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アイウエショート

青雨春也

き・競争

き・競争 
遠い昔のこと、あるうさぎが亀に対して競争を挑み、
 うさぎは自慢の速度で圧倒していたにもかかわらず、居眠りしことにより亀の地道な努力に負けてしまった。
 うさぎは悔しがった。




僕は嫌だった。生まれついて持ったこの才能に
 何も努力せずに早く走ることができる。それは周りから期待されているということだ。
 そして奴らは期待を外すと急に怒り出す。なぜ努力しなかったのかと。
 正直彼らとは嫌だった、努力より才能に期待し、大器晩成など耳にしない。
 だからこのかめくん君に勝ってもらった。
 奴らに努力のちからの凄さを知るために。
 だけどアイツラはわかってないだろう。
 この凄さに。
 居眠りしてたなんて、アイツラの戯言で僕がかめくんに力を貸してあげたというのがホントさ。
 この競争には負けたけど、真の勝者に僕はなれたとおもうんだよ
 ねぇ、かめくん?

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