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アイウエショート

青雨春也

お・おまもり

お・おまもり 
とある国の勇者は魔王を倒すために王様のところに呼ばれていた。
「勇者よ。魔王を倒してくれないか。」
「わかりました。」
「しかし魔王のところに行くまでは1000日はかかるぞそれでも良いか?。」
「それでも大丈夫です。」
「しかし、魔王を倒した暁には偉人として私をたたえてください。」
「わかったぞ。では、これをやる。」
「これは……お守りですか?」
「そうじゃ、このおまもりはなぁ、王家相伝の伝説のお守りで、所持するものの筋力、体力、素早さを3倍にする効果を持つとんでもない代物じゃ。」
「くれぐれも大切に使えよ。あとこのおまもりは、、、。」
「ははっ、落とさないようにするなと言うことですね。」
「いやちがうのじゃが。。」
「とりあえず行ってきます!」
「おっ、おう。」
「生きて帰ってきてきたら良いのじゃが、、、」
 勇者は次の日村の人々に別れの宴を開かせた後、
魔王を倒すための旅を始めた。
 国王から頂いたお守りにより、強くなった勇者は340日で魔王城に到達した。
 魔王城にはお約束のごとく四天王もいて、彼らを10日で
魔王のところにやってきた、
魔王はしぶとく、なかなか倒せない、
 しかしそんな魔王もついに瀕死の状態まで追い込んだ
「今まで魔王城に行くまでに340日かかった、
そして四天王は10日かかった、
だがこの度もう終わる
そして13日かかったお前との戦い、夜明けとともに倒してやる。」
 勇者は最後の一撃を魔王に解き放った。
 だが、魔王は倒せなかった。
魔王は驚いたもののすぐに冷静になり、炎攻撃を勇者にした。
「あちっつ、あちち!
なぜだ、なぜ今までずっと避け続けていたのに、
しかも今までよりもダメージがでかい!
今までよりもずっと威力はでかいのにぃ、、
なぜだぁぁぁ」
勇者は燃える痛みで苦しみながらしんでいった。
これを見ていた魔王も
「今までの威力の半分くらいしか出せなかったのに勇者が死んでいく、なぜだろう」と思っていた。


一方王国で国王はこんなことを呟いていた。
「あの勇者は今頃今までの旅路をもどってきているであろう。
 あの魔王はしぶといがあのお守りのちからなら倒しているであろう。
 そういえばあのお守りじゃが、あの者に渡してからちょうど1年が経ったが、
 効果が今日切れることをあの者は知っているのじゃろうか。
 まあ、どうせ魔王を倒しているのだから大丈夫であろう。」
 誠にめでたきなり



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