【絶対攻略不可?】~隣の席のクール系美少女を好きになったらなぜか『魔王』を倒すことになった件。でも本当に攻略するのは君の方だったようです。~
66. コレクター
66. コレクター
時間は深夜2時。あれからずっと『ブレイブ☆ファンタジア』をやり続けている。オレは夏休みの宿題をやりつつ咲夜さんのプレイを見ている。
しかし物語を進めていく中で気になったことがあったので聞いてみる。
「あのさ咲夜さん」
「ん?なに?」
「そこのダンジョンのボス倒したよな?何で街に戻らないの?レベル上げ?」
「それもあるけど、ここのモンスターのドロップ品が欲しいのよね。」
そう言って彼女は目の前に現れた敵を倒しながら答える。
「そんなに必要なものなのか?」
オレがそう言うと、咲夜さんはコントローラーを置きオレを睨む。なんか目が怖いんだけどさ……。
「……よく聞いてくれたわ。颯太君!必要も必要よ!こっちにきてこれを見て!」
「え?」
咲夜はすごく目を輝かせながらオレを呼び寄せる。そして彼女が指差す方向を見るとそこには……
「いい?ゲームをただクリアするだけなら三流。クリア後の高難易度ダンジョンをクリアするのは二流。すべてのコンテンツをクリアするのが一流なのよね!そうは思わない颯太君!思うわよね颯太君!思うでしょ!」
圧が強すぎる……咲夜さんアドレナリンでまくってるよこれ……てかすごい早口だし顔近いし……あと胸当たってるから……すごく甘くていい匂いするし。そんな位近いよ咲夜さん。オレはめちゃくちゃラッキーだけどさ。
「そうなんだ……」
「これ見て。モンスター図鑑とアイテム図鑑。ここまで全部埋めてるわ!」
咲夜さんが見せてくれた画面には確かにレア度が高いアイテムや武器などが載っていた。ここまでの徹底ぶりは凄いとしか言えんな。
「このアイテムを集めるために今私はこうして頑張ってるわけよ!わかったかしら?」
「はい……わかりました」
「よろしい!」
それから1時間ほどしてようやく彼女の興奮状態はおさまった。
「あぁー疲れたわ。ちょっと休憩ね。」
咲夜さんはそう言いながら伸びをする。その拍子に胸が強調される。そこまで強調されるほど巨乳ではないが、これは目の毒だ……。
「咲夜さんお疲れ様。もう寝ようか?」
「そうね。このダンジョンだけクリアしたら寝るわ」
「じゃあオレは寝るね。おやすみ咲夜さん」
「あっ颯太君!」
「ん?」
「ありがとう。私のゲームに付き合ってくれて。あのね……私、今までで一番楽しい夏休みになりそうな気がするの。これからもよろしくね」
咲夜さんは少し頬を赤く染め照れ臭そうにしながら笑顔で言う。こんなかわいい女の子と一緒に居られてしかも一緒にゲームまでできるなんて幸せだよなほんと。
「うん。こちらこそよろしくな咲夜さん」
「ふふっありがと」
それからオレは部屋に戻り布団に入り眠りについたのだった。
時間は深夜2時。あれからずっと『ブレイブ☆ファンタジア』をやり続けている。オレは夏休みの宿題をやりつつ咲夜さんのプレイを見ている。
しかし物語を進めていく中で気になったことがあったので聞いてみる。
「あのさ咲夜さん」
「ん?なに?」
「そこのダンジョンのボス倒したよな?何で街に戻らないの?レベル上げ?」
「それもあるけど、ここのモンスターのドロップ品が欲しいのよね。」
そう言って彼女は目の前に現れた敵を倒しながら答える。
「そんなに必要なものなのか?」
オレがそう言うと、咲夜さんはコントローラーを置きオレを睨む。なんか目が怖いんだけどさ……。
「……よく聞いてくれたわ。颯太君!必要も必要よ!こっちにきてこれを見て!」
「え?」
咲夜はすごく目を輝かせながらオレを呼び寄せる。そして彼女が指差す方向を見るとそこには……
「いい?ゲームをただクリアするだけなら三流。クリア後の高難易度ダンジョンをクリアするのは二流。すべてのコンテンツをクリアするのが一流なのよね!そうは思わない颯太君!思うわよね颯太君!思うでしょ!」
圧が強すぎる……咲夜さんアドレナリンでまくってるよこれ……てかすごい早口だし顔近いし……あと胸当たってるから……すごく甘くていい匂いするし。そんな位近いよ咲夜さん。オレはめちゃくちゃラッキーだけどさ。
「そうなんだ……」
「これ見て。モンスター図鑑とアイテム図鑑。ここまで全部埋めてるわ!」
咲夜さんが見せてくれた画面には確かにレア度が高いアイテムや武器などが載っていた。ここまでの徹底ぶりは凄いとしか言えんな。
「このアイテムを集めるために今私はこうして頑張ってるわけよ!わかったかしら?」
「はい……わかりました」
「よろしい!」
それから1時間ほどしてようやく彼女の興奮状態はおさまった。
「あぁー疲れたわ。ちょっと休憩ね。」
咲夜さんはそう言いながら伸びをする。その拍子に胸が強調される。そこまで強調されるほど巨乳ではないが、これは目の毒だ……。
「咲夜さんお疲れ様。もう寝ようか?」
「そうね。このダンジョンだけクリアしたら寝るわ」
「じゃあオレは寝るね。おやすみ咲夜さん」
「あっ颯太君!」
「ん?」
「ありがとう。私のゲームに付き合ってくれて。あのね……私、今までで一番楽しい夏休みになりそうな気がするの。これからもよろしくね」
咲夜さんは少し頬を赤く染め照れ臭そうにしながら笑顔で言う。こんなかわいい女の子と一緒に居られてしかも一緒にゲームまでできるなんて幸せだよなほんと。
「うん。こちらこそよろしくな咲夜さん」
「ふふっありがと」
それからオレは部屋に戻り布団に入り眠りについたのだった。
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