【究極の押し掛けラブコメ】後輩ちゃんは先輩と付き合ってます!!?
36. 買うものは何にするべき?
36. 買うものは何にするべき?
プールに出掛ける前日、オレは白石に水着を買いに付き合わされることになった。
「うーん……どれがいいと思いますか?先輩は?」
「そう言われてもなぁ……あまり露出が少ない方がいいんじゃないか?お前は一応可愛い系なんだろ?」
「いやーん。可愛いって恥ずかしいですぅ」
わざとらしく身体をくねらせる白石だが、正直ウザかったのでスルーした。
「じゃあこれとかいいんじゃないですか?先輩」
白石が選んだのは白地のビキニだった。
「ちょっと派手じゃないか?」
「えー?私はそんなことないと思うんですけど……」
「それならこっちのワンピース系のヤツの方が良くないか?」
次に手に取ったのは水色のセパレートタイプの水着だ。
「ふむふむ?先輩は清楚系が好きなんですね?まさに私です!」
「お前のどこが清楚なんだよ?」
「またまた照れちゃって!さては私の可愛さにメロメロになってますね!?」
こうして白石の水着選びはしばらく続いたのだが……。まぁ、白石も楽しんでるみたいだし良かったかな。
結局、白石の選んだ水着は、白を基調としたビキニタイプ。胸元にはフリルがあり、スカート部分はフレアになっている。
「どうですか先輩?似合いますか?」
「……まぁいいんじゃねぇの?お前に似合いそうだしな」
「もう!『夏帆。お前絶対可愛い。彼女として最高だ!』って素直に褒めればいいものを!」
「彼女じゃねぇし。うぜぇ。」
「先輩酷いです!せっかく私が可愛い水着を先輩のために着てあげようとしてるっていうのにぃ!」
「うるせぇよ!早く買ってこい。」
「わかりましたよぉ。買ってくるから待っててくださいよ。絶対に先に帰るとか意地悪しないでくださいよ?」
オレは小学生かよ……と思いながらスマホを取り出した。もちろんゲームをする為ではない。
「7月31日……あと4日か。」
そう、その日は白石の誕生日だ。一応、先輩として何かしてやりたいとは思うものの、何をあげたら良いのか全く分からないのだ。
「先輩お待たせしました!あれ?スマホなんか見てどうしたんですか?」
「なんでもない。ほら帰るぞ」
「あー!なんか誤魔化しました?」
白石は少し頬を膨らませながらも、オレの隣へと駆け寄ってきた。そして、そのまま腕を組んでくる。
「おい!だから当たってんだって!歩きにくいし!」
「別にいいじゃないですか!私たち付き合ってるんですよ?」
「だから付き合ってねぇって言ってんだろ!」
「えへへ~っ今日は楽しかったですね~先輩?」
「話聞けよ……」
その後も、ずっと腕を組んだまま歩く羽目になった。とりあえずまずは明日のプールの事を考えとするか。
プールに出掛ける前日、オレは白石に水着を買いに付き合わされることになった。
「うーん……どれがいいと思いますか?先輩は?」
「そう言われてもなぁ……あまり露出が少ない方がいいんじゃないか?お前は一応可愛い系なんだろ?」
「いやーん。可愛いって恥ずかしいですぅ」
わざとらしく身体をくねらせる白石だが、正直ウザかったのでスルーした。
「じゃあこれとかいいんじゃないですか?先輩」
白石が選んだのは白地のビキニだった。
「ちょっと派手じゃないか?」
「えー?私はそんなことないと思うんですけど……」
「それならこっちのワンピース系のヤツの方が良くないか?」
次に手に取ったのは水色のセパレートタイプの水着だ。
「ふむふむ?先輩は清楚系が好きなんですね?まさに私です!」
「お前のどこが清楚なんだよ?」
「またまた照れちゃって!さては私の可愛さにメロメロになってますね!?」
こうして白石の水着選びはしばらく続いたのだが……。まぁ、白石も楽しんでるみたいだし良かったかな。
結局、白石の選んだ水着は、白を基調としたビキニタイプ。胸元にはフリルがあり、スカート部分はフレアになっている。
「どうですか先輩?似合いますか?」
「……まぁいいんじゃねぇの?お前に似合いそうだしな」
「もう!『夏帆。お前絶対可愛い。彼女として最高だ!』って素直に褒めればいいものを!」
「彼女じゃねぇし。うぜぇ。」
「先輩酷いです!せっかく私が可愛い水着を先輩のために着てあげようとしてるっていうのにぃ!」
「うるせぇよ!早く買ってこい。」
「わかりましたよぉ。買ってくるから待っててくださいよ。絶対に先に帰るとか意地悪しないでくださいよ?」
オレは小学生かよ……と思いながらスマホを取り出した。もちろんゲームをする為ではない。
「7月31日……あと4日か。」
そう、その日は白石の誕生日だ。一応、先輩として何かしてやりたいとは思うものの、何をあげたら良いのか全く分からないのだ。
「先輩お待たせしました!あれ?スマホなんか見てどうしたんですか?」
「なんでもない。ほら帰るぞ」
「あー!なんか誤魔化しました?」
白石は少し頬を膨らませながらも、オレの隣へと駆け寄ってきた。そして、そのまま腕を組んでくる。
「おい!だから当たってんだって!歩きにくいし!」
「別にいいじゃないですか!私たち付き合ってるんですよ?」
「だから付き合ってねぇって言ってんだろ!」
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