ちょっとHぃショートショート

双樹\u3000一

ペット 影使い

俺と怜子の前に理音と飛鳥が座っている
帰りに遊びに行っていいか と聞かれたので休みだった怜子に聞いて いいぞ と返事したら理音が飛鳥連れてウチに来た
いつもの飛鳥と雰囲気が違う感じで緊張している

今日はどうしたんだ?まあ 顔ぶれとしては珍しくないけど
あ 飛鳥 撮影お疲れ様だったな
本番も頼むな?夏休み込みで4泊5日の予定になるけど撮影になると梓は鬼になるからな

あら?わたしは五日間も放って置かれるの?

怜子が悪い顔をするので 俺は片手拝みで謝った

ね?変わらないでしょ?

と 理音が飛鳥に言っている

何の話だ?

ご主人様 わたし飛鳥に話したんです
わたしがレズなのとわたしがご主人様に助けて貰った事
詳細は伏せてますけど
怜子さんと付き合ってるのも

うん?良かったのか?

はい 飛鳥とは隠し事したまま付き合いたくなかったから

仲良くなったな

はい ご主人様も飛鳥とキスは普通に出来る関係でしょ?
だから ちょっと踏み込もうかな って

あのね 飛鳥
わたし 悪い男に騙されて酔わされて暴行されて 酷い写真で脅されてお客 取らされるとこだったの
レズだったから処女だった
もう死のう って何度も考えてた時にご主人様に助けて貰って
でも もう誰からも愛して貰えない 汚れちゃったし好きなのは怜子さんだったし
でも そんな事 無いって受け入れてくれて…
ごめん飛鳥 怜子さんとキスって言ったけどわたし怜子さんに愛して貰ってるんだ
あと ご主人様にも

お〜い 理音 ぶっちゃけたな いいのか?おまえはそれで

はい 飛鳥にはいいです でも 続きがあって…

ごめん理音 自分で言う
…理音の事情も知らないでごめんね
わたし 理音から社長はキス ねだっても嫌わないから大丈夫
怜子も気にしないって言ってくれたんですけど それだけじゃ 止められなくて
社長に抱かれたいなぁ って言ったんです
独占したい とか じゃなくて…
この間の撮影で社長にバストを触られて 撫でて貰ったのが忘れられなくて
それで

それで 変に拗らせるより ご主人様のところでわたし達の事 聞いて貰った方が固執しなくていいかな って

あらあら それはご主人様 責任とらなくちゃ駄目じゃないですか?

と 怜子が嬉しそうに言った

俺が頭を抱えると飛鳥がビクッとしたのが分かったので

いや 飛鳥 違う違う
飛鳥の事で じゃないよ
ウチのペット達の事だ 参ったなもう6匹居るんだぞ?

泣きそうな顔だった飛鳥が不思議そうな顔をしたのをみて

ちょっと待ってな

と スマホで薫に連絡を入れた

あ 薫 おまえの予言通りになった…いや 馬鹿 まだ抱いてないわ!人を何だと思ってる!…ああ そうだ変態だよ しかし節度ある奴だ
…分かった 今 スピーカーにする いいぞ 喋ろ

あ〜 もしもし飛鳥
分かる?

あ 店長…

うん わたしだ いや〜 キスの件 聞いた時にあんたなら思い込む性格だから柳に抱かれたい!まで行くかな って思ってたんだ

えっと あの…?

あはは そいつは後腐れないから一回 抱かれてみ?
責任は取ってくれるから

おい!薫!おまえ 無責任な

だってそうじゃん
節度ある変態なんだろ?

おまえは無節操なレズか!ホントに!焚き付けるな

あ 怜子さん 悪いけど柳 ちょっと貸してやって?
まあ 今更 1人2人増えても変わらないでしょ?

わたしはいいですよ
ご主人様は随分 抵抗しますけど

最後は折れるんだろ?そう言う奴だからわたし達も今まで付き合ってるんだ
じゃ またね柳

切りやがった!

あの?

と 飛鳥がおずおず聞く

怜子?

と 俺は振ってみるけど今までの流れじゃ 頷かれただけ

は〜 っとため息が出る

怜子との最初の出会いから端折ってキトゥンズが出来た経緯
俺の性癖までダイジェストして説明した
まあ 由香の事は丸めて"助けた"で済ませたけど

そんか訳で俺は神でもなけりゃ紳士でもない変態趣味の男に過ぎないんだ

あの…わたしにそんな事 言っちゃっていいんですか?

うん?キトゥンズの後援メンバーは皆んな知ってるんだ
皆んな似たようなイレギュラーばかりだからな
薫も理音や美和と同じ同性愛者だし
あと 秘密の共有だな
飛鳥の事を弱みを握って好き勝手に弄ぶ気はないから さ
後 キミをペットにする気はない
ホントは理音も俺の猫じゃなかったんだ
怜子のお願いで拾ったからな
変態趣味に付き合わなくていいし
家族の中じゃ 梓がそうだ
ペットじゃないけど時々 俺や誠のベッドに潜り込んで来る
あ バージンだしな

え?

そう バージン
愛撫はするけど セックスは無し
飛鳥も どうしてもって言うなら そっちにしておくか?
家族には違いないんだし

飛鳥は首を横に振った

抱いて欲しいです 社長…ご主人様

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