【究極の押し掛けラブコメ】後輩ちゃんは先輩と付き合ってます!!?
69. 真っ向勝負するだけです
69. 真っ向勝負するだけです
そして次の日。放課後。オレは教室で黒崎を待っている。
「お待たせ神原君。それじゃ行きましょうか」
「その前に少し寄りたいところがあるんだけどいいかな?」
「構わないけど?」
そう言ってオレは黒崎と共に学校をあとにする。何とか時間を稼いで、オレの部屋に来ないように仕向けなくてはさて、まずはどこに行くかだが……そうだこの前頭痛薬がきれてたな……とりあえず買いに行くか。
「それでどこに行くのかしら?」
「んーと、そうだな……薬局に寄りたいんだ。切らしてたからさ……」
「えぇ!?薬局!?切らしてる!?」
なぜか顔を赤くしている黒崎。
「あっあのあの神原君!もしかして……薬局に行く理由は……あれを買いに行くためだったりしないわよね?」
「ん?あれって?」
「だっだからほら!その……アレよ!」
なんだか凄く恥ずかしそうな様子だ。なんか勘違いしてるな黒崎のやつ。まぁ別にやましいことは何一つないのだが……。
「あぁ、そういうことか。安心してくれ。買うのは頭痛薬だから」
「えっ……そっそうよね!流石にまだ早いものね!うんうん!」
一人で納得したようにウンウンと首を縦に振る黒崎。なんかこいつ……学校の時とは全然違うぞ?
黒崎冬花。オレのクラスメートで学級委員。学校で見せるようなクールビューティーみたいな感じじゃないし。なんというかこう……もっと普通っぽいっていうか……いやまぁ可愛いと思うけど。
オレは色々時間を稼いで連れ回したが結局アパートに行くことになってしまった。まずい……もうこの生活も終わりなのか……
「どうしたのかしら?早く部屋を開けてもらえない?」
「あっいやその……」
その時、隣の部屋から夏帆がスマホをいじりながら出てくる。
「先輩?……浮気ですか?」
「違うわよ。私は神原君の部屋を……」
「黒崎さん。人の彼氏とデートして何とも思わないんですか?真面目な学級委員が聞いて呆れますね」
「なっ何を言っているの!?私と神原君はデートなんて……」
そんな時、オレのスマホが震える。すると『ここは彼女の私に任せなさい!』とメッセージが来ていた。オレは夏帆の顔を見ると可愛くウインクをする。彼女じゃねぇけどな……
「じゃあ何してたんですか?言ってみてくださいよ黒崎さん」
「それは……」
「ふーん。部屋にまで来て抱かれるのを期待してたんじゃないんですか?先輩が薬局の袋持ってますもんね?」
「ちっ違くて!これは神原君が頭痛薬を買うために寄っただけで……べっ別に期待とかそんなんじゃなくて!」
焦っている黒崎を見てニヤリとする夏帆。なんだかんだで楽しんでいるようだ。こいつ……わざとやってるだろ
「一人暮らしの男の部屋に付き合ってもいない女がどんな理由で来るんですかね?まぁ……何を言ってもこじつけにしか聞こえないですけどね?」
「うっ……」
「真面目な学級委員。人の彼氏と浮気デート。しかも部屋にまで押し掛ける的なやつですよね?」
「本当に違うのよ……」
「さぁお引き取りください。そしたらこの事は内緒にしてあげますよ黒崎さん?」
「わかったわよ!今日のところは帰るわよ!」
そう言って黒崎は帰っていった。これでしばらくは安泰だな。そして部屋に入ってきた夏帆に礼を言う。
「ありがとな夏帆それにしてもお前意外とSなんだな。ちょっと驚いたよ」
「違いますよ?先輩の近くにいる女は真っ向勝負するだけですし!彼女として当然ですよね?」
「……彼女ではないけどな」
「またまたー。まぁいいですけど。ところで、私にもご褒美欲しいですねー?」
こうしてオレと夏帆のいつも通りの生活は守られたのだった。こいつだけは敵に回さない方がいい。面倒だしウザいからな。
そして次の日。放課後。オレは教室で黒崎を待っている。
「お待たせ神原君。それじゃ行きましょうか」
「その前に少し寄りたいところがあるんだけどいいかな?」
「構わないけど?」
そう言ってオレは黒崎と共に学校をあとにする。何とか時間を稼いで、オレの部屋に来ないように仕向けなくてはさて、まずはどこに行くかだが……そうだこの前頭痛薬がきれてたな……とりあえず買いに行くか。
「それでどこに行くのかしら?」
「んーと、そうだな……薬局に寄りたいんだ。切らしてたからさ……」
「えぇ!?薬局!?切らしてる!?」
なぜか顔を赤くしている黒崎。
「あっあのあの神原君!もしかして……薬局に行く理由は……あれを買いに行くためだったりしないわよね?」
「ん?あれって?」
「だっだからほら!その……アレよ!」
なんだか凄く恥ずかしそうな様子だ。なんか勘違いしてるな黒崎のやつ。まぁ別にやましいことは何一つないのだが……。
「あぁ、そういうことか。安心してくれ。買うのは頭痛薬だから」
「えっ……そっそうよね!流石にまだ早いものね!うんうん!」
一人で納得したようにウンウンと首を縦に振る黒崎。なんかこいつ……学校の時とは全然違うぞ?
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「どうしたのかしら?早く部屋を開けてもらえない?」
「あっいやその……」
その時、隣の部屋から夏帆がスマホをいじりながら出てくる。
「先輩?……浮気ですか?」
「違うわよ。私は神原君の部屋を……」
「黒崎さん。人の彼氏とデートして何とも思わないんですか?真面目な学級委員が聞いて呆れますね」
「なっ何を言っているの!?私と神原君はデートなんて……」
そんな時、オレのスマホが震える。すると『ここは彼女の私に任せなさい!』とメッセージが来ていた。オレは夏帆の顔を見ると可愛くウインクをする。彼女じゃねぇけどな……
「じゃあ何してたんですか?言ってみてくださいよ黒崎さん」
「それは……」
「ふーん。部屋にまで来て抱かれるのを期待してたんじゃないんですか?先輩が薬局の袋持ってますもんね?」
「ちっ違くて!これは神原君が頭痛薬を買うために寄っただけで……べっ別に期待とかそんなんじゃなくて!」
焦っている黒崎を見てニヤリとする夏帆。なんだかんだで楽しんでいるようだ。こいつ……わざとやってるだろ
「一人暮らしの男の部屋に付き合ってもいない女がどんな理由で来るんですかね?まぁ……何を言ってもこじつけにしか聞こえないですけどね?」
「うっ……」
「真面目な学級委員。人の彼氏と浮気デート。しかも部屋にまで押し掛ける的なやつですよね?」
「本当に違うのよ……」
「さぁお引き取りください。そしたらこの事は内緒にしてあげますよ黒崎さん?」
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そう言って黒崎は帰っていった。これでしばらくは安泰だな。そして部屋に入ってきた夏帆に礼を言う。
「ありがとな夏帆それにしてもお前意外とSなんだな。ちょっと驚いたよ」
「違いますよ?先輩の近くにいる女は真っ向勝負するだけですし!彼女として当然ですよね?」
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