ちょっとHぃショートショート
かずは10 影使い
かなめちゃんが粗選りしてプリントしたフォトファイルを何度も見てため息をついていた
素敵ですねぇ…
いいなあ
あ そのカット わたしも好き
と 誠さんが覗き込む
誠さんは見てたんでしょ?かずはさんの撮影
と かなめちゃんが言うと
ううん わたしも初めて見るよ
わたしは双葉ちゃんと遊びに行ってたから
撮影中に気が散るから 誠さんに子守りをお願いしてたのよ
と 説明する
でも こんな寒い時期によくこんな初夏みたいな写真 撮れましたよね?
浴衣でヌードだし…
かずはさん これでお子さんいるんだ…
寒かったわよ 普通に
ねぇ 梓
はい このカットは夜じゃないけど 陽は翳っているし もうスピード勝負でした
夜じゃないんですか?
お月様の影が差してますよね?合成?
それはライトワーク
月に見えるようにライトを調整してるの
今は何でも加工出来たりするけど わたしは嘘臭くなるからやらない
見る人が分からなくてもわたしは後ろめたくなるからね
よ〜し 用意出来てるか
梓 行くぞ
と ご主人様が執務室から出て来る
あ はい じゃ かなめちゃんファイル返してね
社長 退社時間からお出かけですか?
ああ 梓の写真展と写真集の許可をモデルとモデルの旦那に貰いに行くんだ
あ!カフェかずはでしょ?いいなぁ
誠さんも?
わたしは行かないよ?
じゃあ 梓 ご主人様 お先に!
あ あ 誠さん 待って!
わぁ〜 凄いわ
柳くんの保証付きだったから信用してたけど こんな綺麗に撮ってくれるんだね〜
かずはさんは嬉しそうにファイルを何度も捲った
あ〜 濡れ縁の
これは寒かったなぁ
梓さんは外だったからもっと寒かったでしょ?
そうですね
寒いと言うか 痛い感じでしたね
すみません 夏だったら良かったんですけど
イメージ 浮かんだらどうしても撮りたくて
織田 なんか感想は無いのか?
と ご主人様が織田さんに聞く
いつもながらいい腕だよ 梓ちゃん
村井もいつも言ってるけど…
こら!そっちじゃ無い!妻の身体について だ!
いや 改めて言わなくたって メグは綺麗だ
改めて言うんだよ!そこは!
何度でも 何回でも!
あははは
織田くんにそんな事 言ったって駄目だよ
でも タイミング良かったかな?
夏だとモデル 出来なかったし
え?そうなんですか?
かずはさんは織田さんを いい?と言うふうに見る
織田さんは気まずそうに頷く
何だ それ?意味ありげな
と ご主人様は織田さんに聞く
ああ わたし 妊婦だから夏だとお腹が大きいのよ
今 3ヶ月過ぎるとこ
え〜 おめでとうございます!
って 撮影 大丈夫だったんですか?
わたしが分かって無かったんだからいいわよ
帰ってから調子が悪かったから内科に行ったら おめでとうございますって産婦人科の受診勧められたの?
ご主人様は織田さんをマジマジと見つめていた
そんなに見るな 柳
俺だって 驚いてる
何が 驚いてる だ
やる事 やらないと出来ないんだよ 子どもは!
ご主人様はそれから笑いながら織田さんの背中をバンバン叩いた
それがそんなにいい話じゃないのよ 柳くん
かずはさんの言葉にご主人様は一瞬 凍った
だってこの人 わたしの身体じゃなくてわたしの身体越しに柳くんを感じてるんだから
と 上目遣いに凍りついたご主人様を見て
周りが振り返るほど笑った
あはは そんな訳 無いじゃない
まあ 全然とは言わないけど ちゃんと愛して貰ってます
ふぅ と ため息をついてご主人様が肩から力を抜いた
織田 おまえの妻は趣味が悪いぞ
そうか?俺は妻の男の趣味は信用してるけど な?
おい!樋口 旦那を何とかしろ!
大学時代の樋口の男の趣味はなってなかったぞ?
大学時代 ねぇ?
と言う かずはさんの声色にご主人様は負けた
…分かった 負けだ
勝てないよ おまえには
柳に勝てる訳ないだろ?女に甘い癖に
特に俺の妻はゲイだって靡くんだ
童貞のゲイなんか娘の兄弟の為なら チョロいわよ?
かずはさん!夏にマタニティヌード 撮らせて下さい!
あら わたしより怖い女がここに居たわ
いいけど 今回の書類 何処に署名すればいいのかしら
それと 梓ちゃん
俺の妻の事はメグミさん と呼んでくれ
と 織田さんが言うとご主人様はあ 呆気に取られた顔をしてかずはさんは幸せそうにコロコロ笑った
素敵ですねぇ…
いいなあ
あ そのカット わたしも好き
と 誠さんが覗き込む
誠さんは見てたんでしょ?かずはさんの撮影
と かなめちゃんが言うと
ううん わたしも初めて見るよ
わたしは双葉ちゃんと遊びに行ってたから
撮影中に気が散るから 誠さんに子守りをお願いしてたのよ
と 説明する
でも こんな寒い時期によくこんな初夏みたいな写真 撮れましたよね?
浴衣でヌードだし…
かずはさん これでお子さんいるんだ…
寒かったわよ 普通に
ねぇ 梓
はい このカットは夜じゃないけど 陽は翳っているし もうスピード勝負でした
夜じゃないんですか?
お月様の影が差してますよね?合成?
それはライトワーク
月に見えるようにライトを調整してるの
今は何でも加工出来たりするけど わたしは嘘臭くなるからやらない
見る人が分からなくてもわたしは後ろめたくなるからね
よ〜し 用意出来てるか
梓 行くぞ
と ご主人様が執務室から出て来る
あ はい じゃ かなめちゃんファイル返してね
社長 退社時間からお出かけですか?
ああ 梓の写真展と写真集の許可をモデルとモデルの旦那に貰いに行くんだ
あ!カフェかずはでしょ?いいなぁ
誠さんも?
わたしは行かないよ?
じゃあ 梓 ご主人様 お先に!
あ あ 誠さん 待って!
わぁ〜 凄いわ
柳くんの保証付きだったから信用してたけど こんな綺麗に撮ってくれるんだね〜
かずはさんは嬉しそうにファイルを何度も捲った
あ〜 濡れ縁の
これは寒かったなぁ
梓さんは外だったからもっと寒かったでしょ?
そうですね
寒いと言うか 痛い感じでしたね
すみません 夏だったら良かったんですけど
イメージ 浮かんだらどうしても撮りたくて
織田 なんか感想は無いのか?
と ご主人様が織田さんに聞く
いつもながらいい腕だよ 梓ちゃん
村井もいつも言ってるけど…
こら!そっちじゃ無い!妻の身体について だ!
いや 改めて言わなくたって メグは綺麗だ
改めて言うんだよ!そこは!
何度でも 何回でも!
あははは
織田くんにそんな事 言ったって駄目だよ
でも タイミング良かったかな?
夏だとモデル 出来なかったし
え?そうなんですか?
かずはさんは織田さんを いい?と言うふうに見る
織田さんは気まずそうに頷く
何だ それ?意味ありげな
と ご主人様は織田さんに聞く
ああ わたし 妊婦だから夏だとお腹が大きいのよ
今 3ヶ月過ぎるとこ
え〜 おめでとうございます!
って 撮影 大丈夫だったんですか?
わたしが分かって無かったんだからいいわよ
帰ってから調子が悪かったから内科に行ったら おめでとうございますって産婦人科の受診勧められたの?
ご主人様は織田さんをマジマジと見つめていた
そんなに見るな 柳
俺だって 驚いてる
何が 驚いてる だ
やる事 やらないと出来ないんだよ 子どもは!
ご主人様はそれから笑いながら織田さんの背中をバンバン叩いた
それがそんなにいい話じゃないのよ 柳くん
かずはさんの言葉にご主人様は一瞬 凍った
だってこの人 わたしの身体じゃなくてわたしの身体越しに柳くんを感じてるんだから
と 上目遣いに凍りついたご主人様を見て
周りが振り返るほど笑った
あはは そんな訳 無いじゃない
まあ 全然とは言わないけど ちゃんと愛して貰ってます
ふぅ と ため息をついてご主人様が肩から力を抜いた
織田 おまえの妻は趣味が悪いぞ
そうか?俺は妻の男の趣味は信用してるけど な?
おい!樋口 旦那を何とかしろ!
大学時代の樋口の男の趣味はなってなかったぞ?
大学時代 ねぇ?
と言う かずはさんの声色にご主人様は負けた
…分かった 負けだ
勝てないよ おまえには
柳に勝てる訳ないだろ?女に甘い癖に
特に俺の妻はゲイだって靡くんだ
童貞のゲイなんか娘の兄弟の為なら チョロいわよ?
かずはさん!夏にマタニティヌード 撮らせて下さい!
あら わたしより怖い女がここに居たわ
いいけど 今回の書類 何処に署名すればいいのかしら
それと 梓ちゃん
俺の妻の事はメグミさん と呼んでくれ
と 織田さんが言うとご主人様はあ 呆気に取られた顔をしてかずはさんは幸せそうにコロコロ笑った
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