ドラゴンシップ麗しのヴィクトリア号の記録 ~美少女船長はギャンブル狂の最強魔法剣士を使役する~
第15話 仲裁は仲良しの証
ロックとクローネは、ヴィクトリアの舌に乗って船外へ。
桟橋の根本にグルドジア族が立っていた。モグラ顔に赤い四角い帽子をかぶり金属の胸当てをつけ、背中に大きな大剣を背負っている。
「こんにちは。私はクプと申します」
頭を下げるグルドジア族、名前はクプという男性のようだ。
「アイリスとロックです。クローネさんになにか?」
「はい。すぐに我が族長の館へおいでください」
ロックとアイリスは顔を見合わせうなずく。アイリスは振り向いてヴィクトリアに声をかける。
「お姉ちゃん! 行ってくるわ。ポロン達が戻って来たらお願いね」
「(わかったわ。伝えておく)」
二人はクプと一緒に港を出ていく。クプは二人を頂上にある砦へ連れて行った。砦はサウザー防衛の拠点であり、同時にグルドジア族の族長の邸宅でもあるのだ。
クプは砦の扉を見張りの兵士に開けさせ、真ん中に立って中を手でさして二人を招きいれる。
「どうぞ」
ロックとアイリスは砦の中へ入る。砦の中は床も壁も灰色で、装飾品などがなく殺風景だった。
二人が扉の中に入るると、クプが続いて案内をするために二人の前へ出る。扉がゆっくりと閉められていく。両扉から差し込んだ陽の光が三角形になり、その範囲が徐々に狭まっていく……
「えっ!? ロッロック!!!」
「おい! 引っ張るな危ないって」
「だっだってぇぇ……」
ロックの袖をつかんでアイリスが強く握った。
扉が閉められると室内はわずかにある小さな窓の灯りしかなく暗い。灰色の石造りの壁に囲まれた室内は、まるで未開の洞窟のようにほぼ何も見えなかった。
「あの灯りつけていいですか?」
「あぁ! しまった!! そうですよね」
驚き慌ててクプが周囲を見渡している。彼は灯りを探しているようだ。灯りがなかなかつかないでいると、アイリスが強くロックの裾を握りしめた。
「ロック。お願い! 早く灯りを……」
「ほい!」
ロックが右手の人差し指を立てた。彼の指の先端に小さな光の玉が出た。光の玉は浮かび上がってロックとアイリスの間に止まった。二人の足元と周囲が照らされる。
「これで大丈夫だ」
「ほっ……」
胸を撫で下ろすアイリス、二人にクプが頭を下げた。
「申し訳ありません…… あまり人が訪れることはないもので……」
グルドジア族はモグラで目は小さく視力は低い、代わりに嗅覚や聴覚や触覚が発達しており、室内や洞窟などは灯りがなくても問題ないのだ。サウザーの西側で暮らすのは、ほぼ全員グルドジア族のため屋内で、明かりを灯すことはあまりない。
ロックとアイリスも仕事でサウザーを訪れたことがあるが、グルドジア族からの依頼であっても荷物を、港で引き渡すことがほとんどなので町の西側を訪れたことはない。
申し訳なさそうにするクプ、アイリスは微笑んで手を横に何度か振る。
「いえ。大丈夫です。じゃあ行きましょう」
「はい。こちらです」
クプは二人を連れて砦の奥へと進むのだった。しばらく行くとクプが大きな扉の前で立ち止まった。
「ここは謁見の間になります。族長とクローネ様が居るはずです」
手で扉を指し示した後、クプは扉を開けた。
扉の向こうは左右に石柱が等間隔に並び、真ん中に絨毯が敷かれた広い空間で、部屋の奥は二段ほどあがる壇になっていて真ん中に椅子が置かれ、そこに一人のグルドジア族が座っている。
椅子の横にはクローネが立っていた。
「女のくせに!」
「うるさいわね。あんたは弟でしょ! このバカ!」
「なんだとぉ! バカ!」
男女の喧嘩する声が謁見の間にひびく。壇の前で二人のグルドジア族が取っ組み合いの喧嘩をしていた。
グルドジア族の男女で、赤いスカートに黒の靴を履き、淡い白の上着を羽織り頭の上に赤い大きなリボンを付けたのが女性のようだ。男は赤い上着に白のズボンに茶色のブーツ、赤い上着に青の四角い帽子をかぶっている。
喧嘩はひどくお互いの頭の毛と腕をつかみながら、口から頬が腫れ血が垂れている。椅子に座るグルドジア族が頭を抱え、クローネは苦笑いをしている。クプに視線を向けた、ロックとアイリス、彼は気まずそうに視線を外す。
「おいおい…… あっ! 待て!」
呆れた声をあげるロックの横を、アイリスが中へ入っていく。ロックは慌てて彼女の後に続く。
「何してるの! やめなさい。まったく」
取っ組み合いをしてる二人の前で叫ぶアイリス、彼女は二人より背が低いので顔を少しあげている。組み合ったままアイリスに二人が顔を向けた。
「黙れチビ!」
「そうよ。これは一族の誇りを賭けた戦いなの! あんたみたいな子供には関係ないわ」
仲が良いのか悪いのかほぼ同時に、二人は仲裁に入ったアイリスに悪態をつき喧嘩を再開した。
アイリスはゆっくりと振り向く、彼女の眼鏡が光って目が消えている…… 喧嘩を続ける二人を指さしてロックに指示をだす。
「ロック! わからせてやりなさい」
「えっ!? いいのか?」
困惑するロックだった。彼が視線を前に向けると、奥の椅子に座るグルドジア族が、小さくうなずいた。
「そうかい…… じゃあ遠慮なく!」
ロックは右手の人指し指と、中指を立てて喧嘩する二人に向けた。
「我が咲かすは冷たき白きバラ。アイスローズ」
アイスローズははフローズンローズの下位魔法だ。指先から伸びた細長い白い冷気の茎が喧嘩をする二人の頭に茎が巻き頭の上に小さな白い冷気のバラを咲かせる。頭が強烈に冷やされ驚いた二人は慌てて手を外し頭に手をあてる。
「なっなんだ!? これ…… 冷てえ!」
「なによ! これ! 冷たいじゃない!!!」
頭に手を当て怒鳴る二人に前に立ってロックは笑った。
「おう。頭冷えたか。バカども」
「なっ!?」
「バカって! あたしは族長の娘よ。こんなことして!」
二人でロックを囲む男が彼の胸元に手を伸ばした。ロックは拳を握る。
「客人の前で喧嘩なんかしてあんたらがバカだよ!!! これ以上を恥の上塗りはやめるんだ!!!」
「ママ……」
「かあちゃん!」
「さっさとおどき!」
椅子に座ったグルドジア族が二人を怒鳴りつけた。椅子に座っているが喧嘩している二人の母親のようだ。
怒鳴られた二人は渋々といった様子で、敷かれた絨毯から下り端に避けた。動く前に男の方がロックをにらみつける。ロックは視線に気づかず、アイリスと二人で壇の手前に並んで立った。
「すまないねぇ。娘も息子も馬鹿なんで…… 私はモグリン。リオティネシアからここを任されている」
「アイリスと申します」
「ロックだ」
モグリンはグルドジア族の族長だ。彼女は動きやすい上下緑色の服を着て、頭の横に二つの緑の色のリボンをつけている。
彼女は顎で横にそれた自分の子供達を指す。
「そっちのバカはミリンとシロップだ」
ロックとアイリスが二人の方を見た。二人は不服そうに視線をそらした。赤いリボンを付けた女性がミリンで、帽子をかぶっている男がシロップというらしい。小さくため息をつくモグリン、その横でクローネが、彼女を心配そうに見つめている。
「それでクローネ。俺達を呼んだ理由は?」
「はい…… モグリン様」
クローネに促されモグリンが口を開く。
「あんた達に退治してほしい……」
「それは俺がやるって言っただろ!!」
「違うわ! 私よ!」
ミリンとシロップが割り込んで来た。二人は壇上に上がろうと動き出した…… しかし、同時に動いた二人の目があうと、どちらが先に行くのを競うようで相手の肩や手を押さえだす。
「姉ちゃん! どけよ!」
「あんたこそどきなさいよ!」
お互いを押さえる二人、このままではまた取っ組み合いに、発展するのは火を見るより明らかだった。呆れた様子で首を大きく横に振ったモグリンだった。
「うるさい! 二人とも出ておいき!」
モグリンの一喝で二人の動きが止まった。二人がシンクロしたように同時にモグリンの顔を見る。
「だいたいあんた達をここに呼んでないだろ。邪魔だよ。出ていきな!」
「チッ! なんだよ」
「なによ!」
「早く出ていきな! いい加減にしないと叩き出すよ!」
怒鳴りながら立ち上がろうとモグリンは、肘掛けに手をかけた、その姿を見た二人は慌てて出ていくのだった。二人が出ていくと静かにモグリンは椅子に腰掛けた。ロックはチラッと後ろを見た。
「ありゃあ。外で殺し合うんじゃねえか?」
「こら! ロック!」
アイリスが彼の前に手を出して止めた。ロックは笑った。
大きくため息をついたモグリンは小さな声でつぶやく。
「そうだね。それで一人になった方が…… 楽かもしれないね……」
「モグリン様! キッ!」
クローネがモグリンに寄り添い、彼女の背中に手を当てる。モグリンの背中を、さすりながらクローネはロックをにらみつける。ロックはクローネの視線を、切るように右手をあげ謝罪する。
「すまん。たちの悪いジョークだったな。話しをしてくれ」
「お願いします」
アイリスもロックに合わせて頭を下げた。モグリンはロック達に促されて話を始めるのだった。
桟橋の根本にグルドジア族が立っていた。モグラ顔に赤い四角い帽子をかぶり金属の胸当てをつけ、背中に大きな大剣を背負っている。
「こんにちは。私はクプと申します」
頭を下げるグルドジア族、名前はクプという男性のようだ。
「アイリスとロックです。クローネさんになにか?」
「はい。すぐに我が族長の館へおいでください」
ロックとアイリスは顔を見合わせうなずく。アイリスは振り向いてヴィクトリアに声をかける。
「お姉ちゃん! 行ってくるわ。ポロン達が戻って来たらお願いね」
「(わかったわ。伝えておく)」
二人はクプと一緒に港を出ていく。クプは二人を頂上にある砦へ連れて行った。砦はサウザー防衛の拠点であり、同時にグルドジア族の族長の邸宅でもあるのだ。
クプは砦の扉を見張りの兵士に開けさせ、真ん中に立って中を手でさして二人を招きいれる。
「どうぞ」
ロックとアイリスは砦の中へ入る。砦の中は床も壁も灰色で、装飾品などがなく殺風景だった。
二人が扉の中に入るると、クプが続いて案内をするために二人の前へ出る。扉がゆっくりと閉められていく。両扉から差し込んだ陽の光が三角形になり、その範囲が徐々に狭まっていく……
「えっ!? ロッロック!!!」
「おい! 引っ張るな危ないって」
「だっだってぇぇ……」
ロックの袖をつかんでアイリスが強く握った。
扉が閉められると室内はわずかにある小さな窓の灯りしかなく暗い。灰色の石造りの壁に囲まれた室内は、まるで未開の洞窟のようにほぼ何も見えなかった。
「あの灯りつけていいですか?」
「あぁ! しまった!! そうですよね」
驚き慌ててクプが周囲を見渡している。彼は灯りを探しているようだ。灯りがなかなかつかないでいると、アイリスが強くロックの裾を握りしめた。
「ロック。お願い! 早く灯りを……」
「ほい!」
ロックが右手の人差し指を立てた。彼の指の先端に小さな光の玉が出た。光の玉は浮かび上がってロックとアイリスの間に止まった。二人の足元と周囲が照らされる。
「これで大丈夫だ」
「ほっ……」
胸を撫で下ろすアイリス、二人にクプが頭を下げた。
「申し訳ありません…… あまり人が訪れることはないもので……」
グルドジア族はモグラで目は小さく視力は低い、代わりに嗅覚や聴覚や触覚が発達しており、室内や洞窟などは灯りがなくても問題ないのだ。サウザーの西側で暮らすのは、ほぼ全員グルドジア族のため屋内で、明かりを灯すことはあまりない。
ロックとアイリスも仕事でサウザーを訪れたことがあるが、グルドジア族からの依頼であっても荷物を、港で引き渡すことがほとんどなので町の西側を訪れたことはない。
申し訳なさそうにするクプ、アイリスは微笑んで手を横に何度か振る。
「いえ。大丈夫です。じゃあ行きましょう」
「はい。こちらです」
クプは二人を連れて砦の奥へと進むのだった。しばらく行くとクプが大きな扉の前で立ち止まった。
「ここは謁見の間になります。族長とクローネ様が居るはずです」
手で扉を指し示した後、クプは扉を開けた。
扉の向こうは左右に石柱が等間隔に並び、真ん中に絨毯が敷かれた広い空間で、部屋の奥は二段ほどあがる壇になっていて真ん中に椅子が置かれ、そこに一人のグルドジア族が座っている。
椅子の横にはクローネが立っていた。
「女のくせに!」
「うるさいわね。あんたは弟でしょ! このバカ!」
「なんだとぉ! バカ!」
男女の喧嘩する声が謁見の間にひびく。壇の前で二人のグルドジア族が取っ組み合いの喧嘩をしていた。
グルドジア族の男女で、赤いスカートに黒の靴を履き、淡い白の上着を羽織り頭の上に赤い大きなリボンを付けたのが女性のようだ。男は赤い上着に白のズボンに茶色のブーツ、赤い上着に青の四角い帽子をかぶっている。
喧嘩はひどくお互いの頭の毛と腕をつかみながら、口から頬が腫れ血が垂れている。椅子に座るグルドジア族が頭を抱え、クローネは苦笑いをしている。クプに視線を向けた、ロックとアイリス、彼は気まずそうに視線を外す。
「おいおい…… あっ! 待て!」
呆れた声をあげるロックの横を、アイリスが中へ入っていく。ロックは慌てて彼女の後に続く。
「何してるの! やめなさい。まったく」
取っ組み合いをしてる二人の前で叫ぶアイリス、彼女は二人より背が低いので顔を少しあげている。組み合ったままアイリスに二人が顔を向けた。
「黙れチビ!」
「そうよ。これは一族の誇りを賭けた戦いなの! あんたみたいな子供には関係ないわ」
仲が良いのか悪いのかほぼ同時に、二人は仲裁に入ったアイリスに悪態をつき喧嘩を再開した。
アイリスはゆっくりと振り向く、彼女の眼鏡が光って目が消えている…… 喧嘩を続ける二人を指さしてロックに指示をだす。
「ロック! わからせてやりなさい」
「えっ!? いいのか?」
困惑するロックだった。彼が視線を前に向けると、奥の椅子に座るグルドジア族が、小さくうなずいた。
「そうかい…… じゃあ遠慮なく!」
ロックは右手の人指し指と、中指を立てて喧嘩する二人に向けた。
「我が咲かすは冷たき白きバラ。アイスローズ」
アイスローズははフローズンローズの下位魔法だ。指先から伸びた細長い白い冷気の茎が喧嘩をする二人の頭に茎が巻き頭の上に小さな白い冷気のバラを咲かせる。頭が強烈に冷やされ驚いた二人は慌てて手を外し頭に手をあてる。
「なっなんだ!? これ…… 冷てえ!」
「なによ! これ! 冷たいじゃない!!!」
頭に手を当て怒鳴る二人に前に立ってロックは笑った。
「おう。頭冷えたか。バカども」
「なっ!?」
「バカって! あたしは族長の娘よ。こんなことして!」
二人でロックを囲む男が彼の胸元に手を伸ばした。ロックは拳を握る。
「客人の前で喧嘩なんかしてあんたらがバカだよ!!! これ以上を恥の上塗りはやめるんだ!!!」
「ママ……」
「かあちゃん!」
「さっさとおどき!」
椅子に座ったグルドジア族が二人を怒鳴りつけた。椅子に座っているが喧嘩している二人の母親のようだ。
怒鳴られた二人は渋々といった様子で、敷かれた絨毯から下り端に避けた。動く前に男の方がロックをにらみつける。ロックは視線に気づかず、アイリスと二人で壇の手前に並んで立った。
「すまないねぇ。娘も息子も馬鹿なんで…… 私はモグリン。リオティネシアからここを任されている」
「アイリスと申します」
「ロックだ」
モグリンはグルドジア族の族長だ。彼女は動きやすい上下緑色の服を着て、頭の横に二つの緑の色のリボンをつけている。
彼女は顎で横にそれた自分の子供達を指す。
「そっちのバカはミリンとシロップだ」
ロックとアイリスが二人の方を見た。二人は不服そうに視線をそらした。赤いリボンを付けた女性がミリンで、帽子をかぶっている男がシロップというらしい。小さくため息をつくモグリン、その横でクローネが、彼女を心配そうに見つめている。
「それでクローネ。俺達を呼んだ理由は?」
「はい…… モグリン様」
クローネに促されモグリンが口を開く。
「あんた達に退治してほしい……」
「それは俺がやるって言っただろ!!」
「違うわ! 私よ!」
ミリンとシロップが割り込んで来た。二人は壇上に上がろうと動き出した…… しかし、同時に動いた二人の目があうと、どちらが先に行くのを競うようで相手の肩や手を押さえだす。
「姉ちゃん! どけよ!」
「あんたこそどきなさいよ!」
お互いを押さえる二人、このままではまた取っ組み合いに、発展するのは火を見るより明らかだった。呆れた様子で首を大きく横に振ったモグリンだった。
「うるさい! 二人とも出ておいき!」
モグリンの一喝で二人の動きが止まった。二人がシンクロしたように同時にモグリンの顔を見る。
「だいたいあんた達をここに呼んでないだろ。邪魔だよ。出ていきな!」
「チッ! なんだよ」
「なによ!」
「早く出ていきな! いい加減にしないと叩き出すよ!」
怒鳴りながら立ち上がろうとモグリンは、肘掛けに手をかけた、その姿を見た二人は慌てて出ていくのだった。二人が出ていくと静かにモグリンは椅子に腰掛けた。ロックはチラッと後ろを見た。
「ありゃあ。外で殺し合うんじゃねえか?」
「こら! ロック!」
アイリスが彼の前に手を出して止めた。ロックは笑った。
大きくため息をついたモグリンは小さな声でつぶやく。
「そうだね。それで一人になった方が…… 楽かもしれないね……」
「モグリン様! キッ!」
クローネがモグリンに寄り添い、彼女の背中に手を当てる。モグリンの背中を、さすりながらクローネはロックをにらみつける。ロックはクローネの視線を、切るように右手をあげ謝罪する。
「すまん。たちの悪いジョークだったな。話しをしてくれ」
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