【コミカライズ】ヴァンパイア執事はお嬢様に心を読まれています
怒りのヴァンパイア執事
珍しく怒りが収まらない!!
お嬢様が、ハゲたクソジジイに嫁ぐなんて!こんなの許せるか!旦那様が生きていたら、きっと最高の素敵な貴公子様をご紹介してくださるに違いないのに!
カトリーナ様が今の旦那様オスカー様に、きっと早く、パウラお嬢様を追い出したくて、いい加減なクソジジイを結婚相手に選んだのだ!!
しかも辺境伯だからここからかなり遠くの所に嫁がせるのは間違いない!
ハゲ辺境伯だっておかしい!娼館の女が子供を宿したと知って、密かに殺したに違いない!貴族ではよくある話だ。内密に処理させ、無かった事にしてのうのうと生きている。
そんな危ないハゲに、パウラお嬢様を嫁がせようなど許せるものか!!絶対に認めないぞ!
いつかはこんな日が来るとは思っていたけど…。亡くなったロベルト旦那様達は、こんな結婚相手なんて絶対望んでいないだろう!
ああ!神か悪魔の悪戯か?悪戯レベルでは済まされないが…なんてことだろう!
いっそ連れて逃げてしまおうか?
ただの誘拐になるけど。
でもお嬢様とずっと一緒にいるには、もうこれしかないか?
どうしよう。お嬢様を誰にも渡したくない!
困った!あ、相手の辺境伯のクソジジイの血を吸って殺してやろうか!?
…老いぼれジジイの血は不味そうだが、お嬢様がジジイに可愛がられてる姿なんて想像しただけで嫌だ!
人間の血なんて今まで飲んだ事は無いけど、お嬢様の為なら、非道なヴァンパイアにもなり得るかもしれない。
ダメだ、全然怒りが治らない……!
「ひっっ!!?」
と扉の向こうから小さな悲鳴が上がる。
相変わらず今日も…お嬢様は部屋から出ては来てくれない。
「お嬢様、聞こえてますよね!?お嬢様に縁談が来ていますけど、僕は許せません!!絶対に僕がなんとかします!!」
すると、なんとカサリと実に数年ぶりにお嬢様が扉の下から紙きれを出した!!
わっ!お嬢様が僕に手紙を書いてくれた!!ラブレター!?一瞬ドキドキして喜んだら
ドンっとドアを蹴る音がしたからこれは違うと言ってるのか?
紙切れを開くと
『殺すのはやめろ金髪!』
と一言書いてあった!相変わらずの毒舌だが
「あ、ああ!数年ぶりに、お嬢様が僕を金髪と!バケモノじゃなくて金髪と!!嬉しいっ!!」
と紙切れを胸に抱く。お嬢様が僕の為に書いてくれたメッセージ…。これは大切に取っておこう!!
*
それからアッサール叔父さんにも相談した。
「お嬢様が…8年ぶりに僕にラブレターを書いてくれました!!」
と自慢して紙切れを見せてみると、叔父さんは
「…え…!?ヴァレン…?何でこれがラブレターなんだよ?…お前も相当ヤバイ状態なんじゃないか!?」
と心配された。失礼な!
「いいんです!お嬢様がちゃんと生きている事や、こうしてお手紙を書いてくれたこと!僕は幸せです!
だからこそ…あのハゲ辺境伯の所になんか、お嬢様を行かせられない!!」
と言うと叔父さんは
「落ち着けヴァレン。でも、そろそろ本当にパウラお嬢様も結婚相手を見つけなければならないだろ?
いつまでも結婚せずにこの家にずっといるわけにもいかないだろ?」
と言う叔父さんに
「確かに…それはそうですけど、でも嫌がらせか何か知りませんが、ハゲ辺境伯は無いでしょう!?
歳だって親と娘くらいの差ですよ!?もっといいお相手がいるはずです!!」
「ふーん?お前はどんな相手がお嬢様に相応しいと思ってるんだ?」
と聞かれて
「そりゃ、カッコよくて優しく、思いやりがあり、決してお嬢様を見捨てない、お嬢様一途で、浮気なんて絶対にしない、誠実真面目な男の人です!!
もちろんお嬢様がサトリでも構わない、心の中なんか全然見てくれてオッケーな人です!!」
と言うと
「ほぼ、お前じゃねーか!!」
と呆れられた。
「まあ、ヴァレンが辺境伯様との結婚が許せないならどうとでもできるだろ?俺たちには力もあるし…。やるかやらないかはヴァレン次第だけどな?
どうせ、お嬢様にはお前のこともバレバレなんだから」
と叔父さんは、よく考えて結論を出しなと言った。
お嬢様が、ハゲたクソジジイに嫁ぐなんて!こんなの許せるか!旦那様が生きていたら、きっと最高の素敵な貴公子様をご紹介してくださるに違いないのに!
カトリーナ様が今の旦那様オスカー様に、きっと早く、パウラお嬢様を追い出したくて、いい加減なクソジジイを結婚相手に選んだのだ!!
しかも辺境伯だからここからかなり遠くの所に嫁がせるのは間違いない!
ハゲ辺境伯だっておかしい!娼館の女が子供を宿したと知って、密かに殺したに違いない!貴族ではよくある話だ。内密に処理させ、無かった事にしてのうのうと生きている。
そんな危ないハゲに、パウラお嬢様を嫁がせようなど許せるものか!!絶対に認めないぞ!
いつかはこんな日が来るとは思っていたけど…。亡くなったロベルト旦那様達は、こんな結婚相手なんて絶対望んでいないだろう!
ああ!神か悪魔の悪戯か?悪戯レベルでは済まされないが…なんてことだろう!
いっそ連れて逃げてしまおうか?
ただの誘拐になるけど。
でもお嬢様とずっと一緒にいるには、もうこれしかないか?
どうしよう。お嬢様を誰にも渡したくない!
困った!あ、相手の辺境伯のクソジジイの血を吸って殺してやろうか!?
…老いぼれジジイの血は不味そうだが、お嬢様がジジイに可愛がられてる姿なんて想像しただけで嫌だ!
人間の血なんて今まで飲んだ事は無いけど、お嬢様の為なら、非道なヴァンパイアにもなり得るかもしれない。
ダメだ、全然怒りが治らない……!
「ひっっ!!?」
と扉の向こうから小さな悲鳴が上がる。
相変わらず今日も…お嬢様は部屋から出ては来てくれない。
「お嬢様、聞こえてますよね!?お嬢様に縁談が来ていますけど、僕は許せません!!絶対に僕がなんとかします!!」
すると、なんとカサリと実に数年ぶりにお嬢様が扉の下から紙きれを出した!!
わっ!お嬢様が僕に手紙を書いてくれた!!ラブレター!?一瞬ドキドキして喜んだら
ドンっとドアを蹴る音がしたからこれは違うと言ってるのか?
紙切れを開くと
『殺すのはやめろ金髪!』
と一言書いてあった!相変わらずの毒舌だが
「あ、ああ!数年ぶりに、お嬢様が僕を金髪と!バケモノじゃなくて金髪と!!嬉しいっ!!」
と紙切れを胸に抱く。お嬢様が僕の為に書いてくれたメッセージ…。これは大切に取っておこう!!
*
それからアッサール叔父さんにも相談した。
「お嬢様が…8年ぶりに僕にラブレターを書いてくれました!!」
と自慢して紙切れを見せてみると、叔父さんは
「…え…!?ヴァレン…?何でこれがラブレターなんだよ?…お前も相当ヤバイ状態なんじゃないか!?」
と心配された。失礼な!
「いいんです!お嬢様がちゃんと生きている事や、こうしてお手紙を書いてくれたこと!僕は幸せです!
だからこそ…あのハゲ辺境伯の所になんか、お嬢様を行かせられない!!」
と言うと叔父さんは
「落ち着けヴァレン。でも、そろそろ本当にパウラお嬢様も結婚相手を見つけなければならないだろ?
いつまでも結婚せずにこの家にずっといるわけにもいかないだろ?」
と言う叔父さんに
「確かに…それはそうですけど、でも嫌がらせか何か知りませんが、ハゲ辺境伯は無いでしょう!?
歳だって親と娘くらいの差ですよ!?もっといいお相手がいるはずです!!」
「ふーん?お前はどんな相手がお嬢様に相応しいと思ってるんだ?」
と聞かれて
「そりゃ、カッコよくて優しく、思いやりがあり、決してお嬢様を見捨てない、お嬢様一途で、浮気なんて絶対にしない、誠実真面目な男の人です!!
もちろんお嬢様がサトリでも構わない、心の中なんか全然見てくれてオッケーな人です!!」
と言うと
「ほぼ、お前じゃねーか!!」
と呆れられた。
「まあ、ヴァレンが辺境伯様との結婚が許せないならどうとでもできるだろ?俺たちには力もあるし…。やるかやらないかはヴァレン次第だけどな?
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