ちょっとHぃショートショート

双樹\u3000一

プラネタリウム9 影使い

あら 早いんですね?

と 怜子が驚いた顔をした

いや 寝てないだけさ
あ〜 ゲストルームに2人居るけど寝かせとこう

遅かったんですね?昨夜は

う〜ん 梓が深夜の飾り窓をフレームに撮りたかったらしいんだ
ひと目もあるからな
そのせいで理音も飛鳥もちょっと昂ったらしくて…

あら 襲われてたんですか?

そう言う訳だ…

え?早く無いですか?ご主人様

と 遥も起き出してきた

いや 寝てないだけさ
シャワー浴びて珈琲でも飲もうかと思ってたとこさ

淹れますよ
朝食も食べるでしょ?

と 怜子と頷き合ってキッチンへ2人して行った
大きく背伸びしたら自然と欠伸が出た
キッチンから2人して笑う声が聞こえて来た
なんとでも言ってくれ

ベーコンエッグの卵ダブル
サラダ 食パン 牛乳もダブル
珈琲でひと心地ついた

さて メモも置いたし 出るか

支度の済んだ2人に声を掛けて立ち上がった

一緒に出るのは久しぶりですね

と怜子が言い 遥も頷く

そうだな
じゃ 両手に花 と行こうか?

と 腕を出すとすかさず2人は笑いながら抱きついた

バス停から事務所まで歩く道すがらで気付の珈琲を買い 事務所に入り執務室のデスクに積まれた封書を開けながら頭に入らないなりに目を通しているとかなめが来 誠が来て最後に嵐が来た
いや 勢いよくドアを開け放って梓が来た

出来ました!

と A3のプリントを広げた

化粧もそこそこの梓は目の下の隈もくっきりと寝ずに昨日の写真データを追い込んでいたに違いない

夜に開いた飾り窓から光があふれ テーブルを挟んだ両脇に人ともマネキンともつかない女が2人 座っている
あまりに整った姿形に人とは思えないものだ
赤い衣装と白い衣装の女の形をしたものが語らっている
夜に開いた異次元の窓のような写真だ

俺はマジマジと写真を見た
梓を見た

凄いな

梓は無言でコクコク頷いていた

梓が凄い勢いで入って行ったけどご主人様 それ 新作ですか?

と誠がついて入って来たので

見てみるか?

とプリントを手渡す

はぁ〜 夜中ですよね?

昨夜だぞ?梓 寝てないだろ?

気がついたら朝でした…

え?飯 食ったのか?

あは 食べるよりデータの追い込み やってました

珈琲 淹れました〜
え?梓さん 新しい作品ですか?

と かなめが横から誠を覗き込んで言った

よし 3人ともモーニングに行って来い
始業を1時間おくらせる
誠 頼んだ

俺は誠から戻してもらったプリントを見ながら3人に手を振って追い出した

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