爆速勇者が幼馴染の私を束縛してきます!
王女と聖女がやってくる
あれから…魔王を倒した勇者クリスはお城の祝賀会みたいのに呼ばれたが爆速で自らの足を折り、骨折したから出られないとか言って、無礼にも断っていた。ポーションを飲めばいいのにわざと飲まなかった。
人にあげるのは良いけど、自分では飲まないという我儘だが、村の娘達はそんな我儘なクリスも顔がいいのでもはや何をしても許されていた。
「その気になれば骨折なんて数秒で治せるくせに…」
と果物を剥いてやるとクリスは嬉しそうに
「エレアがこうして僕に食べさせてくれるなら骨折した甲斐があったよ!もう、結婚しよ!」
と言ってくる。
「うーん…、でもね、クリスは王女様や聖女様と会ったら、きっと私のことなんて爆速で忘れるわよ」
と言うとクリスは首を振り、
「王女と聖女?なんで?会ったことないけど、僕がエレアを忘れるなんてことは無いよ!」
とキリリっとした顔で言うもんで照れる。
いやいや、小説ではこの人、一夫多妻で2人と結婚してイチャラブスローライフ送ってんだから最終的に。私はそんな展開ないから。
なのにクリスはいつまでも心変わりしない。会ったらするのかも?
と思ってるとクリスのお母さん、アンナさんが血相を変えてやってきた!
「はぁ!はぁ!クリス!た、大変よ!!」
と、息を切らせてアンナさんが言う。
「母さん…僕とエレアの時間を邪魔しないでよ。爆速で出てってくれないかな?」
と言うと
「そんなこと言ってる場合じゃ無いわ!!シーナ王女様と聖女カミラ様が!」
と慌てて言う。どうやら王女様と聖女様がクリスに会いに来たみたい。ようやくだわ。2人と顔を合わせたら流石のクリスも私より2人に夢中になるはず。
男主人公なんだから。
と心の中で今までありがとう、クリス!幸せになってね!と願った。
そこへクリスのお父さん、ユルゲンさんが王女様と聖女様を連れて部屋に入ってきた。
おお、流石ヒロイン2人!王女様は我儘プリンセスで胸は小さいが顔はめっちゃくちゃ可愛くて金髪碧眼でお人形みたいに、とにかく男なら惚れる設定満載だった。性格はもちろん定番のツンデレさんだ。
対する聖女様は白い神聖な紋章入りのローブをきているが、服の上からでもわかる大きな胸で薄桃のふんわりヘアーに目元には美人黒子の付いたクリスより一つ年上のおっとりお姉さんだ。
「貴方がお父様の寝室に魔王の首を持ってきた勇者ね!?なかなかやるじゃない!一瞬で魔王を倒してくるなんて!
おかげで私の出番がなかったわ!私はこう見えて強いのよ」
とドヤ顔するシーナ王女。
「私も…ようやくお城に到着して事の次第を聞きましたの…流石ですわ!たった1人で!」
と言うのでクリスは
「…要件は何でございましょうか?この通り足を骨折し、祝賀会をお断りしましたが、わざわざ村までお越しいただくとは」
と言う。
「あんた、ちょっと顔が良いからって!ちょ、調子に乗ってんじゃないわよっ!?私だって来たくて来たんじゃ!ないんだからねっ!!
魔王を倒したんだからこの私、シーナの夫となるに相応しいやつか見に来ただけよ!!」
と言い、
聖女カミラ様も
「私も…第二夫人で構いません。勇者の血を残す為、より強力な力を持つ子の為に子孫は残してもらう勤めがあります。教会に言われて来ました」
とやんわり子供作りたいとか言って来た!!
クリスは
「お断りしますね。僕の子はエレアにしか産んでもらう気ないので!」
と言うと初めて私に気付いた2人は
「…なにこの田舎猿女?光の勇者様はこんな普通の地味女のどこがいいのかしら?」
「まあ、本当に。魔力も全て普通ですわ!産まれてくる子のバランスがおかしくなりますわ!」
とバランス指摘された。
クリスは
「はあ?エレアの可愛さがわからないとは…話になりません。とにかくお断りしますね」
「そうはいかないわよ!王家では魔王を倒した勇者との婚姻は昔から義務付けられているのよ!」
「それは僕の知ったところではないし、何より好きでもない相手と無理矢理結婚させられ子供を作る道具にされるなんて僕は嫌だ!!
人の気持ちを無視した末に幸せなどないし、義務で結婚なんて知らない。僕だって好きで光に選ばれたわけじゃないのに」
と言うと王女は
「そ、そんなのわかってるわよ!!で、でもお母様が!!絶対に王家に必要だって言うから!!」
「わ、私も大司教様から必ずや勇者の子を身籠るように言われているのです!結婚が無理ならお子だけでも!」
と2人は言うがクリスは
「僕はエレアしか愛さない!ぐだぐだとこれ以上言うなら2人とも異空間に放り投げます!」
と言ったので2人は驚く。
「なっ、王女になんて事を!あんた本当に失礼ね!!」
「…異空間にまで関与できる力をお持ちとは…恐れ入りました。残念ですが諦めますわ」
と聖女様はあっさり折れた!?
えええ!?
「…私も異空間に放られるのは嫌だわ。仕方ないわね、どっかの国のあんたより顔の良い王子と幸せになるわ!
お幸せに!田舎猿女!」
と私の方を睨み2人とも帰っていった!!
ええええ!?
「エレア…。邪魔者がいなくなって良かったね!」
とクリスはいい顔で笑った。
人にあげるのは良いけど、自分では飲まないという我儘だが、村の娘達はそんな我儘なクリスも顔がいいのでもはや何をしても許されていた。
「その気になれば骨折なんて数秒で治せるくせに…」
と果物を剥いてやるとクリスは嬉しそうに
「エレアがこうして僕に食べさせてくれるなら骨折した甲斐があったよ!もう、結婚しよ!」
と言ってくる。
「うーん…、でもね、クリスは王女様や聖女様と会ったら、きっと私のことなんて爆速で忘れるわよ」
と言うとクリスは首を振り、
「王女と聖女?なんで?会ったことないけど、僕がエレアを忘れるなんてことは無いよ!」
とキリリっとした顔で言うもんで照れる。
いやいや、小説ではこの人、一夫多妻で2人と結婚してイチャラブスローライフ送ってんだから最終的に。私はそんな展開ないから。
なのにクリスはいつまでも心変わりしない。会ったらするのかも?
と思ってるとクリスのお母さん、アンナさんが血相を変えてやってきた!
「はぁ!はぁ!クリス!た、大変よ!!」
と、息を切らせてアンナさんが言う。
「母さん…僕とエレアの時間を邪魔しないでよ。爆速で出てってくれないかな?」
と言うと
「そんなこと言ってる場合じゃ無いわ!!シーナ王女様と聖女カミラ様が!」
と慌てて言う。どうやら王女様と聖女様がクリスに会いに来たみたい。ようやくだわ。2人と顔を合わせたら流石のクリスも私より2人に夢中になるはず。
男主人公なんだから。
と心の中で今までありがとう、クリス!幸せになってね!と願った。
そこへクリスのお父さん、ユルゲンさんが王女様と聖女様を連れて部屋に入ってきた。
おお、流石ヒロイン2人!王女様は我儘プリンセスで胸は小さいが顔はめっちゃくちゃ可愛くて金髪碧眼でお人形みたいに、とにかく男なら惚れる設定満載だった。性格はもちろん定番のツンデレさんだ。
対する聖女様は白い神聖な紋章入りのローブをきているが、服の上からでもわかる大きな胸で薄桃のふんわりヘアーに目元には美人黒子の付いたクリスより一つ年上のおっとりお姉さんだ。
「貴方がお父様の寝室に魔王の首を持ってきた勇者ね!?なかなかやるじゃない!一瞬で魔王を倒してくるなんて!
おかげで私の出番がなかったわ!私はこう見えて強いのよ」
とドヤ顔するシーナ王女。
「私も…ようやくお城に到着して事の次第を聞きましたの…流石ですわ!たった1人で!」
と言うのでクリスは
「…要件は何でございましょうか?この通り足を骨折し、祝賀会をお断りしましたが、わざわざ村までお越しいただくとは」
と言う。
「あんた、ちょっと顔が良いからって!ちょ、調子に乗ってんじゃないわよっ!?私だって来たくて来たんじゃ!ないんだからねっ!!
魔王を倒したんだからこの私、シーナの夫となるに相応しいやつか見に来ただけよ!!」
と言い、
聖女カミラ様も
「私も…第二夫人で構いません。勇者の血を残す為、より強力な力を持つ子の為に子孫は残してもらう勤めがあります。教会に言われて来ました」
とやんわり子供作りたいとか言って来た!!
クリスは
「お断りしますね。僕の子はエレアにしか産んでもらう気ないので!」
と言うと初めて私に気付いた2人は
「…なにこの田舎猿女?光の勇者様はこんな普通の地味女のどこがいいのかしら?」
「まあ、本当に。魔力も全て普通ですわ!産まれてくる子のバランスがおかしくなりますわ!」
とバランス指摘された。
クリスは
「はあ?エレアの可愛さがわからないとは…話になりません。とにかくお断りしますね」
「そうはいかないわよ!王家では魔王を倒した勇者との婚姻は昔から義務付けられているのよ!」
「それは僕の知ったところではないし、何より好きでもない相手と無理矢理結婚させられ子供を作る道具にされるなんて僕は嫌だ!!
人の気持ちを無視した末に幸せなどないし、義務で結婚なんて知らない。僕だって好きで光に選ばれたわけじゃないのに」
と言うと王女は
「そ、そんなのわかってるわよ!!で、でもお母様が!!絶対に王家に必要だって言うから!!」
「わ、私も大司教様から必ずや勇者の子を身籠るように言われているのです!結婚が無理ならお子だけでも!」
と2人は言うがクリスは
「僕はエレアしか愛さない!ぐだぐだとこれ以上言うなら2人とも異空間に放り投げます!」
と言ったので2人は驚く。
「なっ、王女になんて事を!あんた本当に失礼ね!!」
「…異空間にまで関与できる力をお持ちとは…恐れ入りました。残念ですが諦めますわ」
と聖女様はあっさり折れた!?
えええ!?
「…私も異空間に放られるのは嫌だわ。仕方ないわね、どっかの国のあんたより顔の良い王子と幸せになるわ!
お幸せに!田舎猿女!」
と私の方を睨み2人とも帰っていった!!
ええええ!?
「エレア…。邪魔者がいなくなって良かったね!」
とクリスはいい顔で笑った。
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