ちょっとHぃショートショート
かずは 影使い
写真の方がようやくひと段落したら2月も終わり掛けて居て ここのところ 事務所のシステムとスタジオの往復だけの記憶しか無かった
ねえ 誠さん 何かやっとこっち側に戻って来た気分なんですけど 皆んななんか変わってません?
え?そう?
例えば?
う〜ん じゃ 誠さんが時々 ご主人様に "かずはにいきましょうよ"って言ってるのは?何ですか?
しかも 微妙にご主人様が変な顔して 行けない理由を探してるでしょ?
え?かずは?
わたしも聞きたいです!
なんか社長 誠さんがそんな風に誘うとバタバタ消えますよね?
と かなめちゃんも食い付いて来た
え〜 言っていいのかなぁ
ちょっと 耳 貸して
3人が頭を寄せると誠さんが
(ご主人様の大学時代の恋人)
と 囁いた
え〜〜〜!!
と かなめが叫ぶと執務室のドアが開いて
どうした!何があった!
と ご主人様が顔を突き出した
あ 社長!かずはさんって誰ですか!
と かなめちゃんが口走ったものだから
誠〜っ!!
と ご主人様が叫んで 息を整えてから今まで1番 怖い顔で
ちょっと来い 誠
と 静かに言った
さすがにかなめちゃんもマズい事をしたと思ったらしく しおしおと席について誠さんに頭を下げた
誠さんは舌をペロっと出して執務室に入って行った
あの感じだと"かずは"さんはわたし達側のひとだな とわたしは考えた
だとすると 誠さんはかなめちゃんに話していいラインに釘を刺されている と言う事だろう
執務室のドアが開くと ご主人様の
分かったな 誠!
と 言う声と一緒に
誠さんが はぁい と生返事をしながら出て来た
ごめんなさい 誠さん
と かなめちゃんは謝ったけど やっぱり誠さんは ニヤニヤ笑って
いいよ ランチの時に一緒に聞きたい事 聞けばいいから
と言った
気まずそうにランチを食べてるかなめちゃんがあんまり可哀想で可笑しいのでわたしから聞いてみた
ところで朝の かずはさん って最近 またご縁があったんですか?
わたし 聞いた事ないんですけど?
ご主人様はうん?って言うふうに顔を上げて誠さんを見た
けど 誠さんは笑い顔で首を横に振った
ああ 斉木の所の仕事の関係でな
斉木さん?
ああ
おまえ 斉木とせっついて年末に村井に仕事 せただろ?
あのディスプレイウィンドウの?
そう
あの仕事が当たったもんで革の衣装の発注が織田の所へ掛かってな
バーバリアンシリーズの再来くらい忙しくなったんだ
その上に あの斉木だからな
そのせいで俺を呪ってるって言うんでな
お詫びかたがた 差し入れを持って行ったと思いな
誠と理音も一緒だ
話の流れで昔話になったんだ
今にして思えば 昔から織田や村井に随分と心配されてたらしい
まあ 女性関係で
そんなとこから出て来たのが かずは と言うか当時付き合ってた樋口の事だ
あ ちなみに斉木の友達だぞ 樋口
え?そうなんですか?
ああ そのうち樋口から斉木にも何かしらの連絡が行くよ
まあ サプライズだから 黙っておけ
ふ〜ん で 何故 誠さんの事 そんなに怒ったんですか?
かなめちゃんは悪気無く無神経だった
女性関係で心配ってなんですか?
と 追加の爆弾も忘れない
ああ 学生の頃の俺は女好きの悪い男だったんでな
またぁ 嘘ばっかり!
かなめちゃんの神紳士神話は健在だった
それでホントに恋人だったんですか?
まあ な
3ヶ月の約束で
3ヶ月だけ?
そう 樋口は織田の事も好きだったんだよ
だからお試しだな
お試しって…
悪い男だって言ったろ?
で 2人して旅行に行ってたら斉木が怒って連れて帰るってやって来た事もある
あ〜 斉木さんっぽいかも
梓 それは斉木に言うなよ?絶対
まあ そんな事もあったって事だ
だから 話ついでに織田の所から樋口のやってるカフェに顔出して来たってだけの話
かなめ なんか色っぽい話を期待してるなら 無いからな
俺は怜子を泣かせるような事はしないから
そんな社長じゃないのは身をもって知ってますよ わたし
ホントにかなめちゃんってザックリしてて 笑える
あ 何 笑ってるんですか?梓さん
あ 誠さんまで〜
わたし 何か言いました?
ねえ 誠さん 何かやっとこっち側に戻って来た気分なんですけど 皆んななんか変わってません?
え?そう?
例えば?
う〜ん じゃ 誠さんが時々 ご主人様に "かずはにいきましょうよ"って言ってるのは?何ですか?
しかも 微妙にご主人様が変な顔して 行けない理由を探してるでしょ?
え?かずは?
わたしも聞きたいです!
なんか社長 誠さんがそんな風に誘うとバタバタ消えますよね?
と かなめちゃんも食い付いて来た
え〜 言っていいのかなぁ
ちょっと 耳 貸して
3人が頭を寄せると誠さんが
(ご主人様の大学時代の恋人)
と 囁いた
え〜〜〜!!
と かなめが叫ぶと執務室のドアが開いて
どうした!何があった!
と ご主人様が顔を突き出した
あ 社長!かずはさんって誰ですか!
と かなめちゃんが口走ったものだから
誠〜っ!!
と ご主人様が叫んで 息を整えてから今まで1番 怖い顔で
ちょっと来い 誠
と 静かに言った
さすがにかなめちゃんもマズい事をしたと思ったらしく しおしおと席について誠さんに頭を下げた
誠さんは舌をペロっと出して執務室に入って行った
あの感じだと"かずは"さんはわたし達側のひとだな とわたしは考えた
だとすると 誠さんはかなめちゃんに話していいラインに釘を刺されている と言う事だろう
執務室のドアが開くと ご主人様の
分かったな 誠!
と 言う声と一緒に
誠さんが はぁい と生返事をしながら出て来た
ごめんなさい 誠さん
と かなめちゃんは謝ったけど やっぱり誠さんは ニヤニヤ笑って
いいよ ランチの時に一緒に聞きたい事 聞けばいいから
と言った
気まずそうにランチを食べてるかなめちゃんがあんまり可哀想で可笑しいのでわたしから聞いてみた
ところで朝の かずはさん って最近 またご縁があったんですか?
わたし 聞いた事ないんですけど?
ご主人様はうん?って言うふうに顔を上げて誠さんを見た
けど 誠さんは笑い顔で首を横に振った
ああ 斉木の所の仕事の関係でな
斉木さん?
ああ
おまえ 斉木とせっついて年末に村井に仕事 せただろ?
あのディスプレイウィンドウの?
そう
あの仕事が当たったもんで革の衣装の発注が織田の所へ掛かってな
バーバリアンシリーズの再来くらい忙しくなったんだ
その上に あの斉木だからな
そのせいで俺を呪ってるって言うんでな
お詫びかたがた 差し入れを持って行ったと思いな
誠と理音も一緒だ
話の流れで昔話になったんだ
今にして思えば 昔から織田や村井に随分と心配されてたらしい
まあ 女性関係で
そんなとこから出て来たのが かずは と言うか当時付き合ってた樋口の事だ
あ ちなみに斉木の友達だぞ 樋口
え?そうなんですか?
ああ そのうち樋口から斉木にも何かしらの連絡が行くよ
まあ サプライズだから 黙っておけ
ふ〜ん で 何故 誠さんの事 そんなに怒ったんですか?
かなめちゃんは悪気無く無神経だった
女性関係で心配ってなんですか?
と 追加の爆弾も忘れない
ああ 学生の頃の俺は女好きの悪い男だったんでな
またぁ 嘘ばっかり!
かなめちゃんの神紳士神話は健在だった
それでホントに恋人だったんですか?
まあ な
3ヶ月の約束で
3ヶ月だけ?
そう 樋口は織田の事も好きだったんだよ
だからお試しだな
お試しって…
悪い男だって言ったろ?
で 2人して旅行に行ってたら斉木が怒って連れて帰るってやって来た事もある
あ〜 斉木さんっぽいかも
梓 それは斉木に言うなよ?絶対
まあ そんな事もあったって事だ
だから 話ついでに織田の所から樋口のやってるカフェに顔出して来たってだけの話
かなめ なんか色っぽい話を期待してるなら 無いからな
俺は怜子を泣かせるような事はしないから
そんな社長じゃないのは身をもって知ってますよ わたし
ホントにかなめちゃんってザックリしてて 笑える
あ 何 笑ってるんですか?梓さん
あ 誠さんまで〜
わたし 何か言いました?
コメント