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【コミカライズ】ヴァンパイア執事はお嬢様に心を読まれています

黒月白華

危ないメイドに捕まった

「……?」
蝋燭の灯りがボウと浮かび上がる薄暗い部屋…?何処だここは??
起きようとして違和感。
声が出ないように口に猿轡さるぐつわ。両手両足は上にロープでベッドの端に括られてくくられて吊られており動けない。しかも足の指を何かが舐めた!!

ひいいいっ!?

なんとか首を少し頑張って起こすと足元に何かいる!!
なんだ!?

「ヒヘヘヘ!ウフフハ!アハ!」
怪しい声が聞こえてゾッとした。
何!?
女の人の声だ。
しかも聞いたことがある!

それはメイドのマリアンさんだった。

「あら…お目覚め?ヴァレンティン♡…ハア…そうよね?意味がわからないわよね…」
と恍惚な顔で言う。

「ウフッ♡
ここはぁ…私の部屋よぉ♡
来てくれてありがとうヴァレンティン♡

ちゃんと掃除して綺麗にしてるのよ?角部屋かどべや陽当たりひあたり良好。私の隣の部屋は空き部屋あきべやだし、少しくらい音がしても大丈夫…ンフ」
ほおを染めて、靴下を脱がせた僕の足の指をベロリと舐めた。ひいいい!

「……」
マリアンさんは完全に僕にロックオンしている。息遣いも荒い!完全にヤバいひとと化していて昼間のマリアンさんとは別人の様に違う!!
元々僕の事を気に入って、よく話しかけて相談に乗るとかなんとかで誘われたけど、断り続けていた。

その結果がこれ?
そういえばお嬢様も気を付けろって言ってたのに!!

「ンフ!ヴァレンティン♡私…貴方あなたをひと目見て好きになったわ。年齢なんて関係ない!貴方あなたの叔父さま、アッサール料理長も素敵だけど私の好みは年下の美少年なのよねぇ」
もう片方の足の指を舐められ気持ち悪い。

「……!」
ジタバタと身体からだを捻ったりしてみるが直ぐに抑えられる。なんかキツい香水の匂いがした。僕の上にのしかかり、今度は手の指を舐める!

ひいいい!!僕の貞操がヤバイ!
そうだ!なんとかマリアンさんの目を見つめて操ることが出来ればだが、指を一生懸命舐めるのに夢中になっている。ひいいいい!!

「ヴァレンティンの指、美味しい♡次は何処を頂こうかしら?ああ!ヴァレンティン♡私のヴァレンティン♡」
とプチプチ上着のボタンを外されていく!!
ぎゃーーー!助けて!!

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