理印を振りかざし　俺を前に押し立てて何とか４日間午前分の利用を勝ち取った

1日目　9時から12時までの利用だったから施設課に10分前に鍵を借りに行くと既に借り出されている
まあ　準備が捗るから　と花器と道具の利用申請して借り出した
花器と花を提げて茶華道部室のドアを開けて襖を開くと　靴が多いように思った理由が分かった
知らない顔が２人ほいて　伊藤先輩たち３人はビキニで待機して居るのに長嶋先輩はトップレスのまま振り向いた

長嶋先輩　そっちのお2人は？

わたしの写真倶楽部の後輩
この間　モデルとカメラやって疲れたし自分の分も綺麗に撮って欲しいから

と伊藤先輩に言った
長嶋先輩の足先が切れていたのを根に持っているらしい

だから　ごめんて

と伊藤先輩に言わせる
どうやら　写真倶楽部の幽霊部員らしい事は分かった

あ　今日は宜しくお願いします

と　頭を下げると

ほらあ　ね？言っただろ？人が胸　出しても無視だって

はいはい　後で先輩の綺麗な胸の感想は言わせて貰いますから　トップ付けて下さい

と言って花器を準備する

写真倶楽部の２人はクスクス笑っている

柳くん　何してるの？

と伊藤先輩が聞くので水盤に水を差して剣山を置き花の根本を切って活けて行く

何って　見ての通り　生花ですよ
シチュエーションがここなら花が活けてないと不自然じゃないですか？

生花　出来るんだ？

教室に通った事は無いですよ
母に習っただけで

旧家だから

と　俺とハモった

そう言う事です

さあ　今日は清水さんからです

手早く着付けてから襟首をぬいて裾も少し開いてから高手小手に縛る
違い棚の柱に凭れさせて横坐りに脚を崩して　活けてない花を花と葉一枚残した茎を清水さんに咥えさせて　一輪分の花びらを膝に散らせる

いいですよ
撮って貰って

と　フレームから外れると打ち合わせ通りなのか　２人ともシャッターを切り始める

いつもながらエロち

長嶋さん　ボキャブラリー貧困ですね

と　揶揄する

煩い！

あ　ちょっとポーズ直します

と　清水さんの口から花を取り　うつ伏せにして手首と片方の足首を繋いで縛り手にさっきの花を持って貰う

柳くん　こんなカット　あったっけ？

せっかくですからポーズ替えです
展示には使わなくても資料にすれば

そうか　展示しなけりゃ際どいの　ありか！

と　碌でも無い事を長嶋先輩が叫ぶ

シャッターが落ち着いたので清水さんを起こして縄を解く
花を活け直し

はい　綺麗な胸の長嶋先輩　用意します

煩いよ　いちいち！