【勘違い系お仕事ライフ!】マリアさんはアザと可愛い!~同僚の金髪美少女メイドはいつもオレにだけ優しい。きっとオレが好きなんだと思う………たぶん。
25. 使用人と膝枕
25. 使用人と膝枕
オレとマリアさんは馬車を走らせて隣町のルスタミラに向かっている。しかしさっきからお互い無言で、ただ馬を歩かせているだけだ。
気まずい! この沈黙がものすごく気まずい!何か話さないと! えーっと何だ!?天気の話か?いや違うな。じゃあマリアさんの好きな食べ物……ってそんなの聞いて会話が広げられる自信がない!
くそっ!もっと普段から色んなことに興味を持っていればよかった!こういう時に何を話せばいいのかわからないなんて!
オレは葛藤しながら横にいるマリアさんを見る。やっぱり可愛い!少し視線を下におろすとオレだけの聖域(?)こと大きな胸。そして谷間が見える!ヤバい体温が更に上がってきた。オレの右側だけ灼熱の大地みたいになってないかこれ!?するとマリアさんと目が合ってしまう。慌てて前を向いて誤魔化すも時すでに遅し。
「ん?なにかな?」
マリアさんが不思議そうに首を傾げながら尋ねてくる。うわぁどうしよう!何でもないですって言うべきか!?でも絶対変に思われてるよな……。よしこうなったら仕方がない。正直に話すしかない。
「あの、その、マリアさんの横顔に見惚れていました……」
言ってしまった……。ああもうダメだ。きっとドン引きされてるに違いない。せっかく仲良くなってきたところだったのに今日限りで嫌われてしまうかも……。
「私の顔?別に普通だと思うけど見たいならもっと見てもいいよ?ほら」
そう言ってマリアさんはこちらに顔を向けてくる。めちゃくちゃ近い!?これはオレを誘ってるのか!?
それを見た瞬間、心臓がドクンッと跳ね上がる。同時に今まで以上に体が火照ってきた。やばいやばいやばい!これはまずいぞ!このままだと本当にヤバイことになる気がする!落ち着けオレ!
「……なんてね。無理矢理話さなくても。こうやって静かに馬車を走らせるのも悪くないよね。たまにはこういう時間もいいと思うよ」
マリアさんは冗談っぽく笑うと再び前を向いた。何とか危機を脱したようだ。危なかった……。あとちょっとで理性が崩壊していたかもしれない。とりあえず今はこれで我慢しておこう。いつか必ずチャンスが来るはずだ!それまで頑張れオレ!
そんなことを考えているとオレの手が濡れる。あれ?雨かな?その手を見ると赤い。へ?
「ん?カイル君!鼻血でてるよ!」
「え!?マジですか!?」
オレは急いでハンカチで鼻をおさえる。まさかこんなことで興奮してしまうとは思わなかった。これからは気をつけよう。マリアさんはそのまま馬車を止めてオレに言った。
「少し横になって上を向いてた方がいいよ。枕じゃないけど、どうぞ」
「へ?」
「ほら遠慮しないで」
マリアさんは自分の太ももをパンパンと叩いている。つまり膝枕してくれるということだろうか?もしそうなら天国だ。だが果たしてそれでいいのだろうか?今のオレにとってそれはあまりにも刺激的すぎる。ここは断るべきなのか?
「早くしないと止まらないかもよ?」
「お願いします!」
即答してしまった。だってしょうがないじゃないか!オレは男なんだから!オレが横に寝るとマリアさんを見上げる形になる。マリアさんの綺麗な瞳に吸い込まれそうだ。
そのままゆっくりと頭を下ろしていく。ああ柔らかい。これが夢にまで見たマリアさんの太ももか。この世の楽園だ。しかも目の前には強調された聖域がある。
「どう?大丈夫そう?」
「はい。ありがとうございます。凄く気持ちいいです」
「ふふっ。良かった」
ヤバいなこれは。このままずっとこうしてたい気分だ。それにしてもどうして急に鼻血が出たんだろう。興奮しすぎたせいだろうか?
まあ理由はどうであれ、マリアさんのおかげで幸せな時間を過ごせていることに変わりはない。こんなに幸せならこのまま死んでもいいな。今だけはこの幸せを噛み締めておこう。
オレとマリアさんは馬車を走らせて隣町のルスタミラに向かっている。しかしさっきからお互い無言で、ただ馬を歩かせているだけだ。
気まずい! この沈黙がものすごく気まずい!何か話さないと! えーっと何だ!?天気の話か?いや違うな。じゃあマリアさんの好きな食べ物……ってそんなの聞いて会話が広げられる自信がない!
くそっ!もっと普段から色んなことに興味を持っていればよかった!こういう時に何を話せばいいのかわからないなんて!
オレは葛藤しながら横にいるマリアさんを見る。やっぱり可愛い!少し視線を下におろすとオレだけの聖域(?)こと大きな胸。そして谷間が見える!ヤバい体温が更に上がってきた。オレの右側だけ灼熱の大地みたいになってないかこれ!?するとマリアさんと目が合ってしまう。慌てて前を向いて誤魔化すも時すでに遅し。
「ん?なにかな?」
マリアさんが不思議そうに首を傾げながら尋ねてくる。うわぁどうしよう!何でもないですって言うべきか!?でも絶対変に思われてるよな……。よしこうなったら仕方がない。正直に話すしかない。
「あの、その、マリアさんの横顔に見惚れていました……」
言ってしまった……。ああもうダメだ。きっとドン引きされてるに違いない。せっかく仲良くなってきたところだったのに今日限りで嫌われてしまうかも……。
「私の顔?別に普通だと思うけど見たいならもっと見てもいいよ?ほら」
そう言ってマリアさんはこちらに顔を向けてくる。めちゃくちゃ近い!?これはオレを誘ってるのか!?
それを見た瞬間、心臓がドクンッと跳ね上がる。同時に今まで以上に体が火照ってきた。やばいやばいやばい!これはまずいぞ!このままだと本当にヤバイことになる気がする!落ち着けオレ!
「……なんてね。無理矢理話さなくても。こうやって静かに馬車を走らせるのも悪くないよね。たまにはこういう時間もいいと思うよ」
マリアさんは冗談っぽく笑うと再び前を向いた。何とか危機を脱したようだ。危なかった……。あとちょっとで理性が崩壊していたかもしれない。とりあえず今はこれで我慢しておこう。いつか必ずチャンスが来るはずだ!それまで頑張れオレ!
そんなことを考えているとオレの手が濡れる。あれ?雨かな?その手を見ると赤い。へ?
「ん?カイル君!鼻血でてるよ!」
「え!?マジですか!?」
オレは急いでハンカチで鼻をおさえる。まさかこんなことで興奮してしまうとは思わなかった。これからは気をつけよう。マリアさんはそのまま馬車を止めてオレに言った。
「少し横になって上を向いてた方がいいよ。枕じゃないけど、どうぞ」
「へ?」
「ほら遠慮しないで」
マリアさんは自分の太ももをパンパンと叩いている。つまり膝枕してくれるということだろうか?もしそうなら天国だ。だが果たしてそれでいいのだろうか?今のオレにとってそれはあまりにも刺激的すぎる。ここは断るべきなのか?
「早くしないと止まらないかもよ?」
「お願いします!」
即答してしまった。だってしょうがないじゃないか!オレは男なんだから!オレが横に寝るとマリアさんを見上げる形になる。マリアさんの綺麗な瞳に吸い込まれそうだ。
そのままゆっくりと頭を下ろしていく。ああ柔らかい。これが夢にまで見たマリアさんの太ももか。この世の楽園だ。しかも目の前には強調された聖域がある。
「どう?大丈夫そう?」
「はい。ありがとうございます。凄く気持ちいいです」
「ふふっ。良かった」
ヤバいなこれは。このままずっとこうしてたい気分だ。それにしてもどうして急に鼻血が出たんだろう。興奮しすぎたせいだろうか?
まあ理由はどうであれ、マリアさんのおかげで幸せな時間を過ごせていることに変わりはない。こんなに幸せならこのまま死んでもいいな。今だけはこの幸せを噛み締めておこう。
「コメディー」の人気作品
書籍化作品
-
-
35
-
-
157
-
-
32
-
-
34
-
-
37
-
-
75
-
-
0
-
-
59
-
-
1978
コメント