【絶対攻略不可?】~隣の席のクール系美少女を好きになったらなぜか『魔王』を倒すことになった件。でも本当に攻略するのは君の方だったようです。~
30. フラグ
30. フラグ
オレと咲夜さんは占い師がいる『水晶玉館』で早速占ってもらうことにする。
「占い楽しみね霧ヶ谷君!ずっとこういうのやりたかったのよ!」
もうテンション上がって予言じゃなくて、占いって自分で言っちゃってるよ咲夜さん……。女の子は占いとかそういうの好きなのは分かるが、咲夜さんもそんなに占い好きだったのか……?なんか意外だな。
オレと咲夜さんは2人の相性を占ってもらうことにする。咲夜さんが思っているものと違うと思うけど、オレにとってはすごい重要なことだからな。
「まずはお嬢ちゃんからいこうかの。どれどれ……ほうほう、なるほど」
占い師のお婆さんは水晶玉に手を当てる。するとそこには、オレと咲夜さんの姿が映っていた。どうやらこの水晶玉には特殊な加工が施されているらしい。
「これはまた面白いものが出たのう……」
「なんですか?」
「ふむ……お嬢ちゃん。すごい重要なことを隠しておるの?」
「えっ!?わ、私何か隠してるのかしら!?どうなの霧ヶ谷君!」
オレに聞かれても……。咲夜さんはかなり驚いている様子だった。そういえば咲夜さんって、たまにどこか抜けてるような気がするんだよな……。
「それで2人の相性じゃが……おぉ!すさまじいものが出ておるぞ!」
「ふーん。なんか悪いことだったりしてね?」
「咲夜さん……」
「うーん……まあ言うしかないんじゃろうなぁ……」
「ほらほらフラグじゃないこれ!?」
何で悪い結果が出そうなのに楽しそうなんだ咲夜さんは?占い師のお婆さんは少し困ったような表情をしている。一体どんな結果が出ているんだ?すごく気になるぞ……いやこれが占い師だ。冷静になれオレ。
でもきっといい感じの結果になっているに違いない!
「実はのう……お主たち2人は相性最悪じゃ!残念ながら今のままなら恋人同士にはなれぬ運命にあるようじゃの」
「あちゃーやっぱりそうかぁ!」
「……。」
最悪。その言葉が頭の中でぐるぐる回る。まさかここまでとは予想外だった。いやまだ諦めるのは早いんじゃないか?よく考えてみろ、まだ最悪の結末だと決まったわけじゃないじゃないか。そうだ!もっとポジティブに考えないとダメだよな!
「別に私と霧ヶ谷君はそういう関係じゃないし。ってどうしたの霧ヶ谷君?顔が青いけど大丈夫?もしかして……落ち込んでるの?」
「いや、なんでもない。」
「そうなの?それならいいんだけど……」
本当に心配してくれているようだ。なんて優しい人なんだ……。ちょっとだけ涙が出そうになった。
「あの……相性最悪を解消する方法ありますかね?」
「ほっほっほ。それは、まあそれは2人のこれから次第ということにしておこうかの」
これから次第でどうにかなるものなのか?それにしても占いで相性最悪と言われるのは初めてかもしれないな……。今まで占いとか信じてこなかったけど、今回ばかりは信じたくなくても信じてしまうかもな……。
オレと咲夜さんは占い師がいる『水晶玉館』で早速占ってもらうことにする。
「占い楽しみね霧ヶ谷君!ずっとこういうのやりたかったのよ!」
もうテンション上がって予言じゃなくて、占いって自分で言っちゃってるよ咲夜さん……。女の子は占いとかそういうの好きなのは分かるが、咲夜さんもそんなに占い好きだったのか……?なんか意外だな。
オレと咲夜さんは2人の相性を占ってもらうことにする。咲夜さんが思っているものと違うと思うけど、オレにとってはすごい重要なことだからな。
「まずはお嬢ちゃんからいこうかの。どれどれ……ほうほう、なるほど」
占い師のお婆さんは水晶玉に手を当てる。するとそこには、オレと咲夜さんの姿が映っていた。どうやらこの水晶玉には特殊な加工が施されているらしい。
「これはまた面白いものが出たのう……」
「なんですか?」
「ふむ……お嬢ちゃん。すごい重要なことを隠しておるの?」
「えっ!?わ、私何か隠してるのかしら!?どうなの霧ヶ谷君!」
オレに聞かれても……。咲夜さんはかなり驚いている様子だった。そういえば咲夜さんって、たまにどこか抜けてるような気がするんだよな……。
「それで2人の相性じゃが……おぉ!すさまじいものが出ておるぞ!」
「ふーん。なんか悪いことだったりしてね?」
「咲夜さん……」
「うーん……まあ言うしかないんじゃろうなぁ……」
「ほらほらフラグじゃないこれ!?」
何で悪い結果が出そうなのに楽しそうなんだ咲夜さんは?占い師のお婆さんは少し困ったような表情をしている。一体どんな結果が出ているんだ?すごく気になるぞ……いやこれが占い師だ。冷静になれオレ。
でもきっといい感じの結果になっているに違いない!
「実はのう……お主たち2人は相性最悪じゃ!残念ながら今のままなら恋人同士にはなれぬ運命にあるようじゃの」
「あちゃーやっぱりそうかぁ!」
「……。」
最悪。その言葉が頭の中でぐるぐる回る。まさかここまでとは予想外だった。いやまだ諦めるのは早いんじゃないか?よく考えてみろ、まだ最悪の結末だと決まったわけじゃないじゃないか。そうだ!もっとポジティブに考えないとダメだよな!
「別に私と霧ヶ谷君はそういう関係じゃないし。ってどうしたの霧ヶ谷君?顔が青いけど大丈夫?もしかして……落ち込んでるの?」
「いや、なんでもない。」
「そうなの?それならいいんだけど……」
本当に心配してくれているようだ。なんて優しい人なんだ……。ちょっとだけ涙が出そうになった。
「あの……相性最悪を解消する方法ありますかね?」
「ほっほっほ。それは、まあそれは2人のこれから次第ということにしておこうかの」
これから次第でどうにかなるものなのか?それにしても占いで相性最悪と言われるのは初めてかもしれないな……。今まで占いとか信じてこなかったけど、今回ばかりは信じたくなくても信じてしまうかもな……。
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