【コミカライズ】ヴァンパイア執事はお嬢様に心を読まれています
遅れてきた初恋
ま、また、お嬢様に助けられた。
どうしてか知らないが僕を一番に助けようとしたのが気弱なお嬢様だと屋敷の者に知れ渡っていた。
部屋から出ないから、きっとトイレに行くついでに僕を見かけたのだろうと言う話になり、お嬢様も旦那様にその様に伝えたらしい。
「どうしよう…お礼を言わなきゃ」
お礼の品とかいるかな??とりあえず休暇をまたいただいているので、街へ行って花屋を除いた。おばさんが出てきて
「おや?花が欲しいのかい?」
「え、えっと…そのう…」
と困ってると、おばさんがサービスして、たくさん持たせてくれた。花の生気を吸わない様に気を付けて僕は持ち帰り、お嬢様の部屋をノックする。
「お嬢様…あの!この度は助けてくれてありがとうございます!」
と言うと中から
「バケモノなのに助けてー、とか情けな!」
とまたも憎まれ口が聞こえた。
確かに情けなかった。猿轡さえ無ければ何とか出来たのに。
「お嬢様の忠告を真剣に聞いてなかった僕のせいです。
あの!お礼にお花を買って参りました!受け取って欲しいのです!」
と言うと薄くドアが開き、片眼鏡をしたお嬢様が顔を出す。僕に操られたくないのだろう。
「当たり前!バケモノに目を見られたらおしまい!」
そう、僕は眼鏡をかけてる人に催眠を上手くかけれないのだ。レンズの効果か?
お嬢様は花を見て
「花より本の方がいい。でも仕方ないからもらってあげてもいいわ。特別に部屋に入って飾らせてあげる。変な事をしたら杭で刺してやる!」
ともちろん手に杭を持ち、十字架を首から下げているお嬢様だけど、僕は部屋に入れたのが嬉しくて、ルンルンと花を綺麗に飾った。
「お嬢様!本当に危ないところをありがとうございました!!お嬢様がいなければ僕は本当に危なかったです!」
と頭を下げる。
「ふん!本当にトイレに行こうとして気絶したあんたを抱えたマリアンを見たのよ。
そしてマリアンの心の中の声が
『ようやく私のものになったわ!ヴァレンティン♡
可愛がってあげよう!!』
とか聞こえてきたからね。
とりあえず非常用の斧で扉を壊そうとしたけど、あんまり上手くいかなかったし、集まった使用人達が最終的に助けたんだから礼なら彼らにも言うことね」
と僕の前ではベラベラ喋る。
「うるさいわね、普段の臆病な私なんてこの家にいる為の演技に決まってんでしょ?
ここを追い出されないためにも、お義父さまとお義母さまには、臆病で守ってあげたい少女を演じないとね!」
と言った。大した役者である。
まぁそれでも僕は助かった。
お嬢様も捻くれてるけど可愛いところもあるし!
と心の中で思いハッとしてお嬢様を見るとお嬢様は赤くなっていた。
「……!!?」
しまった!心の声だだ漏れだった!!
いやでも、僕を見て赤くなって可愛い。
あ、あれ?なんか僕まで恥ずかしい!
ああ、声が聞こえちゃう!
お嬢様は耳を塞ぎ、後ろを向き
「出てけバカ!バカな事考えないで!早く!!」
「えっ!?は、はい!すみません!!」
と慌てて部屋を出るが心臓がバクバクしていた。
あれ?でもなんか嬉しいかも…。
僕とても変な気持ち。なんだろう??
女の子にこんな邪険にされて嬉しいなんて変態かもしれない…。
「うーん?」
よくわからなくて叔父さんの部屋を訪ねて相談したら、また爆笑されて肩を叩かれた。
そして
「ヴァレンティン!初恋おめでとう!!」
と言われ、なんかしっくりきた!!
僕は今まで恋をした事が無かった。お嬢様にピンチを二度も救われて…酷い言葉とかいっぱい浴びせられたけど、本当は優しい子なんじゃないかって思ってた。
ずっとずっと、どうしたら部屋から出てきてもらえるか考えたりした。旦那様に話を聞いたり、孤児院を調べたり、全部お嬢様の為に頑張った!!
「ああ…僕…お嬢様のこと…好きなんだ…」
これが恋でした。
どうしてか知らないが僕を一番に助けようとしたのが気弱なお嬢様だと屋敷の者に知れ渡っていた。
部屋から出ないから、きっとトイレに行くついでに僕を見かけたのだろうと言う話になり、お嬢様も旦那様にその様に伝えたらしい。
「どうしよう…お礼を言わなきゃ」
お礼の品とかいるかな??とりあえず休暇をまたいただいているので、街へ行って花屋を除いた。おばさんが出てきて
「おや?花が欲しいのかい?」
「え、えっと…そのう…」
と困ってると、おばさんがサービスして、たくさん持たせてくれた。花の生気を吸わない様に気を付けて僕は持ち帰り、お嬢様の部屋をノックする。
「お嬢様…あの!この度は助けてくれてありがとうございます!」
と言うと中から
「バケモノなのに助けてー、とか情けな!」
とまたも憎まれ口が聞こえた。
確かに情けなかった。猿轡さえ無ければ何とか出来たのに。
「お嬢様の忠告を真剣に聞いてなかった僕のせいです。
あの!お礼にお花を買って参りました!受け取って欲しいのです!」
と言うと薄くドアが開き、片眼鏡をしたお嬢様が顔を出す。僕に操られたくないのだろう。
「当たり前!バケモノに目を見られたらおしまい!」
そう、僕は眼鏡をかけてる人に催眠を上手くかけれないのだ。レンズの効果か?
お嬢様は花を見て
「花より本の方がいい。でも仕方ないからもらってあげてもいいわ。特別に部屋に入って飾らせてあげる。変な事をしたら杭で刺してやる!」
ともちろん手に杭を持ち、十字架を首から下げているお嬢様だけど、僕は部屋に入れたのが嬉しくて、ルンルンと花を綺麗に飾った。
「お嬢様!本当に危ないところをありがとうございました!!お嬢様がいなければ僕は本当に危なかったです!」
と頭を下げる。
「ふん!本当にトイレに行こうとして気絶したあんたを抱えたマリアンを見たのよ。
そしてマリアンの心の中の声が
『ようやく私のものになったわ!ヴァレンティン♡
可愛がってあげよう!!』
とか聞こえてきたからね。
とりあえず非常用の斧で扉を壊そうとしたけど、あんまり上手くいかなかったし、集まった使用人達が最終的に助けたんだから礼なら彼らにも言うことね」
と僕の前ではベラベラ喋る。
「うるさいわね、普段の臆病な私なんてこの家にいる為の演技に決まってんでしょ?
ここを追い出されないためにも、お義父さまとお義母さまには、臆病で守ってあげたい少女を演じないとね!」
と言った。大した役者である。
まぁそれでも僕は助かった。
お嬢様も捻くれてるけど可愛いところもあるし!
と心の中で思いハッとしてお嬢様を見るとお嬢様は赤くなっていた。
「……!!?」
しまった!心の声だだ漏れだった!!
いやでも、僕を見て赤くなって可愛い。
あ、あれ?なんか僕まで恥ずかしい!
ああ、声が聞こえちゃう!
お嬢様は耳を塞ぎ、後ろを向き
「出てけバカ!バカな事考えないで!早く!!」
「えっ!?は、はい!すみません!!」
と慌てて部屋を出るが心臓がバクバクしていた。
あれ?でもなんか嬉しいかも…。
僕とても変な気持ち。なんだろう??
女の子にこんな邪険にされて嬉しいなんて変態かもしれない…。
「うーん?」
よくわからなくて叔父さんの部屋を訪ねて相談したら、また爆笑されて肩を叩かれた。
そして
「ヴァレンティン!初恋おめでとう!!」
と言われ、なんかしっくりきた!!
僕は今まで恋をした事が無かった。お嬢様にピンチを二度も救われて…酷い言葉とかいっぱい浴びせられたけど、本当は優しい子なんじゃないかって思ってた。
ずっとずっと、どうしたら部屋から出てきてもらえるか考えたりした。旦那様に話を聞いたり、孤児院を調べたり、全部お嬢様の為に頑張った!!
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