【勘違い系お仕事ライフ!】マリアさんはアザと可愛い!~同僚の金髪美少女メイドはいつもオレにだけ優しい。きっとオレが好きなんだと思う………たぶん。
27. 使用人と観光
27. 使用人と観光
馬車は隣町のルスタミラに向かって走り出している。オレの鼻血も無事に止まったしな。まだ後頭部にマリアさんの太ももの感触が残っているし、目を閉じれば目の前にあのアングルからのマリアさんの聖域が浮かんでくる……。いつもは横目とか少し上からだから、また違った感覚で新鮮だった。
「あっルスタミラが見えてきたよカイル君」
「おー!本当だ!」
「カイル君が鼻血出しちゃったけど、何事もなく無事に着いて良かったね」
「うん。ごめんねマリアさん……」
「ううん、気にしないで。無事に着いたんだから大丈夫だよ」
マリアさん……優しい……。この優しさと笑顔だけでご飯3杯はいけるぜ!そんなこんなで無事に町へ到着したわけだが、さてこれからどうしようか?エルナリア様が港に着くまでにはまだ時間があるし。
とりあえずオレとマリアさんは馬車小屋にブライアンを預ける。悪いなブライアン。ここは人間のオレの勝ちだ。
それにこれはチャンスだ。うまくこの時間を使ってマリアさんとデートできないものか……?いや、でも流石にそれは不味いか?しかし、このままではせっかく港町に来たというのに観光の一つもできないまま終わってしまうぞ……。
「あぁそうだ。ねぇカイル君?」
「えっ!?はいなんでしょうか!?」
「まだエルナリア様が港に着くまでに時間あるし、町を軽く見て回らない?ほら、私もカイル君もこの町に来ることってあまりないから色々見てみたいし」
「行きます!!」
思わず即答してしまった……。いやだって仕方がないじゃないか。マリアさんの方から一緒に町を見て回りたいと言ってきてくれたのだ。しかも二人っきりで!!これが断る理由などあるものか!むしろ断る奴がいるならそいつの顔を見てみたいわ!
「ふふっそれじゃあ決まりね」
「はい!よろしくお願いします!」
「楽しみだなぁ。どこにいこうかな?」
やったぁああああああ!!!これでオレとマリアさんの初デートが始まるんだ!楽しみでしょうがない!よし、そうと決まれば早速出発だ!まずはどこに行こうかな?やっぱりここは定番の市場通りだろうか?それとも観光名所的なところに行ってみるべきか……。
「ねぇカイル君。とりあえずお腹すいてない?ちょうどお昼すぎだし、何か食べながら考えようよ。ダメかな?」
「いいえ!そうですね!そうしましょう!」
……なんか今思ったけど、オレいいところ1つもないんだが。町をまわる提案も行く場所も全部マリアさんからの提案ばかりだし、これでは男としてダメだ!せめて食事代ぐらい出そう!そう思ったのだがあることにすぐに気づいた。
「ん?どうしたのかな?」
「あの、お金持ってなくて……」
オレのその発言を聞くとマリアさんは、微笑みながら言った。
「うん。大丈夫だよ。今日は私が奢ってあげるから」
「ありがとうございます……」
うおおおおおおおお!終わったああああ!!まさか財布を忘れるとは……我ながらなんて情けない。くそぉおお!こんなことなら馬車に乗る前に気付けばよかったぁああ!!お願いだから嫌いにならないでくださいマリアさん!!
馬車は隣町のルスタミラに向かって走り出している。オレの鼻血も無事に止まったしな。まだ後頭部にマリアさんの太ももの感触が残っているし、目を閉じれば目の前にあのアングルからのマリアさんの聖域が浮かんでくる……。いつもは横目とか少し上からだから、また違った感覚で新鮮だった。
「あっルスタミラが見えてきたよカイル君」
「おー!本当だ!」
「カイル君が鼻血出しちゃったけど、何事もなく無事に着いて良かったね」
「うん。ごめんねマリアさん……」
「ううん、気にしないで。無事に着いたんだから大丈夫だよ」
マリアさん……優しい……。この優しさと笑顔だけでご飯3杯はいけるぜ!そんなこんなで無事に町へ到着したわけだが、さてこれからどうしようか?エルナリア様が港に着くまでにはまだ時間があるし。
とりあえずオレとマリアさんは馬車小屋にブライアンを預ける。悪いなブライアン。ここは人間のオレの勝ちだ。
それにこれはチャンスだ。うまくこの時間を使ってマリアさんとデートできないものか……?いや、でも流石にそれは不味いか?しかし、このままではせっかく港町に来たというのに観光の一つもできないまま終わってしまうぞ……。
「あぁそうだ。ねぇカイル君?」
「えっ!?はいなんでしょうか!?」
「まだエルナリア様が港に着くまでに時間あるし、町を軽く見て回らない?ほら、私もカイル君もこの町に来ることってあまりないから色々見てみたいし」
「行きます!!」
思わず即答してしまった……。いやだって仕方がないじゃないか。マリアさんの方から一緒に町を見て回りたいと言ってきてくれたのだ。しかも二人っきりで!!これが断る理由などあるものか!むしろ断る奴がいるならそいつの顔を見てみたいわ!
「ふふっそれじゃあ決まりね」
「はい!よろしくお願いします!」
「楽しみだなぁ。どこにいこうかな?」
やったぁああああああ!!!これでオレとマリアさんの初デートが始まるんだ!楽しみでしょうがない!よし、そうと決まれば早速出発だ!まずはどこに行こうかな?やっぱりここは定番の市場通りだろうか?それとも観光名所的なところに行ってみるべきか……。
「ねぇカイル君。とりあえずお腹すいてない?ちょうどお昼すぎだし、何か食べながら考えようよ。ダメかな?」
「いいえ!そうですね!そうしましょう!」
……なんか今思ったけど、オレいいところ1つもないんだが。町をまわる提案も行く場所も全部マリアさんからの提案ばかりだし、これでは男としてダメだ!せめて食事代ぐらい出そう!そう思ったのだがあることにすぐに気づいた。
「ん?どうしたのかな?」
「あの、お金持ってなくて……」
オレのその発言を聞くとマリアさんは、微笑みながら言った。
「うん。大丈夫だよ。今日は私が奢ってあげるから」
「ありがとうございます……」
うおおおおおおおお!終わったああああ!!まさか財布を忘れるとは……我ながらなんて情けない。くそぉおお!こんなことなら馬車に乗る前に気付けばよかったぁああ!!お願いだから嫌いにならないでくださいマリアさん!!
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