【絶対攻略不可?】~隣の席のクール系美少女を好きになったらなぜか『魔王』を倒すことになった件。でも本当に攻略するのは君の方だったようです。~
52. 敏捷性と守備力
52. 敏捷性と守備力
今日から7月。待ちに待った夏休みまでのカウントダウンが始まる。オレは特に予定はないけど、咲夜さんとどこかにデート出来たら嬉しいかもな。
オレがリビングに行くと朝からパジャマ姿で何かとにらめっこする咲夜さんがいた。一体何を見ているのだろう?
「おはよう」
「あぁ、颯太君! ちょうどよかった!」
咲夜さんはオレの声に反応して顔を上げると手招きしてきた。オレはそれに従って彼女の近くまで歩み寄る。すると咲夜さんは嬉しそうに手に持っていたものをオレに見せてきた。
「これは?」
「対水中戦用の防具じゃない。見て分かるでしょ?」
咲夜さんは女子高生が見るようなファッション雑誌をオレに見せてくる。表紙には『この夏必見!モテモテ水着特集!』と書かれていた。
「それで何してるんだ?」
「夏休みに海にパーティー攻略行くじゃない?だから新しい防具を買わないといけないと思って」
いや初耳ですが咲夜さん……。でも咲夜さんの水着姿……。それは是非とも拝みたいものだ。しかしそんなことを口にしたら変態扱いされかねないので黙っておこう。
「敏捷性重視か守備力重視かよね……どっちがいいと思う?これとこれ」
「え?」
そこにはビキニとワンピースの水着が写っていた。あーつまり……ビキニ型が敏捷性でワンピース型が守備力だよな。おそらく布面積的に。うーん……咲夜さんはスタイルもいいしビキニの方が似合う気がする。ただ防御力も捨てがたい。
「なら水着はこっちでパレオとかもつけたらどうだ?砂浜にいるときはパーカーとか羽織ってさ」
「なるほどね……じゃあそうしようかしら!ありがとう颯太君」
咲夜さんは笑顔で雑誌を閉じる。なんか役に立てたみたいだ。でもそれより……
「あの咲夜さん……遅刻するぞ?」
「あっいっけない!用意しなきゃ!」
そのまま咲夜さんは部屋に戻り学校へ行く支度をし始める。
「オレは朝から何やってんだこれ?」
まぁでも、これもまたいつも通りの咲夜さんだよな。と少し微笑ましく思うのだった。
今日から7月。待ちに待った夏休みまでのカウントダウンが始まる。オレは特に予定はないけど、咲夜さんとどこかにデート出来たら嬉しいかもな。
オレがリビングに行くと朝からパジャマ姿で何かとにらめっこする咲夜さんがいた。一体何を見ているのだろう?
「おはよう」
「あぁ、颯太君! ちょうどよかった!」
咲夜さんはオレの声に反応して顔を上げると手招きしてきた。オレはそれに従って彼女の近くまで歩み寄る。すると咲夜さんは嬉しそうに手に持っていたものをオレに見せてきた。
「これは?」
「対水中戦用の防具じゃない。見て分かるでしょ?」
咲夜さんは女子高生が見るようなファッション雑誌をオレに見せてくる。表紙には『この夏必見!モテモテ水着特集!』と書かれていた。
「それで何してるんだ?」
「夏休みに海にパーティー攻略行くじゃない?だから新しい防具を買わないといけないと思って」
いや初耳ですが咲夜さん……。でも咲夜さんの水着姿……。それは是非とも拝みたいものだ。しかしそんなことを口にしたら変態扱いされかねないので黙っておこう。
「敏捷性重視か守備力重視かよね……どっちがいいと思う?これとこれ」
「え?」
そこにはビキニとワンピースの水着が写っていた。あーつまり……ビキニ型が敏捷性でワンピース型が守備力だよな。おそらく布面積的に。うーん……咲夜さんはスタイルもいいしビキニの方が似合う気がする。ただ防御力も捨てがたい。
「なら水着はこっちでパレオとかもつけたらどうだ?砂浜にいるときはパーカーとか羽織ってさ」
「なるほどね……じゃあそうしようかしら!ありがとう颯太君」
咲夜さんは笑顔で雑誌を閉じる。なんか役に立てたみたいだ。でもそれより……
「あの咲夜さん……遅刻するぞ?」
「あっいっけない!用意しなきゃ!」
そのまま咲夜さんは部屋に戻り学校へ行く支度をし始める。
「オレは朝から何やってんだこれ?」
まぁでも、これもまたいつも通りの咲夜さんだよな。と少し微笑ましく思うのだった。
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