す・すいか

す・すいか
スイカの擬人化を文で書いてみたものです。最後まで楽しんでいただけたら売れ石井です。

　俺は、辰夫
　俺は今とある空間に妻のひとみといっしょにとある空間にいる。
　しかし、あまりにも長い
　そこで俺の今までのお話をしようと思う。
　俺は長男として生まれた。
　これはすごく素晴らしいらしい
　もともとは俺には母がいた
　だが、母が６人目の子供を産んでしばらく経つたとき
　母は首を切られた。
　急にだ
　俺はこの事に驚いた。
　母はそれでも生きながらえていた。だが、彼女はもう何も失っていないただのでくのぼうだ。
　とても悲しいことだ。
　それに俺の兄弟は途中で３人まで減った。母の中では育ってはいたが育ちが悪かったらしい。俺がそっちの方でなくてよかった。
　こうして俺は３人で生まれたが、そこからも悲劇だった。
　俺の横には都塩家と言う兄弟がいたんだがそいつらは生まれたのは良かったものの
　３男は生まれてから育ちが悪く、おとなになる前に病気で体がだんだん腐っていき
　しまいには朽ち果ててしまった。
　次男は育ちが良かったのだが、寝ているうちに小さな動物に入られてしまい、中から
　内蔵を食われ、中から増え、しまいにはその動物だらけの体になってどこかに行ってしまった。
　だが長男はもっとひどい
　彼はある程度育ち、生殖能力を持つくらいまで行っていて自我を持っていたのだが、
　黒いなにかに頭を貫かれてしまった。俺たちが考えたことのないような痛さで苦しむ彼にそいつは容赦なく、腹をかき切られ内蔵をある程度食っていたところで、急にどっかに逃げた。
　あとできくとその生き物はカラスと呼ばれいきる死神らしい。

　けどな、俺たちはもっとひどい。
　母は子供を生むことができるが、俺たちは産めない
　どうやら母型の父が、生まれてすぐ謎の液体にかかったらしく、それにより俺たちは埋めないらしい。
　体はあるのに生殖はない。どうでもいいと思うが、周りはこれをどれだけあざ笑ったか。
　アイツラは全部死神に襲われてしまえばいいと思った。
　だが、ひとみに出会ったことが人生を変えてくれた
　兄弟ばらばらにされ、悲しみにくれていたとき、
　君も同じようにバラバラにされていた。
　これは皆同じようだが、そのことを受け止め一緒に頑張って生きようと言ってくれた。
　それでどれほど嬉しかったか。
　こうしているだけで僕はとても幸せだよ。

　おっと、どうやらこの場所から開放される時が来たようだな。
　よし、
　周りは今まで見た中で一番眩しかった、
それは海というようで、上流階級の奴らはこのへんで生きているらしい。
　羨ましい限りだ。

　どうやら、その一等地に俺たちはおいてくれるようだ。
　よし、
　そこは地獄のような暑差さだったが、それはすぐに収まり、何秒からはむしろ気持ちよく思えた。

「とても気持ちいいよ。」
「うんそうだね。」
「今まで生きてきたかいがあった。」
「そうだね。」
　やっぱり君は優しいな。
　にしても気持ちいい一生このままいたい。

　だが、
「キャァァァァ」という声ですべてが変わった。

「ひとみ！」
そこにはなんと全身を潰されしにかけのひとみがいるではないか。
「ひとみ！」
　そしてひとみの体は銀色の何かによってさらに砕かれるようになった。
　今すぐ彼女のところに向かいたい
だが俺は何もすることだできない。
「いままでありがとう、きんぞくにきを・・・」
かのじょはそこで終わってしまった
「ひとみ、、、」
今まで楽しかったよありがとう。
　それよりじぶんもああなるのか？！
　嫌だ！
　あれほど残酷な死に方はなかった！
　彼女に対して失礼だがあんな死に方はしたくない。
「よし頑張って生きるぞ。」
　だが俺のばんも来たらしい。
　最初の何度かはあの金属の物体が横をかすめたが、
　ついに当たってしまい、頭から血が出ていくなか
　最後にこんなことを考えた。
俺の人生色々苦しみばかりだった。親の中絶、仲間からの差別、そして、妻の死。
　だがそれよりも楽しいことがあってとても人生としては充実していた。
　本当に楽しかった。
　それと、
　また会えるならひとみ、きみにまたあいたい。
　もうこれでサヨナラだ。
「さぁかかってこい！」
その金属の物体が俺の体を完膚なきまで粉々にし、俺の意識はなくなった。

「やった〜ついにわれた〜」
「よくがんばったなさとし！えらいぞ」
「けどお兄ちゃん、２回で割れたじゃん。」
「けどあそこまできれいにきまることはないさ。」
「けど、、」
「さあ割ったスイカを食べようじゃないか！
　ブランド品とは行かないがお父さんの奮発だ。
　めちゃくちゃうまいぞ〜」

　

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