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【コミカライズ】ヴァンパイア執事はお嬢様に心を読まれています

黒月白華

聞こえる声(パウラ)

物心ものごころついた時から…私は両親の心の中の声が聞こえていた。

父はその頃から酷い遊び人であり、女の人と浮気をして帰ってきた。バレないだろうと思っている飄々としている父親の頭の中は、子供にはまだ早い、いやらしいことばかり。汚らしいと思った。

母親に

「お父さんがお母さんじゃない人とベッドで仲良くしてきたよ」
と告げたら、母親は激昂して私をぶった。

「そんなわけないでしょ!?あの人が私を捨てるなんて!嫌な事を言わないの!!

私はね、あんたを産む前は街で一番可愛い娘だったんだ!!浮気なんてするはずがない!!」
と怒られ、気付いたらほおが腫れて痛くてじんじんした。
母親はプライドが高かった。自分が一番綺麗だと本気で信じている。
しかし、私の言葉を僅かに疑った母親は、父親のあとを付けて、女の人と仲良くしているところを見て絶望した。

母親は死のうとしたが、父親に止められた。そしてこんなことになった原因の私を睨みつけた。

「てめえ!よくも!なんでわかった!?」
と聞かれたので私は素直に

「お父さんの心の中を覗いたの。私…お父さんの心の中の声がわかるよ。お母さんのも心の声わかる……」
すると父親は…

「悪いヤツだな…。親に嘘をつくなんて!こっちにきなさい!!」

「嫌だ!!怖い!!お母さん助けて!お父さんが!」
と言うが母親は無視した。
助ければ自分の美しい顔に傷がつくかもしれないから私を身代わりみがわりにして逃げた。

それから私は身体中からだぢゅうに青痣を作る日々になった。どうして誰も信じてくれないの?幼い私は怖くて、父親が帰るたびに隠れたが見つかり、また新しい傷を作られを繰り返した。

そして、その頃からなんと、母親も浮気をし始めた!
私は今度は父親に

「お母さんが知らない男の人と仲良くしてるよ」
と言うと今度は父親も母親も変な顔をして、私をいじめた。ある日二人が口論になり、私は仲裁しようとして止めとめに入り、飛んできた物が運悪く片目かために当たって、大きな傷ができた。
ぼたぼたと流れ落ちる血を見て、怖くなった父親は

「俺はやってない!この子の怪我は、お前のせいだ!」

「私だってしてないわ!貴方あなたが投げたのよ!!」
とまた言い訳を始めた。
そのうちに心の声が

『気持ち悪い子だ。人の心の声が聞こえるだと!?』

『気味が悪い!こんな子…産むんじゃなかったわ…』
と聞こえ初めて、私は酷く気分が悪くなり、吐いたり寝込んだりした。心の声は日々大きくなって体の痛みも増した。

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