ちょっとHぃショートショート

双樹\u3000一

理音 影使い

思春期まではバレーでパートナーと一緒にレッスンを普通にしていた
でも身体が第二次性徴で女らしくなって身長もその年齢の平均より大人に近いレベルになってバレーを辞めた上に周りからも冷やかされるようになって男の子を避けるようになった
自分の恋愛の対象が同性なのを気づいたのはもう暫く先になるけど異性は苦手だった
病院に就職が決まる頃には自分が同性愛者である自覚があった
同じ職場の先輩に惹かれて楽しかったのを覚えている
歓迎会の夜に部長先生に酔わされて縛られて犯され 脅されるまでは

だから勿論 自分が男性に惹かれて ましてデートを望んだり 変態行為を望むようになるなんて思いもしなかった

夏の海水浴場のはずれの人のまばらなシーサイドで水着の上にお揃いのラッシュガードを羽織って座っている自分が不思議でこれから自分が望んでされようとしている事に興奮もしていた
しかも相手は頼んで恋人になって貰った怜子さんの旦那さんでわたしのご主人様なのだから
遠くから海の家の賑やかな歓声やスピーカーから流れる音楽が聞こえて来た
ご主人様に誠さんのように物のように鞄に詰めて欲しい とおねだりしたのだけど ご主人様はまだやった事のないプレイはやめておけ と諌められた
その上で提案された今日のプレイだった

理音はそんな 被虐趣味は無い と思うから嫌ならやめておけばいい
カバンなんかに詰められて街中に持ち出されたら後戻り出来なくてパニックになるかも だからな

わたしは黙って頷いた

で 今日はどう言うプレイか と言うと露出プレイでは あるんだ
ラッシュガードの中でビキニのブラ 取ってくれ

まるでご主人様がわたしの身体を触ったかのように熱くなった
わたしはおずおずとラッシュガードの袖から手を抜いて中で水着のトップスを脱いだ

どう? とご主人様に聞かれて
心臓の音が聞こえるんじゃないか と言うくらい耳の奥が鳴っていたけど

大丈夫です

と 答えた
次はボトムの方だ と思ったらその通りの言葉を言われて身体の奥が熱くなって身体が動けなくなった
そうしたらご主人様が躊躇っていると思ったのか

ラッシュガードは紫外線通さないし濃い色目 選んでるから透けないよ 大丈夫
駄目そうなら 今日は海遊びに変更するし

いえ 体験したいって言ったの 私ですから

海遊び は こうしてご主人様と海に来てご主人様の言いつけを守る事が今のわたしの海遊びなんだ
わたしは立ち上がって脚からパンツを抜きペタンと座った
ご主人様がわたしの横から正面に移動して座る
背筋を伸ばし周りを見てみろ と言われた
数組いる海水浴客は遠くに居て誰も私たちに注目していない
首元までしっかり閉めているラッシュガードのファスナーを下ろせ と言われてこれには勇気が必要だった
ゆっくり下ろして裾が左右に離れた
風が裸の肌を撫でて行く
ペタンと座った脚の膝を立てろ と言われて 魔法にかかったように何も考えられずにノロノロと膝を立てる
ああ わたしの裸をご主人様が見ている と思っていると 思いもかけない強い風がラッシュガードを左右に膨らませて海岸に私の裸を晒した
はっと我に返ってラッシュガードの左右を合わせて胸の前で腕を組んでいるとご主人様が裾を合わせてファスナーを上げてくれた
ほっとして身体の力を抜いたらフワッと抱き上げられてお姫様抱っこで波打ち際の方へご主人様が歩いて行く
ご主人様の首に腕を回して抱きつく
自分が何か言ったのか覚えていない
小さな子供になって大人の腕に抱かれている自分が居た
波が身体を包んで自分たちが海の中に居る事を意識する
ご主人様の囁きで自分が裸なのを思い出さされる
海の中に降ろされて立たされるとラッシュガードは浮き上がり 下半身が海中に晒される

いや 

ご主人様に抱きつくとご主人様の手がわたしのお尻を掴んで太腿を開く

ああ 恥ずかしい
もう もう駄目

ご主人様がわたしの身体を回して後ろから抱きしめて

皆んな ほら 理音を見てるよ

ああ 駄目よ 見ちゃダメ いや

踠こうとしてもキツく抱き止められて身動きも出来ない私の太腿をご主人様が上げて片足立ちになった私の秘所は大きく開いて波が撫でていく
私は目を瞑って波の愛撫に身を委ねかけていた
そんな私をご主人様が浅瀬の方へ引っ張って行こうとするのでさすがに抗うとそのままご主人様の膝に座らされて立膝を開かれてさっきの快感が戻って来る
秘所は大きく開いて潤み 波に犯されている自分がいる
太腿を押さえていたご主人様の手が離れても脚を開いて波を受けていた
するといきなり ご主人様がラッシュガードのファスナーを裾まで下ろしてしまう
驚いて身体を丸めようとするとご主人様にラッシュガードをスルッと脱がされてしまった

駄目です 返して下さい

うつ伏せに波の下に潜りご主人様の影に身体を隠そうとパニックになった
けれどご主人様が言う事を聞かなければラッシュガードを返さない と言ったのでご主人様の言う通り 周りを見回したら まばらだったビーチにはもう誰も居なかった
ほっとして抱きついた私をご主人様はお姫様抱っこして浅瀬に立ち上がって裸の私を深みへ連れて行き私たちは愛し合った

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