【究極の押し掛けラブコメ】後輩ちゃんは先輩と付き合ってます!!?
73. 変わり目は注意
73. 変わり目は注意
夏も終わり、今日は寒くなる予報が出ていた。季節の変わり目だからな。体調管理はしっかりしないとな。
そして学校が終わり帰宅する。いつもなら夏帆が来る時間だがまだやってきていない。一応心配なので、スマホを見るとメッセージが届いていた。
『先輩……私もうダメです……すいません……』
「……なんだこれは?」
とりあえず夏帆に電話をすることにする。
《もしもし……?》
「おい、どうした?大丈夫か?」
《はい……。実は今ちょっと大変なことになっていて……》
「大変なことって……どうしたんだ?オレで力に慣れるなら何でも言ってくれ」
《その……風邪引きました。熱もあって動けません。》
「……風邪か。お大事にな」
そう言ってオレは電話を切ろうとすると電話越しに夏帆の声が聞こえてくる。
《ちょっ!待ってくださいよ!本当に動けないんですよ!?ゴホゴホ!》
「わ、わかったから大きな声を出すなって……」
《すいません……。でもお願いします助けてください……》
こんな弱々しい夏帆は初めてな気がする。いつもは本当にうるさいくらいにウザいのだが……。まぁ仕方ない。ここはひとつ助けてやるしかないだろう。
「とりあえず今家か?」
《はい……》
「わかった。すぐ行くから鍵開けとけよ」
《えっ?来てくれるんですか?》
「当たり前だろ。困っている後輩を放っておくわけにはいかない」
《さすが私の彼氏でず…ゴホゴホ!》
「お前はもう喋るな」
それからすぐに家を出て夏帆の部屋にに向かう。一応、インターホンを押すが反応がない。ドアノブに手をかけると普通に開いたのでそのまま中に入る。
「夏帆。入るぞ?」
夏帆の部屋は綺麗に片付いている方だと思う。散らかっているような感じはない。ベッドの方を見ると苦しそうな表情をして寝ている夏帆がいた。
「うーん……。あつい……」
「おい大丈夫か?」
額に触れてみると結構熱い。相当熱があるようだ。とりあえず何か冷やすものが必要だな。
「氷枕持ってくるからちょっと待っとけ」
「はい……。ありがとうございます……」
キッチンに行って冷凍庫から氷を取り出す。袋に入れてタオルで包んで水を入れる。それを夏帆に渡してやる。
「ほら。これで頭冷せ」
「ありがとうございまずぅ〜……。気持ちいいです〜」
「そっか。じゃあオレは帰るからちゃんと休んどくんだぞ?何かあったら連絡しろ」
「嫌ですよぉ〜。帰っちゃうんですか?そんなこと言わずにそばに居てくださいよぉ〜……」
「ったく……わかったよ」
「やった!」
こんな時だけ素直になりやがって……。しかし弱っているせいなのかいつもより可愛いなコイツ。はぁ……仕方ないか。こうして夏帆の看病をすることになったのだった。
夏も終わり、今日は寒くなる予報が出ていた。季節の変わり目だからな。体調管理はしっかりしないとな。
そして学校が終わり帰宅する。いつもなら夏帆が来る時間だがまだやってきていない。一応心配なので、スマホを見るとメッセージが届いていた。
『先輩……私もうダメです……すいません……』
「……なんだこれは?」
とりあえず夏帆に電話をすることにする。
《もしもし……?》
「おい、どうした?大丈夫か?」
《はい……。実は今ちょっと大変なことになっていて……》
「大変なことって……どうしたんだ?オレで力に慣れるなら何でも言ってくれ」
《その……風邪引きました。熱もあって動けません。》
「……風邪か。お大事にな」
そう言ってオレは電話を切ろうとすると電話越しに夏帆の声が聞こえてくる。
《ちょっ!待ってくださいよ!本当に動けないんですよ!?ゴホゴホ!》
「わ、わかったから大きな声を出すなって……」
《すいません……。でもお願いします助けてください……》
こんな弱々しい夏帆は初めてな気がする。いつもは本当にうるさいくらいにウザいのだが……。まぁ仕方ない。ここはひとつ助けてやるしかないだろう。
「とりあえず今家か?」
《はい……》
「わかった。すぐ行くから鍵開けとけよ」
《えっ?来てくれるんですか?》
「当たり前だろ。困っている後輩を放っておくわけにはいかない」
《さすが私の彼氏でず…ゴホゴホ!》
「お前はもう喋るな」
それからすぐに家を出て夏帆の部屋にに向かう。一応、インターホンを押すが反応がない。ドアノブに手をかけると普通に開いたのでそのまま中に入る。
「夏帆。入るぞ?」
夏帆の部屋は綺麗に片付いている方だと思う。散らかっているような感じはない。ベッドの方を見ると苦しそうな表情をして寝ている夏帆がいた。
「うーん……。あつい……」
「おい大丈夫か?」
額に触れてみると結構熱い。相当熱があるようだ。とりあえず何か冷やすものが必要だな。
「氷枕持ってくるからちょっと待っとけ」
「はい……。ありがとうございます……」
キッチンに行って冷凍庫から氷を取り出す。袋に入れてタオルで包んで水を入れる。それを夏帆に渡してやる。
「ほら。これで頭冷せ」
「ありがとうございまずぅ〜……。気持ちいいです〜」
「そっか。じゃあオレは帰るからちゃんと休んどくんだぞ?何かあったら連絡しろ」
「嫌ですよぉ〜。帰っちゃうんですか?そんなこと言わずにそばに居てくださいよぉ〜……」
「ったく……わかったよ」
「やった!」
こんな時だけ素直になりやがって……。しかし弱っているせいなのかいつもより可愛いなコイツ。はぁ……仕方ないか。こうして夏帆の看病をすることになったのだった。
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