メグルユメ
5.鎧蜥蜴の巣
最悪に近い状況になった。完全に陽が落ちたのだ。まだ、最悪と呼ばないのは、暗いには暗いが星の灯りがありまだモノが見えるからだ。アストロやアシドは明るめの服や意匠を身に着けているのでこんな中でも見えているが、アレンやコストイラは泥を被り暗くなっているので見えづらくなっていた。
「河、川」
幽鬼のように歩くコストイラに苛ついたアストロが、エンドローゼから杖をかっぱらい頭を殴る。すぐに杖を返した。エンドローゼは急に杖を奪われ、驚いた顔をしていたが、すぐに返されさらに驚く。今度は離さないようにぎゅっと抱き着く。コストイラは何も文句を言わず、殴られた頭を擦る。
「洞窟だ」
レイドが指さす先に洞窟があった。ようやく休める場所だ。水場があればさらに良かったが今回はないようだ。
「今回はあそこで休もう。今日は色々ありすぎた」
未だに泥だらけのコストイラが言っているのを聞くと妙に説得力がある。その疲れ気味の姿は見るに堪えない。中に入ると何かの気配がある。何かが住み着いているのか。
目を凝らそうと力を入れると、アレンの眼には魔力が集まった。暗い視界がクリアになる。その中に蜥蜴がいた。
四足歩行でその青い肌を隠すように金属の丸楯を装備していた。他の冒険者から奪ったのか、その姿で生まれてくるのか。
「何かいるな?」
コストイラはその滑稽な見た目とは裏腹に鋭く気配を感じ、刀を鞘から半分出す。刀が星の灯りを反射して、蜥蜴の目元を照らす。
「魔物か」
コストイラが発見したのと同時に、今まで沈黙していた蜥蜴の眼が開く。
『グォオオオオオッッ!!』
シールドリザードは吠えると畳んでいた足を伸ばし、立ち上がる。結構な短足で足まで楯で隠れている。
蜥蜴はその4本の脚を動かし、突進してくる。シールドリザードの頭の楯とレイドの楯がぶつかり合い、火花を散らす。レイドは背負っていた大剣を手に取り、シールドリザードに叩きつける。左の前足の楯に当たり、大きな火花を散らせる。そして、楯越しに足を折る。
『グオン!』
シールドリザードはその楯でレイドを押し返すように押し出すが、レイドも楯で応戦する。シキとアシドがシールドリザードの横に回り込む。槍とナイフが蜥蜴の横腹を斬りつけていく。
『グゥウウウ!!』
血を流しながら距離を取る。
「大剣を使うなんて珍しいな」
「私も活躍したかった」
コストイラが素直に感想を述べる。そうすると、レイドは少し悲しげに答える。コストイラは一筋の汗を垂らした。
「じ、じゃあ止めは任せたぜ」
「よし任せろ」
レイドは楯でシールドリザードを殴り、動きを止めると、思い切り大剣を叩きつける。蜥蜴の頭に振り下ろされた大剣は楯に当たる。しかし、威力は生身の頭に伝わり、シールドリザードの頭がひしゃげる。
『ゴ、ア?』
白眼を剥き、血を垂れ流しながら、よろよろと動く。レイドはもう一度大剣を振り下ろす。鮮血と共に脳漿が散り、顔に少し張り付く。レイドの前に広がる凄惨な情景にエンドローゼは目を剥き、口元を手で覆う。レイドが顔についた血を拭うと、後ろからの衝撃を受けて地面に倒れた。
「河、川」
幽鬼のように歩くコストイラに苛ついたアストロが、エンドローゼから杖をかっぱらい頭を殴る。すぐに杖を返した。エンドローゼは急に杖を奪われ、驚いた顔をしていたが、すぐに返されさらに驚く。今度は離さないようにぎゅっと抱き着く。コストイラは何も文句を言わず、殴られた頭を擦る。
「洞窟だ」
レイドが指さす先に洞窟があった。ようやく休める場所だ。水場があればさらに良かったが今回はないようだ。
「今回はあそこで休もう。今日は色々ありすぎた」
未だに泥だらけのコストイラが言っているのを聞くと妙に説得力がある。その疲れ気味の姿は見るに堪えない。中に入ると何かの気配がある。何かが住み着いているのか。
目を凝らそうと力を入れると、アレンの眼には魔力が集まった。暗い視界がクリアになる。その中に蜥蜴がいた。
四足歩行でその青い肌を隠すように金属の丸楯を装備していた。他の冒険者から奪ったのか、その姿で生まれてくるのか。
「何かいるな?」
コストイラはその滑稽な見た目とは裏腹に鋭く気配を感じ、刀を鞘から半分出す。刀が星の灯りを反射して、蜥蜴の目元を照らす。
「魔物か」
コストイラが発見したのと同時に、今まで沈黙していた蜥蜴の眼が開く。
『グォオオオオオッッ!!』
シールドリザードは吠えると畳んでいた足を伸ばし、立ち上がる。結構な短足で足まで楯で隠れている。
蜥蜴はその4本の脚を動かし、突進してくる。シールドリザードの頭の楯とレイドの楯がぶつかり合い、火花を散らす。レイドは背負っていた大剣を手に取り、シールドリザードに叩きつける。左の前足の楯に当たり、大きな火花を散らせる。そして、楯越しに足を折る。
『グオン!』
シールドリザードはその楯でレイドを押し返すように押し出すが、レイドも楯で応戦する。シキとアシドがシールドリザードの横に回り込む。槍とナイフが蜥蜴の横腹を斬りつけていく。
『グゥウウウ!!』
血を流しながら距離を取る。
「大剣を使うなんて珍しいな」
「私も活躍したかった」
コストイラが素直に感想を述べる。そうすると、レイドは少し悲しげに答える。コストイラは一筋の汗を垂らした。
「じ、じゃあ止めは任せたぜ」
「よし任せろ」
レイドは楯でシールドリザードを殴り、動きを止めると、思い切り大剣を叩きつける。蜥蜴の頭に振り下ろされた大剣は楯に当たる。しかし、威力は生身の頭に伝わり、シールドリザードの頭がひしゃげる。
『ゴ、ア?』
白眼を剥き、血を垂れ流しながら、よろよろと動く。レイドはもう一度大剣を振り下ろす。鮮血と共に脳漿が散り、顔に少し張り付く。レイドの前に広がる凄惨な情景にエンドローゼは目を剥き、口元を手で覆う。レイドが顔についた血を拭うと、後ろからの衝撃を受けて地面に倒れた。
「ファンタジー」の人気作品
-
暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが-
4.9万
-
転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~-
7万
-
クラス転移で俺だけずば抜けチート!?コミカライズ!-
4.8万
-
異世界支配のスキルテイカー ~ ゼロから始める奴隷ハーレム ~-
2.3万
-
妖刀使いがチートスキルをもって異世界放浪 ~生まれ持ったチートは最強!!~-
1.6万
-
劣等眼の転生魔術師 ~ 虐げられた元勇者は未来の世界を余裕で生き抜く ~-
1.1万
-
勇者になれなかった俺は異世界で-
2.4万
-
引きこもりLv.999の国づくり! ―最強ステータスで世界統一します―-
2.3万
-
転生貴族のハーレムチート生活【120万pv突破】-
5.5万
書籍化作品
-
お久しぶりです。俺と偽装婚約してもらいます。~年下ワケあり生真面目弁護士と湯けむり婚前旅行~-
140
-
天下界の無信仰者(イレギュラー)-
4405
-
暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが-
49991
-
シュガーレス・レモネード-
39
-
運命の赤い糸が引きちぎれない-
10
-
【コミカライズ配信中!】 婚約破棄後の悪役令嬢~ショックで前世の記憶を思い出したのでハッピーエンド目指します!~-
1280
-
【コミカライズ】あなたの寵妃でかまわない ~騎士令嬢は吸血公爵に溺愛される~-
33
-
山育ちの冒険者 この都会(まち)が快適なので旅には出ません-
442
-
【書籍化】マジックイーター 〜ゴブリンデッキから始まる異世界冒険〜-
4504

コメント
コメントを書く