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時 memory

夕暮G太郎

1、シオン/マガラニカ

冷えた空気を押しやる風が
体を強く前へと運ぶ

花弁踊る道 待ち人あらず
一人向かうは光の先

君が好きだった もう行かなきゃ
スピード上げて 痛みも連れて 踊る風になる
忘れない 君もこの気持ちも


高い日射しが白い肌を刺す
隠れる陰も無くて胸まで焦がす

流れる季節に預けた気持ち
いつになれば過去になるか

心向く方へ 「ねぇ」呼ぶ声
君が好きだった 音の行く先でまた

流れる季節に預けた気持ち知るために
僕らは出会った

強くなるよ もう会えなくても
違う道だった あの日選んだ道は
君が好きだった 巡る時間の果てでまた

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