ちょっとHぃショートショート
ペット達 影使い
何故か 土日にローテ休が合うと理音と飛鳥がウチへ来てゴロゴロするようになった
2人一緒の時もあるし 1人づつの時もある
示し合わせている訳では無さそうだが いずれもウチに来るとコートを脱ぎ 上着とスカートないしパンツを脱いでピッタリとしたユニタードでゴロゴロしている
怜子や遥は普段通りに接して何か 変わった事があるようにはしていない
誠は飛鳥と一頻り プレイの事を聞いたり自分のプレイを語ったりした後はこれも当たり前な様子で過ごしている
理音も飛鳥も殊更 纏わりつく事も無くたまに傍に寝転んだり座ったりして俺が頭でも撫でてやると満足しているようだ
エステ屋の薫からは直ぐに連絡が入り 飛鳥が人が変わったように仕事に身が入りお客様からの受けもすこぶる良い とご満悦だ
ちゃんと 可愛がってフォローしてやってよ?ご主人様
余計なお世話だ!
同じく直ぐに連絡が入ったのは薫から話を聞いたクラフト屋の織田だ
エミリに手を出したら承知せんからな!
と吠えた
何を言うかと思えば!
俺は手を出された方だ!
聞いてんだろ?
と言うと向こうで笑う気配があり
まぁ な お作法みたいなもんだ
娘を頼んだぞ!
と 切れた
失礼な奴だ
こっちは猫が6匹 駄犬が1匹の大所帯だ
考えている計画もあるがまだ足りない
今日は2人とも休みが合ったのか先に飛鳥が来て半時間ほど遅れて理音が来た
お互い挨拶らしい事も無く頷き合ってそれぞれの場所で寛いで居る
理音は俺の足元のラグが多く 飛鳥はカウチに寝転ぶ事が多い
声をかける掛ければ答えるし話しもするが構わなくてもいいらしい
俺が黙ってキッチンに立つと理音と飛鳥が目を合わせてどんな合図があったのか飛鳥が珈琲を入れるのを手伝ってくれる
そして姉妹のようにカウチに並んで黙って珈琲を飲むのだ
ちょうど 怜子と遥のように
そうだ 怜子と遥
理音
ん?と理音は顔を上げて首を傾げる
あれから怜子と話したろ?
珈琲を置いた理音は背筋を伸ばして座り直した
飛鳥も寄り添って座る
何を教えて貰ったんだ?
もう バレちゃいましたか
と 理音と飛鳥が笑う
あの人は って怜子さんは言ったんです
あの人はたまたま わたし達の死にたいような境遇から助けてくれた
それは感謝してもしきれない事だけど感謝の為に自分を生け贄のように捧げてはいけない
あの人はそんな事を望まないから
あの人は神じゃない
それが証拠にわたし達が犠牲になった事件にはわたし達の他にまだ十数人のトラウマに苦しむ看護師や医療事務員がいる
でもそれはあの人の手に余るから
理音ちゃん あなたはわたしの手が届く人だったけれど あの人は最初 自分の責任が持てない人間まで助ける事は出来ない と言った
わたしや遥ちゃんが頼んだけれど 躊躇していた
最後の決め手は まこちゃんがあの人なら当然 助けるに決まっている と言ったから
あの人は無垢の信頼に弱いの
あの人はわたし達のもの
わたし達はあの人のもの
自分を失う事は無いから あの人は嫉妬も無ければ支配欲もない
でも ね あの人の特殊な家系のせいであの人にはわたし達が必要なの
自分だけなら 何をしても 生きて行ける事で自分を粗末にしていたから
わたし達を家族とするまで あの人には決まった異性は居なかった
短期のパートナー契約をした女性とあの人の特殊な性癖を発散していただけ
でも その特殊な性癖のおかげで他の人たちのようにわたし達を汚いとか 自分の性欲を都合良く満たせる相手だとか見下さない
わたし達を守るためにあの人自身を大事にしてくれるからお互いが無くてはならない存在になっているの
飛鳥ちゃん だからあなたはあの人の歓心を買う為だけにあの人の嗜好に合わせる必要はないの
そんな事で あの人はあなたを捨てたりしない
あなたがあの人を捨てない限りね
わたしの姉のせいで由香さんはこちら側に来てしまったけれど 姉がわたしの姉で無ければ由香さんが何処かへ連れ去られてもあの人は関心を示さなかった事を考えれば良かったのかも知れない
だから あなた達
猫のようで居なさい
欲しい時は取り そうでなければ自分が主人のように振る舞いなさい
あの人はその方が楽だから って
そう言うと珈琲を飲み干した理音は俺をギュッと抱きしめて軽いキスをして またラグの上に戻って寝転んで冊子を読んだ
飛鳥は理音より深いキスをして ため息をつき向かいのカウチに寝そべってスマホを操作した
俺は2人を見て もう一度見て 珈琲カップをキッチンへ片付けた
2人一緒の時もあるし 1人づつの時もある
示し合わせている訳では無さそうだが いずれもウチに来るとコートを脱ぎ 上着とスカートないしパンツを脱いでピッタリとしたユニタードでゴロゴロしている
怜子や遥は普段通りに接して何か 変わった事があるようにはしていない
誠は飛鳥と一頻り プレイの事を聞いたり自分のプレイを語ったりした後はこれも当たり前な様子で過ごしている
理音も飛鳥も殊更 纏わりつく事も無くたまに傍に寝転んだり座ったりして俺が頭でも撫でてやると満足しているようだ
エステ屋の薫からは直ぐに連絡が入り 飛鳥が人が変わったように仕事に身が入りお客様からの受けもすこぶる良い とご満悦だ
ちゃんと 可愛がってフォローしてやってよ?ご主人様
余計なお世話だ!
同じく直ぐに連絡が入ったのは薫から話を聞いたクラフト屋の織田だ
エミリに手を出したら承知せんからな!
と吠えた
何を言うかと思えば!
俺は手を出された方だ!
聞いてんだろ?
と言うと向こうで笑う気配があり
まぁ な お作法みたいなもんだ
娘を頼んだぞ!
と 切れた
失礼な奴だ
こっちは猫が6匹 駄犬が1匹の大所帯だ
考えている計画もあるがまだ足りない
今日は2人とも休みが合ったのか先に飛鳥が来て半時間ほど遅れて理音が来た
お互い挨拶らしい事も無く頷き合ってそれぞれの場所で寛いで居る
理音は俺の足元のラグが多く 飛鳥はカウチに寝転ぶ事が多い
声をかける掛ければ答えるし話しもするが構わなくてもいいらしい
俺が黙ってキッチンに立つと理音と飛鳥が目を合わせてどんな合図があったのか飛鳥が珈琲を入れるのを手伝ってくれる
そして姉妹のようにカウチに並んで黙って珈琲を飲むのだ
ちょうど 怜子と遥のように
そうだ 怜子と遥
理音
ん?と理音は顔を上げて首を傾げる
あれから怜子と話したろ?
珈琲を置いた理音は背筋を伸ばして座り直した
飛鳥も寄り添って座る
何を教えて貰ったんだ?
もう バレちゃいましたか
と 理音と飛鳥が笑う
あの人は って怜子さんは言ったんです
あの人はたまたま わたし達の死にたいような境遇から助けてくれた
それは感謝してもしきれない事だけど感謝の為に自分を生け贄のように捧げてはいけない
あの人はそんな事を望まないから
あの人は神じゃない
それが証拠にわたし達が犠牲になった事件にはわたし達の他にまだ十数人のトラウマに苦しむ看護師や医療事務員がいる
でもそれはあの人の手に余るから
理音ちゃん あなたはわたしの手が届く人だったけれど あの人は最初 自分の責任が持てない人間まで助ける事は出来ない と言った
わたしや遥ちゃんが頼んだけれど 躊躇していた
最後の決め手は まこちゃんがあの人なら当然 助けるに決まっている と言ったから
あの人は無垢の信頼に弱いの
あの人はわたし達のもの
わたし達はあの人のもの
自分を失う事は無いから あの人は嫉妬も無ければ支配欲もない
でも ね あの人の特殊な家系のせいであの人にはわたし達が必要なの
自分だけなら 何をしても 生きて行ける事で自分を粗末にしていたから
わたし達を家族とするまで あの人には決まった異性は居なかった
短期のパートナー契約をした女性とあの人の特殊な性癖を発散していただけ
でも その特殊な性癖のおかげで他の人たちのようにわたし達を汚いとか 自分の性欲を都合良く満たせる相手だとか見下さない
わたし達を守るためにあの人自身を大事にしてくれるからお互いが無くてはならない存在になっているの
飛鳥ちゃん だからあなたはあの人の歓心を買う為だけにあの人の嗜好に合わせる必要はないの
そんな事で あの人はあなたを捨てたりしない
あなたがあの人を捨てない限りね
わたしの姉のせいで由香さんはこちら側に来てしまったけれど 姉がわたしの姉で無ければ由香さんが何処かへ連れ去られてもあの人は関心を示さなかった事を考えれば良かったのかも知れない
だから あなた達
猫のようで居なさい
欲しい時は取り そうでなければ自分が主人のように振る舞いなさい
あの人はその方が楽だから って
そう言うと珈琲を飲み干した理音は俺をギュッと抱きしめて軽いキスをして またラグの上に戻って寝転んで冊子を読んだ
飛鳥は理音より深いキスをして ため息をつき向かいのカウチに寝そべってスマホを操作した
俺は2人を見て もう一度見て 珈琲カップをキッチンへ片付けた
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