ちょっとHぃショートショート

双樹\u3000一

ティータイム3 影使い

仕事場の隅の応接セットで珈琲を飲みながら織田がマジマジと俺の顔を見る

なんだ?気持ちの悪い

と 俺が言うと

いや 俺も言えた義理じゃ無いが学生時代におまえが美希とつるんで碌でもない事をサークル活動と称してやってた時はコイツはまともな人生を送れまいと思ってたんだが…

あ〜 まぁ そうだな
まともとは言えないだろう?
妻が7人 いや6人と愛人とか

いやいや 俺の思ってたのと違うよ それは
しかも さっきの話じゃ うち3人は…

まあ 家族ではあるが おまえの思ってるような関係は遠からず卒業だろうな

わたし達はずっと居ますよ?

と 誠

それはいいんだよ 追い出す訳じゃないんだし 見捨てるつもりもないからな?
それに俺の趣味に付き合わなくてもいいんだし

どちらかと言えばわたし達の趣味に付き合って貰ってるんだし

と 理音

な?いい子ばかりだろ?

言ってろ!

と 織田に笑いながら小突かれた

まあ 人生 どうなって行くかは分からんもんだな

まあな こんなふうになるとは俺自身 思ってた訳じゃ無いし

そうさ 俺はおまえは三十前には人生に飽きて人知れず何処かに消えてしまうもんだ と思ってた
村井なんかも結構 心配してたんだ あれで

あれで か 
確かにコワモテイケメンで老け顔って誤解される要素満載だったもんな

で ご主人様の学生時代ってどんなだったんですか?

と 誠が割り込んだ

いや いいじゃ無いか その話は

さすがのおまえでも居心地悪いか 昔の話は?

と 意地の悪い笑いを浮かべた織田が話し始める

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