現実世界で虐められ続けた最弱の俺は、剣と魔法のファンタジー世界でMP0の生産チートで無双する。落ちこぼれ王女と親に生き方を決められた公爵令嬢との人生逆転物語。
モンスター討伐は簡単だった②
「心愛先生。俺達の事を心配してくれているんですね。俺もゲーム感覚だった事は認めます。モンスターの生死を重く受け止めていなかった事も事実です。」 
「平和な世界で暮らしすぎて、私も考えが足りませんでしたので一緒です。ただ命を奪う行為に慣れてしまい、窮地に立たされた時、簡単に殺しを選択しなければそれで良いです。相手に交渉する手段がある場合、ちゃんと殺す以外の手段を第一に考えられますか?」 
「心愛さん。秀人の優しさは私が保証します。私が仕返しの為に武術を習い始めたのに対して、こいつはやり返すとかをまったく考えずに弱いままだった。それでも暴力に支配されず、ずっと何年も耐え続けて来た男です。例え強くなったとしても、暴力で何かを解決するやつじゃありません。私はやられたら反射的にやり返すと思いますが、秀人は違います。」 
「ちょっと、陽菜、それは言い過ぎ。少なくとも強くなったら交渉の手段にはすると思うよ。暴力で支配する奴は、その行為を繰り返すのは身に染みてる。でも、先生。モンスター討伐に慣れてしまっても殺人鬼になるつもりはありません。むしろ、その痛みを背負って、より命の大切さを学ぼうと思います。心愛先生が真剣に考えてくれたおかげです。心愛先生がいてくれて本当に良かった。ありがとうございます。」 
「そうですか。では、始めましょう。大人は私だけですから、なるべく私にやらせて下さいね。」 
携帯ダンジョンは、モンスターの出現数を変化出来る。3人は話し合い、次はモンスターの出現数を3匹に設定してダンジョンの中に入る。
出現したのはスライムが3匹。今度は心愛が【爆炎魔法】を使ったが、その瞬間にモンスター達は一瞬で消し炭になった。
レベルは全員が2まで上昇する。秀人はこのままでは自分達の特訓にならないので、爆発の規模を考え次は最大の15匹に設定した。最悪の場合は逃げる事までを想定し、連続100回の討伐を目標にした。 
最初に現れたモンスターはスライム9匹とラビリン6匹。ウサギみたいな耳が生えた毛むくじゃらで、スライムみたく顔だけの存在。素早く動く小型モンスターだった。だが、それも【爆炎魔法】で瞬殺だった。秀人達は一気にLv5になった。 
「ちょっと、魔法が強力すぎませんか?」「うん。」 
「そうですか? MPの事を考えてちゃんと初級の範囲魔法にしてますよ。」 
次に出現したのはラビリン3匹とボアブー7匹とフレッグ5匹だった。
ボアブーは、いのししと豚が合体したみたいな突進攻撃タイプの中型モンスター。フレッグは、毒を持った青いカエルの中型モンスター。だが、それも心愛が【爆炎魔法】で瞬殺した。
それどころか、この心愛の【爆炎魔法】1本で、連続100回、約1500匹のモンスター討伐が全て終了していた。
全員のレベルが15を超えている。
あの会話が終わってから、心愛は密かに大人である自分一人でモンスター達を討伐しようと考えていた。だから秀人と陽菜は何もしていない。 
「あの。生産職チートなんですが、心愛先生の攻撃威力が凄すぎて、モンスターの素材が全然手に入らないんです。それに俺達は何もしていません。」 
秀人はそう言いながら、ウインドウを確認する。ウィンドウからはアイテムボックスの中身が確認出来るのだ。そこには、今までのモンスターの素材やドロップアイテムが全て入っていた。
秀人は鑑定で改めて自分を確認する。
秀人は全生産職のクラスとジョブをマスターしている。【究極自動収集】。アイテムボックスも究極の性能なのだ。討伐時のモンスターの状態に関係無く、全てを最高の状態でドロップする。その切り替えがオンになっていた。 
「あ。すいません。全然ドロップしないと思ったら、俺のアイテムボックスが勝手に集めてたみたいです。」 
「そうですか。良かった。秀人君と陽菜ちゃんは、それぞれ別の事をやっていて下さい。やっぱり、私はまだ君達に大量の命を奪わせる行為を覚悟出来ていない。」
「……分かりました。やっぱり心愛先生は優しいですね。」
その後も心愛の全体魔法【爆炎魔法】一本でダンジョンを攻略した。その間に秀人は採掘師の装備でダンジョン内の鉱石の収集、陽菜は自分が覚えたスキルの素振りなどをしていた。
終わった頃には全員がLv18を超えていた。 
秀人達は改めて今後の事を相談する為に部屋で休憩をする事になった。秀人にはひとつ気になる事があったのだ。
「みんなはスキルポイントは何に振った?」
「スキルポイントって何ですか?」「私もわからないわ。」
「ん? スキルポイントが30貯まっているけど。俺は運だけが少なかったから多めにして、後は適当にバランス良く振ったんだけどね。」
「そんなポイントはないですよ。」
「うん。私もないなー。」
秀人は鑑定で原因を調べる。
農民は野菜を作る事で、経験値や職業経験値を稼げる職業だ。そして、農民クラスをLv50にすれば、基礎値に振れるポイントが10手に入る。
「あっ!? このポイントはクラス農民系のジョブで貰えるみたい。農民が10ポイントと真農民で20ポイント。だとしたら、これって絶対に先に取得しておいた方がいいぞ。俺が教えるからみんなで農作業をしよう。レベルも上がるみたいよ。」
「農作業? 異世界に来てまで農作業をするの?」
「うーん。そのスキルポイントがとても大切な事は理解出来ます。」
「真農民ジョブは俺だけだから厳しくても、農民のクラスをLv50で10ポイントが貰える。レベルの上昇で得られるステータスは基礎値を元にしているから、かなり有利になる。」
「そうですね。何より野菜を育ててレベルがあがるなら最高じゃないですか。……明日までには私もモンスターを討伐させる事の覚悟を決めておきます。」
※生産職を総合的に上げる事で鑑定スキルやアイテムボックスが手に入る。
「平和な世界で暮らしすぎて、私も考えが足りませんでしたので一緒です。ただ命を奪う行為に慣れてしまい、窮地に立たされた時、簡単に殺しを選択しなければそれで良いです。相手に交渉する手段がある場合、ちゃんと殺す以外の手段を第一に考えられますか?」 
「心愛さん。秀人の優しさは私が保証します。私が仕返しの為に武術を習い始めたのに対して、こいつはやり返すとかをまったく考えずに弱いままだった。それでも暴力に支配されず、ずっと何年も耐え続けて来た男です。例え強くなったとしても、暴力で何かを解決するやつじゃありません。私はやられたら反射的にやり返すと思いますが、秀人は違います。」 
「ちょっと、陽菜、それは言い過ぎ。少なくとも強くなったら交渉の手段にはすると思うよ。暴力で支配する奴は、その行為を繰り返すのは身に染みてる。でも、先生。モンスター討伐に慣れてしまっても殺人鬼になるつもりはありません。むしろ、その痛みを背負って、より命の大切さを学ぼうと思います。心愛先生が真剣に考えてくれたおかげです。心愛先生がいてくれて本当に良かった。ありがとうございます。」 
「そうですか。では、始めましょう。大人は私だけですから、なるべく私にやらせて下さいね。」 
携帯ダンジョンは、モンスターの出現数を変化出来る。3人は話し合い、次はモンスターの出現数を3匹に設定してダンジョンの中に入る。
出現したのはスライムが3匹。今度は心愛が【爆炎魔法】を使ったが、その瞬間にモンスター達は一瞬で消し炭になった。
レベルは全員が2まで上昇する。秀人はこのままでは自分達の特訓にならないので、爆発の規模を考え次は最大の15匹に設定した。最悪の場合は逃げる事までを想定し、連続100回の討伐を目標にした。 
最初に現れたモンスターはスライム9匹とラビリン6匹。ウサギみたいな耳が生えた毛むくじゃらで、スライムみたく顔だけの存在。素早く動く小型モンスターだった。だが、それも【爆炎魔法】で瞬殺だった。秀人達は一気にLv5になった。 
「ちょっと、魔法が強力すぎませんか?」「うん。」 
「そうですか? MPの事を考えてちゃんと初級の範囲魔法にしてますよ。」 
次に出現したのはラビリン3匹とボアブー7匹とフレッグ5匹だった。
ボアブーは、いのししと豚が合体したみたいな突進攻撃タイプの中型モンスター。フレッグは、毒を持った青いカエルの中型モンスター。だが、それも心愛が【爆炎魔法】で瞬殺した。
それどころか、この心愛の【爆炎魔法】1本で、連続100回、約1500匹のモンスター討伐が全て終了していた。
全員のレベルが15を超えている。
あの会話が終わってから、心愛は密かに大人である自分一人でモンスター達を討伐しようと考えていた。だから秀人と陽菜は何もしていない。 
「あの。生産職チートなんですが、心愛先生の攻撃威力が凄すぎて、モンスターの素材が全然手に入らないんです。それに俺達は何もしていません。」 
秀人はそう言いながら、ウインドウを確認する。ウィンドウからはアイテムボックスの中身が確認出来るのだ。そこには、今までのモンスターの素材やドロップアイテムが全て入っていた。
秀人は鑑定で改めて自分を確認する。
秀人は全生産職のクラスとジョブをマスターしている。【究極自動収集】。アイテムボックスも究極の性能なのだ。討伐時のモンスターの状態に関係無く、全てを最高の状態でドロップする。その切り替えがオンになっていた。 
「あ。すいません。全然ドロップしないと思ったら、俺のアイテムボックスが勝手に集めてたみたいです。」 
「そうですか。良かった。秀人君と陽菜ちゃんは、それぞれ別の事をやっていて下さい。やっぱり、私はまだ君達に大量の命を奪わせる行為を覚悟出来ていない。」
「……分かりました。やっぱり心愛先生は優しいですね。」
その後も心愛の全体魔法【爆炎魔法】一本でダンジョンを攻略した。その間に秀人は採掘師の装備でダンジョン内の鉱石の収集、陽菜は自分が覚えたスキルの素振りなどをしていた。
終わった頃には全員がLv18を超えていた。 
秀人達は改めて今後の事を相談する為に部屋で休憩をする事になった。秀人にはひとつ気になる事があったのだ。
「みんなはスキルポイントは何に振った?」
「スキルポイントって何ですか?」「私もわからないわ。」
「ん? スキルポイントが30貯まっているけど。俺は運だけが少なかったから多めにして、後は適当にバランス良く振ったんだけどね。」
「そんなポイントはないですよ。」
「うん。私もないなー。」
秀人は鑑定で原因を調べる。
農民は野菜を作る事で、経験値や職業経験値を稼げる職業だ。そして、農民クラスをLv50にすれば、基礎値に振れるポイントが10手に入る。
「あっ!? このポイントはクラス農民系のジョブで貰えるみたい。農民が10ポイントと真農民で20ポイント。だとしたら、これって絶対に先に取得しておいた方がいいぞ。俺が教えるからみんなで農作業をしよう。レベルも上がるみたいよ。」
「農作業? 異世界に来てまで農作業をするの?」
「うーん。そのスキルポイントがとても大切な事は理解出来ます。」
「真農民ジョブは俺だけだから厳しくても、農民のクラスをLv50で10ポイントが貰える。レベルの上昇で得られるステータスは基礎値を元にしているから、かなり有利になる。」
「そうですね。何より野菜を育ててレベルがあがるなら最高じゃないですか。……明日までには私もモンスターを討伐させる事の覚悟を決めておきます。」
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