【絶対攻略不可?】~隣の席のクール系美少女を好きになったらなぜか『魔王』を倒すことになった件。でも本当に攻略するのは君の方だったようです。~
78. 曖昧
78. 曖昧
オレは茜と冬馬と別れて、スーパーでミネラルウォーターと牛乳を買って帰ることにする。咲夜さんの誕生日プレゼントは無難にマグカップを買った。まぁ……オレはオレで別に用意はするつもりだけど。
「ただいま」
「お帰りなさい颯太君」
家に帰ると咲夜さんが出迎えてくれる。それだけの事がとても嬉しい。
「ごめんね重かったでしょ?」
「いや大丈夫だよ。それより咲夜さんアイス食べる?一緒に買ってきたんだけど」
「本当に!いただくわ!」
リビングに入るとエアコンがきいていて涼しい。オレは買ってきたアイスを咲夜さんと一緒に食べることにする。
「あら、色々味があるのね」
「うん、バニラとか抹茶とかチョコもあるよ」
「じゃあ私はこの苺にするわ」
「オレはこのメロンにするかな」
二人でソファーに座ってアイスを食べる。幸せだなと思う瞬間である。
「ねぇ颯太君。聞いてもいい?」
「ん?なに?」
「颯太君の好きな女の子ってどんなタイプの子?ナイト系?魔法系?回復系?それとも弓系かしら?」
……それはジョブとしての話しですか?それとも可愛い系がどれとか決まってます?咲夜さんの思考回路がわからなくなってくる……。
「咲夜さん。その質問の意味がよくわからないんだが……」
「そう?でも私には教えてくれてもいいじゃない?仲間なんだから」
……答えるも何も意図が分からんと難しいなぁ。そんなことを思ったが、ある1つの名案が浮かぶ。
「簡単に答えたらつまらないから、咲夜さんが質問してオレが答えるから当ててみてくれ」
「なるほど。ゲーム性があって面白そうねいいわよ。間違いなく当てて見るから」
なんか知らないが咲夜さんがやる気になっているからいいか。さてどんな質問が来るのか。
「じゃあ……まず一つ目。可愛い系?美人系?」
「え?……どっちもかな」
「子どもっぽいほうが好き?大人っぽいほうが好き?」
「……どっちもかなぁ」
「髪の長さは?ロング?ショート?長い方がいい?短い方がいい?」
「……両方かな。どっちも似合いそう」
「年上?年下?どっちかしら?」
「……同い年かなぁ」
「胸の大きさは大きい方?小さい方?」
「……えっと、普通かな」
すると咲夜さんが膨れ始める。そして少し拗ねたように言う。
「もう!なんで全部曖昧にしか答えないの!ちゃんと答えないとずるいわよ!颯太君!」
「いや……違うんだよ咲夜さん。曖昧ではなくて……」
「……なら私とそのタイプの女性どっちが仲間として大切?って聞いたらどうする?」
……なら答えはどっちも咲夜さんだからどっちも大切になるんだが……。けどそれを言ったらまた怒り始めるだろうし、誰だよこんなゲームっぽくしたのは!(?)
「……あっ咲夜さんアイス溶けてるぞ?」
「話を逸らす気ね?まあいいわ。確かにアイスが溶けるのは困るし」
咲夜さんはアイスを舐めるようにして食べていく。オレはなんとかこの場を乗り切ったことに安堵していた。もう安易な考えはやめよ。
オレは茜と冬馬と別れて、スーパーでミネラルウォーターと牛乳を買って帰ることにする。咲夜さんの誕生日プレゼントは無難にマグカップを買った。まぁ……オレはオレで別に用意はするつもりだけど。
「ただいま」
「お帰りなさい颯太君」
家に帰ると咲夜さんが出迎えてくれる。それだけの事がとても嬉しい。
「ごめんね重かったでしょ?」
「いや大丈夫だよ。それより咲夜さんアイス食べる?一緒に買ってきたんだけど」
「本当に!いただくわ!」
リビングに入るとエアコンがきいていて涼しい。オレは買ってきたアイスを咲夜さんと一緒に食べることにする。
「あら、色々味があるのね」
「うん、バニラとか抹茶とかチョコもあるよ」
「じゃあ私はこの苺にするわ」
「オレはこのメロンにするかな」
二人でソファーに座ってアイスを食べる。幸せだなと思う瞬間である。
「ねぇ颯太君。聞いてもいい?」
「ん?なに?」
「颯太君の好きな女の子ってどんなタイプの子?ナイト系?魔法系?回復系?それとも弓系かしら?」
……それはジョブとしての話しですか?それとも可愛い系がどれとか決まってます?咲夜さんの思考回路がわからなくなってくる……。
「咲夜さん。その質問の意味がよくわからないんだが……」
「そう?でも私には教えてくれてもいいじゃない?仲間なんだから」
……答えるも何も意図が分からんと難しいなぁ。そんなことを思ったが、ある1つの名案が浮かぶ。
「簡単に答えたらつまらないから、咲夜さんが質問してオレが答えるから当ててみてくれ」
「なるほど。ゲーム性があって面白そうねいいわよ。間違いなく当てて見るから」
なんか知らないが咲夜さんがやる気になっているからいいか。さてどんな質問が来るのか。
「じゃあ……まず一つ目。可愛い系?美人系?」
「え?……どっちもかな」
「子どもっぽいほうが好き?大人っぽいほうが好き?」
「……どっちもかなぁ」
「髪の長さは?ロング?ショート?長い方がいい?短い方がいい?」
「……両方かな。どっちも似合いそう」
「年上?年下?どっちかしら?」
「……同い年かなぁ」
「胸の大きさは大きい方?小さい方?」
「……えっと、普通かな」
すると咲夜さんが膨れ始める。そして少し拗ねたように言う。
「もう!なんで全部曖昧にしか答えないの!ちゃんと答えないとずるいわよ!颯太君!」
「いや……違うんだよ咲夜さん。曖昧ではなくて……」
「……なら私とそのタイプの女性どっちが仲間として大切?って聞いたらどうする?」
……なら答えはどっちも咲夜さんだからどっちも大切になるんだが……。けどそれを言ったらまた怒り始めるだろうし、誰だよこんなゲームっぽくしたのは!(?)
「……あっ咲夜さんアイス溶けてるぞ?」
「話を逸らす気ね?まあいいわ。確かにアイスが溶けるのは困るし」
咲夜さんはアイスを舐めるようにして食べていく。オレはなんとかこの場を乗り切ったことに安堵していた。もう安易な考えはやめよ。
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