【絶対攻略不可?】~隣の席のクール系美少女を好きになったらなぜか『魔王』を倒すことになった件。でも本当に攻略するのは君の方だったようです。~
18. クエスト
18. クエスト
咲夜さんとの初デートの次の日。オレはまたもややることがないので部屋でゴロゴロしていると、ドアをノックする音が聞こえた。
「ん? はーい」
「霧ヶ谷君!ちょっといい?」
ドアを開けるとそこには咲夜さんが立っていた。今日の咲夜さんはポニーテールにしていて可愛い。いや違う違う。何か用事なのか?
「どうしたんだ?」
「あのね……良かったら一緒にクエスト攻略しない?」
「クエスト?」
「ええ。いつもはソロで攻略してるけど、今回は霧ヶ谷君のスキルが発揮できると思うし。どうかな?」
クエストってなんだろうか……?まぁ分からなくても咲夜さんの誘いは断りたくはないし。オレは了承することにする。
「ありがとう!それじゃ作戦会議室に来てね」
そう言って咲夜さんは一度自分の部屋に戻る。オレはそのままリビングで咲夜さんを待つことにした。数分後、準備を終えたのかすぐに出てきた。その手には教科書やらノートらが握られている。
「あら?霧ヶ谷君、準備してないじゃない」
「……課題のことだったのか」
「クエストって言ったじゃない。もう。待っててあげるから準備してきて」
そう言って笑顔を見せる咲夜さん。この笑顔が見れただけでもなんか嬉しい。オレは課題を持ってリビングにいく。
「さてクエスト攻略しましょう。今回は私は不利属性で分が悪いから、霧ヶ谷君の異種言語のスキルで攻略しましょう。頼んだわよ!」
「ああ、分かった」
とは言ったけど。ようは今回の課題は英語。咲夜さんは不利属性。いつもは1人で課題をやっているけど、苦手だからオレに教えてほしいと言うことか。なるほどなるほど。普通に考えればオレにお願いしてるんだよなこれ?可愛いな咲夜さんは。
課題を始めてから10分。咲夜さんはすごく険しい顔をしている。考えながら口を尖らせている姿がまた可愛い。
「う~……」
「分からないところがあったら聞いてくれ」
「うん。えっとね……。ここなんだけれど」
そう言いながら咲夜さんはノートを見せてくる。これは……そこそこ難しい問題だな。一応答えは書いてあるけど、これだと少し間違えてるかもしれないな。
「あー。ここは過去の出来事だから、この動詞を過去形に変換して、こうすれば解けるぞ」
「あ、本当だ!ありがとう」
満面の笑みを浮かべる咲夜さん。顔がすごく近くて思わずドキッとする。やっぱり美人だよな……この人。そんなことを思いつつ、オレ達は課題を進めた。
それから2時間後。なんとか終わらせることができた。ちなみにその間ずっと咲夜さんが横に座っていたわけだが。咲夜さんが真剣に取り組んでいたからあまり気にならなかった。
「お疲れ様。ありがとね」
「こちらこそありがとう。咲夜さんと課題……じゃなかった、クエスト攻略できて良かったよ」
「そっか。……あの霧ヶ谷君?」
「ん?」
「もし良かったら……夕飯一緒に食べない?その……ハンバーグ。材料買ってきたから」
「マジ!?もちろん食べる!」
「ふふっ。良かった。じゃあこっちも一緒に攻略しちゃいましょう」
嬉しそうな笑顔を見せる咲夜さんを見てるとこっちまで幸せになる。そしてそのまま二人で夕食の準備を始めたのだった。
咲夜さんとの初デートの次の日。オレはまたもややることがないので部屋でゴロゴロしていると、ドアをノックする音が聞こえた。
「ん? はーい」
「霧ヶ谷君!ちょっといい?」
ドアを開けるとそこには咲夜さんが立っていた。今日の咲夜さんはポニーテールにしていて可愛い。いや違う違う。何か用事なのか?
「どうしたんだ?」
「あのね……良かったら一緒にクエスト攻略しない?」
「クエスト?」
「ええ。いつもはソロで攻略してるけど、今回は霧ヶ谷君のスキルが発揮できると思うし。どうかな?」
クエストってなんだろうか……?まぁ分からなくても咲夜さんの誘いは断りたくはないし。オレは了承することにする。
「ありがとう!それじゃ作戦会議室に来てね」
そう言って咲夜さんは一度自分の部屋に戻る。オレはそのままリビングで咲夜さんを待つことにした。数分後、準備を終えたのかすぐに出てきた。その手には教科書やらノートらが握られている。
「あら?霧ヶ谷君、準備してないじゃない」
「……課題のことだったのか」
「クエストって言ったじゃない。もう。待っててあげるから準備してきて」
そう言って笑顔を見せる咲夜さん。この笑顔が見れただけでもなんか嬉しい。オレは課題を持ってリビングにいく。
「さてクエスト攻略しましょう。今回は私は不利属性で分が悪いから、霧ヶ谷君の異種言語のスキルで攻略しましょう。頼んだわよ!」
「ああ、分かった」
とは言ったけど。ようは今回の課題は英語。咲夜さんは不利属性。いつもは1人で課題をやっているけど、苦手だからオレに教えてほしいと言うことか。なるほどなるほど。普通に考えればオレにお願いしてるんだよなこれ?可愛いな咲夜さんは。
課題を始めてから10分。咲夜さんはすごく険しい顔をしている。考えながら口を尖らせている姿がまた可愛い。
「う~……」
「分からないところがあったら聞いてくれ」
「うん。えっとね……。ここなんだけれど」
そう言いながら咲夜さんはノートを見せてくる。これは……そこそこ難しい問題だな。一応答えは書いてあるけど、これだと少し間違えてるかもしれないな。
「あー。ここは過去の出来事だから、この動詞を過去形に変換して、こうすれば解けるぞ」
「あ、本当だ!ありがとう」
満面の笑みを浮かべる咲夜さん。顔がすごく近くて思わずドキッとする。やっぱり美人だよな……この人。そんなことを思いつつ、オレ達は課題を進めた。
それから2時間後。なんとか終わらせることができた。ちなみにその間ずっと咲夜さんが横に座っていたわけだが。咲夜さんが真剣に取り組んでいたからあまり気にならなかった。
「お疲れ様。ありがとね」
「こちらこそありがとう。咲夜さんと課題……じゃなかった、クエスト攻略できて良かったよ」
「そっか。……あの霧ヶ谷君?」
「ん?」
「もし良かったら……夕飯一緒に食べない?その……ハンバーグ。材料買ってきたから」
「マジ!?もちろん食べる!」
「ふふっ。良かった。じゃあこっちも一緒に攻略しちゃいましょう」
嬉しそうな笑顔を見せる咲夜さんを見てるとこっちまで幸せになる。そしてそのまま二人で夕食の準備を始めたのだった。
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