【毒舌系転職ライフ!】『フェアリーテイル』へようこそ!~リリスさんのパーフェクトマニュアル~ギルド冒険者を指南します!
4. 準備は進む
4. 準備は進む
そして翌日。オレとリリスさんはギルド運営に必要なものを話し合うことにする。オレは今、絶賛寝不足中だ。昨日はあまり良く眠れなかった……。今までも野営とかはしていたし、部屋は別々だけど、さすがにリリスさんと同じ家で生活するなんて緊張するだろ普通……
リリスさんは長い銀髪で26歳には見えない少し幼い顔をしていて、美人で可愛い。胸は少し小さめだけど、スタイルは抜群だ。そんな人が同じ空間にいると思うとドキドキするし、なかなか眠りにつくことが出来なかった。
「リリスさん、おはようございます」
「エミルくん眠そうですね?大丈夫ですか?」
そりゃリリスさんほどの美人がいると思うと誰でもこうなると思います。とは言えない。
「早速ですが話し合いを始めましょうか」
「あっはい」
「まず何が必要でしょうか?」
「そうですね……」
「あ。やっぱり看板じゃないですか?あとは制服!それと机とか椅子とか!オシャレで可愛いのが欲しいですよね!」
いや……そういうのは最後で良いと思うんだけど……。そんなことはお構いなしに、リリスさんは目をキラキラさせながら語り始める。
「やっぱり最初は看板ですよね!冒険者ギルドと言えば剣と盾の看板がつきものですからね。あとはギルドのシンボルである紋章ですね。これはやっぱりギルドの象徴になるのでちゃんとしたものがいいですね。フェアリーテイルらしい、可愛くておしゃれなデザインがいいですね。それから制服は必須でしょうね。やっぱりギルドといえばメイド服です。これは譲れません。あとは受付嬢の証となるバッジですね。これは私が作っておきましたのでこれをつけます。それから……」
なんか早口すぎて聞き取れなかったが、どうやら看板やエンブレム、そして受付嬢の服装やバッジなど、細かいところまで決めないといけないようだ。と言っても、なんかリリスさんの中で決まっているような気もするんだけどね。
「とりあえずこんな感じですかね。」
「はい。それで大丈夫だと思います。それはリリスさんにお願いできますか?オレは依頼書の申請をするので」
「分かりましたエミルくん。じゃなかった。承知しましたマスター!ふふ。一度言ってみたかったんですよねコレ」
「似合ってるんじゃないですか?さすがにちょっと恥ずかしいですけど」
「もうエミルくんたら!照れないでください!じゃあ私は早速取り掛かりますね。」
「よろしくお願いしますリリスさん」
よし、オレはオレの仕事に取り掛かるぞ!オレはまずギルドの運営について考える。
冒険者ギルドの目的は大きく分けて3つある。まずは依頼の申請と受理、報酬の支給、そして素材の買取の3つ。そしてこれは『魔物討伐』『依頼物採取』『ダンジョン攻略』に分類される。主な仕事はこれの管理だ。
次にパーティーの受理と解散の受理。これは依頼と同じようなシステムだが、パーティーメンバーの変更やパーティーメンバーの募集なども受け付けている。
最後にギルド内のトラブルの解決と、ギルド員同士の争いごとの仲裁。これがギルドの主な業務内容。
大きな冒険者ギルドになると酒場や武器屋、アイテム屋なども併設されているところもあるが、ここは小さいのでそれは難しい。
「よし!やるか!ギルドマスターとしての初仕事!」
オレは気合いを入れて作業に取り掛かった。オレの仕事はギルドの管理機関に依頼を申請して依頼書をもらうこと。許可がないものは勝手にギルドで依頼として受けることが出来ないからだ。
「とりあえず無難な素材集めとかにしてみよう。ポーションの素材の薬草の採取っと……」
次に報酬額だな。まず素材屋に売るときの利益からギルド機関への支払い、そしてギルド冒険者への支払い……とまぁこんな感じだな。
「この辺はリリスさんに相談してみるか。」
オレはふと思う。リリスさんと二人でいるとなんだか楽しいな。リリスさんはオレより年上なのに、まるで友達と話しているみたいで、オレはこの時間がとても楽しかった。初めはいきなりギルドマスターになれって言われて戸惑ったけど、今はなんかこれがオレの天職のような気がしてきたぞ。
『コンコン』
「はーい」
「エミルくん……あ。マスター終わりましたよ」
「早いですね!?まだ1時間くらいしか経ってないですよ?」
「まぁ素材さえあれば私の錬金のスキルで問題なく作れますからね。それよりもエミルくん!これ見てください!」
「え?うわっすごい!めちゃくちゃ可愛いじゃないですか!」
そこには可愛らしい妖精の絵が描かれた看板があった。これはリリスさんの趣味全開のデザインなんだろうな。リリスさんは絵も上手いんだな。でもそのデザインはすごくギルドっぽいデザインになっていた。
「さすがリリスさんですね。なんかギルドっぽくなってきましたね!」
「ふふ。そうですか?もっと褒めてくれても構いませんよマスター?」
リリスさんは嬉しそうに笑っている。本当に可愛い人だな。昨日までとはイメージが全然違う。
「ん。どうしましたかマスター?あのエロでくの坊みたいな視線を私に向けて?早速人生終わりにしますか?」
「いやいや違いますって!そんなつもりじゃ……可愛いと思って見てたんです……はい。」
「冗談ですよ。でも素直なことは良いことです。やっぱり君がいてくれて良かったです。これからよろしくお願いしますね。エミルくん!」
こうしてギルド運営をするための準備は進んでいくのだった。
そして翌日。オレとリリスさんはギルド運営に必要なものを話し合うことにする。オレは今、絶賛寝不足中だ。昨日はあまり良く眠れなかった……。今までも野営とかはしていたし、部屋は別々だけど、さすがにリリスさんと同じ家で生活するなんて緊張するだろ普通……
リリスさんは長い銀髪で26歳には見えない少し幼い顔をしていて、美人で可愛い。胸は少し小さめだけど、スタイルは抜群だ。そんな人が同じ空間にいると思うとドキドキするし、なかなか眠りにつくことが出来なかった。
「リリスさん、おはようございます」
「エミルくん眠そうですね?大丈夫ですか?」
そりゃリリスさんほどの美人がいると思うと誰でもこうなると思います。とは言えない。
「早速ですが話し合いを始めましょうか」
「あっはい」
「まず何が必要でしょうか?」
「そうですね……」
「あ。やっぱり看板じゃないですか?あとは制服!それと机とか椅子とか!オシャレで可愛いのが欲しいですよね!」
いや……そういうのは最後で良いと思うんだけど……。そんなことはお構いなしに、リリスさんは目をキラキラさせながら語り始める。
「やっぱり最初は看板ですよね!冒険者ギルドと言えば剣と盾の看板がつきものですからね。あとはギルドのシンボルである紋章ですね。これはやっぱりギルドの象徴になるのでちゃんとしたものがいいですね。フェアリーテイルらしい、可愛くておしゃれなデザインがいいですね。それから制服は必須でしょうね。やっぱりギルドといえばメイド服です。これは譲れません。あとは受付嬢の証となるバッジですね。これは私が作っておきましたのでこれをつけます。それから……」
なんか早口すぎて聞き取れなかったが、どうやら看板やエンブレム、そして受付嬢の服装やバッジなど、細かいところまで決めないといけないようだ。と言っても、なんかリリスさんの中で決まっているような気もするんだけどね。
「とりあえずこんな感じですかね。」
「はい。それで大丈夫だと思います。それはリリスさんにお願いできますか?オレは依頼書の申請をするので」
「分かりましたエミルくん。じゃなかった。承知しましたマスター!ふふ。一度言ってみたかったんですよねコレ」
「似合ってるんじゃないですか?さすがにちょっと恥ずかしいですけど」
「もうエミルくんたら!照れないでください!じゃあ私は早速取り掛かりますね。」
「よろしくお願いしますリリスさん」
よし、オレはオレの仕事に取り掛かるぞ!オレはまずギルドの運営について考える。
冒険者ギルドの目的は大きく分けて3つある。まずは依頼の申請と受理、報酬の支給、そして素材の買取の3つ。そしてこれは『魔物討伐』『依頼物採取』『ダンジョン攻略』に分類される。主な仕事はこれの管理だ。
次にパーティーの受理と解散の受理。これは依頼と同じようなシステムだが、パーティーメンバーの変更やパーティーメンバーの募集なども受け付けている。
最後にギルド内のトラブルの解決と、ギルド員同士の争いごとの仲裁。これがギルドの主な業務内容。
大きな冒険者ギルドになると酒場や武器屋、アイテム屋なども併設されているところもあるが、ここは小さいのでそれは難しい。
「よし!やるか!ギルドマスターとしての初仕事!」
オレは気合いを入れて作業に取り掛かった。オレの仕事はギルドの管理機関に依頼を申請して依頼書をもらうこと。許可がないものは勝手にギルドで依頼として受けることが出来ないからだ。
「とりあえず無難な素材集めとかにしてみよう。ポーションの素材の薬草の採取っと……」
次に報酬額だな。まず素材屋に売るときの利益からギルド機関への支払い、そしてギルド冒険者への支払い……とまぁこんな感じだな。
「この辺はリリスさんに相談してみるか。」
オレはふと思う。リリスさんと二人でいるとなんだか楽しいな。リリスさんはオレより年上なのに、まるで友達と話しているみたいで、オレはこの時間がとても楽しかった。初めはいきなりギルドマスターになれって言われて戸惑ったけど、今はなんかこれがオレの天職のような気がしてきたぞ。
『コンコン』
「はーい」
「エミルくん……あ。マスター終わりましたよ」
「早いですね!?まだ1時間くらいしか経ってないですよ?」
「まぁ素材さえあれば私の錬金のスキルで問題なく作れますからね。それよりもエミルくん!これ見てください!」
「え?うわっすごい!めちゃくちゃ可愛いじゃないですか!」
そこには可愛らしい妖精の絵が描かれた看板があった。これはリリスさんの趣味全開のデザインなんだろうな。リリスさんは絵も上手いんだな。でもそのデザインはすごくギルドっぽいデザインになっていた。
「さすがリリスさんですね。なんかギルドっぽくなってきましたね!」
「ふふ。そうですか?もっと褒めてくれても構いませんよマスター?」
リリスさんは嬉しそうに笑っている。本当に可愛い人だな。昨日までとはイメージが全然違う。
「ん。どうしましたかマスター?あのエロでくの坊みたいな視線を私に向けて?早速人生終わりにしますか?」
「いやいや違いますって!そんなつもりじゃ……可愛いと思って見てたんです……はい。」
「冗談ですよ。でも素直なことは良いことです。やっぱり君がいてくれて良かったです。これからよろしくお願いしますね。エミルくん!」
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