ちょっとHぃショートショート
ティータイム22 影使い
次の日 わたしが起きたのはもう昼前と言っていい時間だった
持って来たパジャマを着てパンティまで着けているので笑ってしまった
柳くんがわたしに着せる格好を想像しておかしかった
昨夜は籐椅子の上で意識がなくなって そのまま布団に運ばれたらしい
いつもなら裸のまま 柳くんに抱きついて寝ているのに
パジャマを脱いで居間へ出ようとしてふと考えて Tシャツにミニスカートを着て行った
おはようございます
あ 今 食事出すからオレンジジュースでも飲んでて
と グラスに入ったジュースが出て来た
ありがとう
もう お昼ご飯だよね?
一緒に食べるよ 食べたら散歩に行こう
え?いいの?
いいのって
帰って斉木に聞かれたら何も話せないんじゃ 困るだろ?
と 笑って珈琲とホットサンド サラダ フルーツが出て来た
ミルクは飲む?
シリアルが欲しければあるよ?
いいよ これで沢山
…何も言わないんだね?
うん?何を?
わたしが服 着てても
柳くんは目を丸くしてわたしを見て 改めて笑い出した
そりゃ 服 着たければ服を着ていいんだよ?かずは
俺と居る時は裸で首輪って 決まった訳じゃ無い
あ!それで斉木 裸で一緒に出て来たのか!
え?え?えええ?
そう言うもんじゃないの?
いや いくらなんでもアグレッシブだな とは思ったんだけどさ
だから頑張って責め続けたんだけど 違ったか!
そんな訳 ないじゃん!そりゃあ 気持ちいいのは好きだけど…
あ 絶対 斉木 誤解した!
柳くんは腹を抱えて笑っている
いや ごめん
満足したら 普通に遊びに行って とかねだられたら新しい事 して とか考えてたんだけど全然 満足してないみたいだったし
さすがに1週間も首輪だけで来るから猫たちまで借りて来たんだ
も〜う!言ってよ!遊びにも行きたいし デートもしたい!
猫に襲われた時はわたし どうされちゃうのか 怖かった
…気持ち良くなったら まあ これもいいかって思ったけど
あ〜 可笑しい
こんなに笑ったの 歴代パートナーで1番だ
じゃ 猫たち 返してくる…
…待って
猫はこのまま
また 柳くんに大笑いされた
その日から朝 普通に起きて散歩したり街までドライブしたり 午後から柳くんが欲しければキスをして囁くか 部屋で裸になって首輪をすれば縛ってくれた
…ただし バターキューブは1日3個と決められた
わたしは自由だった
真っ直ぐに落ちて行く3ヶ月分の砂時計のような生活が 縛られ無ければ消えてしまうように思っていた柳くんと一緒に生きている
ある日は柳くんに料理を教えて貰って焦げ付かせてしまったり 珈琲を飲みながら大学教授の意外な趣味を教えて貰って驚いたり 大きな麦藁帽子とローヒールだけを身につけて庭先でキスをねだったり 濡れ縁に鴨居から吊られて後ろから犯されて泣き続けた
でも 2週間はすぐ過ぎた
猫たちは昨日 ペットショップの美容室で磨き上げられて高級猫缶一年分と一緒に帰って行った
今日は午前中に片付けをして玄関先にゴミを集めて ボックスカーに私物を詰めて業者の車を待った
はい、はい ありがとうございました
午後に業者が入って清掃します
…いえ そんな!鍵は業者に返却を依頼してますから…
はい また 出て来られる事が有ればご案内しますよ
はい じゃあ また
ありがとうございました
ガス 水道 電気の停止を明日の予定で止める処理をして時間通りに来た業者に鍵を渡して作業を依頼した
柳くんはテキパキと済ませて
お待たせ
と エンジンをかけた車に乗って来た
終わっちゃったね
と わたしが言うと
何 あと ひと月あるけど?
もう終了?
もう!そうじゃなくてここの生活…
う〜ん?ああ あのアグレッシブな生活ね?
意地悪!分かってる癖に!
後期に取ってる講座はいくつ?
え〜 と ゼミ入れて5つ
週2日
で 後 学内でする事は?
就職課に内定先の進捗の報告くらいかな?
内定先に顔出すのはまだ先…
卒論は?
全チェックと資料に抜けが無いか確認して最後PDF化
じゃあ まだ近距離の旅行なら何度か行けるな?
お泊まりで?
お泊まりで
嬉しい!
危ないって!
持って来たパジャマを着てパンティまで着けているので笑ってしまった
柳くんがわたしに着せる格好を想像しておかしかった
昨夜は籐椅子の上で意識がなくなって そのまま布団に運ばれたらしい
いつもなら裸のまま 柳くんに抱きついて寝ているのに
パジャマを脱いで居間へ出ようとしてふと考えて Tシャツにミニスカートを着て行った
おはようございます
あ 今 食事出すからオレンジジュースでも飲んでて
と グラスに入ったジュースが出て来た
ありがとう
もう お昼ご飯だよね?
一緒に食べるよ 食べたら散歩に行こう
え?いいの?
いいのって
帰って斉木に聞かれたら何も話せないんじゃ 困るだろ?
と 笑って珈琲とホットサンド サラダ フルーツが出て来た
ミルクは飲む?
シリアルが欲しければあるよ?
いいよ これで沢山
…何も言わないんだね?
うん?何を?
わたしが服 着てても
柳くんは目を丸くしてわたしを見て 改めて笑い出した
そりゃ 服 着たければ服を着ていいんだよ?かずは
俺と居る時は裸で首輪って 決まった訳じゃ無い
あ!それで斉木 裸で一緒に出て来たのか!
え?え?えええ?
そう言うもんじゃないの?
いや いくらなんでもアグレッシブだな とは思ったんだけどさ
だから頑張って責め続けたんだけど 違ったか!
そんな訳 ないじゃん!そりゃあ 気持ちいいのは好きだけど…
あ 絶対 斉木 誤解した!
柳くんは腹を抱えて笑っている
いや ごめん
満足したら 普通に遊びに行って とかねだられたら新しい事 して とか考えてたんだけど全然 満足してないみたいだったし
さすがに1週間も首輪だけで来るから猫たちまで借りて来たんだ
も〜う!言ってよ!遊びにも行きたいし デートもしたい!
猫に襲われた時はわたし どうされちゃうのか 怖かった
…気持ち良くなったら まあ これもいいかって思ったけど
あ〜 可笑しい
こんなに笑ったの 歴代パートナーで1番だ
じゃ 猫たち 返してくる…
…待って
猫はこのまま
また 柳くんに大笑いされた
その日から朝 普通に起きて散歩したり街までドライブしたり 午後から柳くんが欲しければキスをして囁くか 部屋で裸になって首輪をすれば縛ってくれた
…ただし バターキューブは1日3個と決められた
わたしは自由だった
真っ直ぐに落ちて行く3ヶ月分の砂時計のような生活が 縛られ無ければ消えてしまうように思っていた柳くんと一緒に生きている
ある日は柳くんに料理を教えて貰って焦げ付かせてしまったり 珈琲を飲みながら大学教授の意外な趣味を教えて貰って驚いたり 大きな麦藁帽子とローヒールだけを身につけて庭先でキスをねだったり 濡れ縁に鴨居から吊られて後ろから犯されて泣き続けた
でも 2週間はすぐ過ぎた
猫たちは昨日 ペットショップの美容室で磨き上げられて高級猫缶一年分と一緒に帰って行った
今日は午前中に片付けをして玄関先にゴミを集めて ボックスカーに私物を詰めて業者の車を待った
はい、はい ありがとうございました
午後に業者が入って清掃します
…いえ そんな!鍵は業者に返却を依頼してますから…
はい また 出て来られる事が有ればご案内しますよ
はい じゃあ また
ありがとうございました
ガス 水道 電気の停止を明日の予定で止める処理をして時間通りに来た業者に鍵を渡して作業を依頼した
柳くんはテキパキと済ませて
お待たせ
と エンジンをかけた車に乗って来た
終わっちゃったね
と わたしが言うと
何 あと ひと月あるけど?
もう終了?
もう!そうじゃなくてここの生活…
う〜ん?ああ あのアグレッシブな生活ね?
意地悪!分かってる癖に!
後期に取ってる講座はいくつ?
え〜 と ゼミ入れて5つ
週2日
で 後 学内でする事は?
就職課に内定先の進捗の報告くらいかな?
内定先に顔出すのはまだ先…
卒論は?
全チェックと資料に抜けが無いか確認して最後PDF化
じゃあ まだ近距離の旅行なら何度か行けるな?
お泊まりで?
お泊まりで
嬉しい!
危ないって!
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