【コミカライズ】ヴァンパイア執事はお嬢様に心を読まれています
共通の敵
「んんんんー。上手いよおおおおお!!」
とココは口いっぱいに叔父さんの作った料理を堪能し、幸せそうに言った。
お嬢様が
「お前ら……。旅の間中、何食ってたんだ!
げげっ!へ、蛇とかカエル!!?
うぐ!信じられない!!」
と青ざめるお嬢様。心を読んだのだろう。
「ふんだ!お嬢様はそんなの食べたことないだろうけど、案外美味しいよ?」
とココは言う。
ミアは
「本当に美味しい……。流石プロですわ!お嫁に行って一生食べていたいですわ!」
と相変わらず叔父さんに惚れたミアは目をハートにしている。
「……ところで……。
エレン達が遭遇した男と、ミアちゃん達が遭遇した男は、間違いなく同一人物なんだね?」
と言うと、ミアはうなづき、お嬢様も
「そうです……。
あの男に間違いないわ!忘れるもんですか!
流石不死身で、容姿は昔と一切変わらなかったもの!!」
「途中で若い歳に変身していたけどね」
と僕が言うと
「お嬢様も男の記憶を見て、確信したんだね?」
と叔父さんが確認する。
「ああ。……あいつが記憶を思い出している時に、たまたま、お義父様達の事を思い出していた様で、それで私にもわかったんだ」
とお嬢様は少し辛そうにしていたので
「大丈夫です、お嬢様。僕が付いてますので、眠れなかったら一緒に……」
と言うと遠慮なく足を踏まれた。
「……旦那様達の遺体は、損傷が激しいと聞いてはいた。
葬式の時は、棺の蓋さえ開けなかったからな。
血を吸われて、カラカラになっていたのなら、教会の関係者のみで、処理されたのだろう。
お嬢様の侯爵家や、うちの領地でも、周辺では、ヴァンパイアなど神話に過ぎないレベルで、ほとんど何も知らないし、ミアちゃん達のなんとか教とのつながりもないと思えるけど」
と叔父さんはミアに確認すると、
「ええ、ゲオルギアス教は、世界中で広まっているわけではないし、ヴァンパイアの存在を否定する普通の教会の方がまだ多いですから…。
だから私達は密かに旅を続け、拠点となる街の教会の協力者と共に、昔からヴァンパイア達と闘ってきたわ」
と教えてくれた。
「この街の教会も、ゲオルギアス教と繋がりがあるんだね……。
しかし、それなら何故わざわざ男はこの街に宿泊していたんだろうね?
敵であるゲオルギアス教と、ハンターがいるかもしれないのに」
と叔父さんが言うと、お嬢様は
「……こんなことを言うと悪いが、あのアルフレートというバケモノは……。ハンターを怖がっていないぞ」
と言うとミアが
「それも男の記憶を呼んだのね?全く便利な力ね?私も欲しいくらいだわ!」
と言うとお嬢様は
「こんな力無い方がいいに決まってるだろ!!」
と睨みつけた。
そうだ……!お嬢様はこの力のせいで実の両親からも……。
と考えていると
「金髪!余計なことは考えなくていいから!」
と止められた。
「は、はい!申し訳ありません!」
と謝ると叔父さんが
「つまり我々は今、共通の敵が仇であると言うことだ!
お嬢様と我々は旦那様と奥様を殺された。
ミアちゃんとココちゃんは両親と故郷の人々の仇。
そして、アルフレートというヴァンパイアは、お嬢様のサトリの力を手に入れたく、隷属、もしくは仲間にしたがっていると」
と纏めた。
「付け足すと、お嬢様を自分の嫁にしたがっているから、僕にとっては恋敵も同然です!!」
と憤慨すると叔父さんは笑い、
「ハハハ!エレン!早急だよ。奴はお嬢様の力が欲しいから利用しようとしているだけだろう……。
そうなると、サトリのことも少し調べなければならなくなるがね」
と言うとお嬢様は
「そんなの……。私だって侯爵家でたくさん本を読んで調べたが、私が読んできた本には手がかりは掴めなかった……」
「えっ!?お嬢様!そうなんですか!?本好きの方だとばかり思っていました!!」
と言うとお嬢様は
「ふん。周囲にはそう思わせていた。実際本は好きだが、目的は私の力のことを知ることだった。ハズレだらけだったがな」
と言う。
お嬢様は……、自分の力のことを探っていたんだ……。
考えてみれば、僕だったら確かに自分の力のことは知っておきたいし、無くす方法もあるんじゃ無いかと考えるよな。
さすがお嬢様!!
とココは口いっぱいに叔父さんの作った料理を堪能し、幸せそうに言った。
お嬢様が
「お前ら……。旅の間中、何食ってたんだ!
げげっ!へ、蛇とかカエル!!?
うぐ!信じられない!!」
と青ざめるお嬢様。心を読んだのだろう。
「ふんだ!お嬢様はそんなの食べたことないだろうけど、案外美味しいよ?」
とココは言う。
ミアは
「本当に美味しい……。流石プロですわ!お嫁に行って一生食べていたいですわ!」
と相変わらず叔父さんに惚れたミアは目をハートにしている。
「……ところで……。
エレン達が遭遇した男と、ミアちゃん達が遭遇した男は、間違いなく同一人物なんだね?」
と言うと、ミアはうなづき、お嬢様も
「そうです……。
あの男に間違いないわ!忘れるもんですか!
流石不死身で、容姿は昔と一切変わらなかったもの!!」
「途中で若い歳に変身していたけどね」
と僕が言うと
「お嬢様も男の記憶を見て、確信したんだね?」
と叔父さんが確認する。
「ああ。……あいつが記憶を思い出している時に、たまたま、お義父様達の事を思い出していた様で、それで私にもわかったんだ」
とお嬢様は少し辛そうにしていたので
「大丈夫です、お嬢様。僕が付いてますので、眠れなかったら一緒に……」
と言うと遠慮なく足を踏まれた。
「……旦那様達の遺体は、損傷が激しいと聞いてはいた。
葬式の時は、棺の蓋さえ開けなかったからな。
血を吸われて、カラカラになっていたのなら、教会の関係者のみで、処理されたのだろう。
お嬢様の侯爵家や、うちの領地でも、周辺では、ヴァンパイアなど神話に過ぎないレベルで、ほとんど何も知らないし、ミアちゃん達のなんとか教とのつながりもないと思えるけど」
と叔父さんはミアに確認すると、
「ええ、ゲオルギアス教は、世界中で広まっているわけではないし、ヴァンパイアの存在を否定する普通の教会の方がまだ多いですから…。
だから私達は密かに旅を続け、拠点となる街の教会の協力者と共に、昔からヴァンパイア達と闘ってきたわ」
と教えてくれた。
「この街の教会も、ゲオルギアス教と繋がりがあるんだね……。
しかし、それなら何故わざわざ男はこの街に宿泊していたんだろうね?
敵であるゲオルギアス教と、ハンターがいるかもしれないのに」
と叔父さんが言うと、お嬢様は
「……こんなことを言うと悪いが、あのアルフレートというバケモノは……。ハンターを怖がっていないぞ」
と言うとミアが
「それも男の記憶を呼んだのね?全く便利な力ね?私も欲しいくらいだわ!」
と言うとお嬢様は
「こんな力無い方がいいに決まってるだろ!!」
と睨みつけた。
そうだ……!お嬢様はこの力のせいで実の両親からも……。
と考えていると
「金髪!余計なことは考えなくていいから!」
と止められた。
「は、はい!申し訳ありません!」
と謝ると叔父さんが
「つまり我々は今、共通の敵が仇であると言うことだ!
お嬢様と我々は旦那様と奥様を殺された。
ミアちゃんとココちゃんは両親と故郷の人々の仇。
そして、アルフレートというヴァンパイアは、お嬢様のサトリの力を手に入れたく、隷属、もしくは仲間にしたがっていると」
と纏めた。
「付け足すと、お嬢様を自分の嫁にしたがっているから、僕にとっては恋敵も同然です!!」
と憤慨すると叔父さんは笑い、
「ハハハ!エレン!早急だよ。奴はお嬢様の力が欲しいから利用しようとしているだけだろう……。
そうなると、サトリのことも少し調べなければならなくなるがね」
と言うとお嬢様は
「そんなの……。私だって侯爵家でたくさん本を読んで調べたが、私が読んできた本には手がかりは掴めなかった……」
「えっ!?お嬢様!そうなんですか!?本好きの方だとばかり思っていました!!」
と言うとお嬢様は
「ふん。周囲にはそう思わせていた。実際本は好きだが、目的は私の力のことを知ることだった。ハズレだらけだったがな」
と言う。
お嬢様は……、自分の力のことを探っていたんだ……。
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