【究極の押し掛けラブコメ】後輩ちゃんは先輩と付き合ってます!!?
34. アピールとともに始まる夏
34. アピールとともに始まる夏
夏休み初日。オレのスマホは鳴り響く。いきなり早朝の時間からあいつに起こされた。
《おはようございます!先輩!》
「うるせぇ……なんだよこんな朝早くから……」
《部屋開けてください!》
なんだよこいつ……うぜぇ。オレは仕方なく部屋の玄関を開けると白石が勢いよく中に入ってくる。
「先輩!今日から始まるんですよ!ほら着替えて!」
「何が始まるんだよ?」
「ラジオ体操ですよ!今日から夏休みだから近所の公園でみんなでやるんです!アパートの掲示板に貼ってありましたよ?」
「あぁそうかよ、じゃあ行ってこいよ」
「ダメです!先輩も一緒に行くんです!ああ、時間がないからそのままでいいですね!」
オレは寝巻きのまま無理矢理外に連れ出された。そして公園には何人かの人がすでに集まっている。
「おい、オレまだ眠いんだけど……」
「早く起きない先輩が悪いんですよ?」
「ラジオ体操やるって言ってなかっただろ?」
「どうせ起きないじゃないですか!ほら行きますよ先輩!」
「なんでそんな元気なんだよ……お前」
「だって私、今すごくワクワクしてるんですもん!ラジオ体操デートですよ?楽しいですよね!」
ラジオ体操デートってどんなシチュエーションだよ……
「それに、身体も動かせて健康的だし、近所の人たちにも恋人アピールできますしね!一石二鳥です!」
「お前それが目的か?帰る」
「ダメです!私は先輩のためを思って言ってるんですよ!彼女の言うことを聞いてください!」
「声がでかいんだよ!それにお前彼女じゃねぇだろ!」
「ひどい……先輩……私は先輩のために言ってるのに……」
ずるいぞ白石……完全にオレが悪者じゃねぇか……周りの目が痛い……。結局オレは白石とラジオ体操をする羽目になった。しかし、普段運動しないせいかかなりキツかった。
「はぁ……はぁ……疲れた……」
「おつかれさまです!でもこれから毎日やりましょうね!」
「勘弁してくれ……」
こうして、オレ達の夏が始まった。
夏休み初日。オレのスマホは鳴り響く。いきなり早朝の時間からあいつに起こされた。
《おはようございます!先輩!》
「うるせぇ……なんだよこんな朝早くから……」
《部屋開けてください!》
なんだよこいつ……うぜぇ。オレは仕方なく部屋の玄関を開けると白石が勢いよく中に入ってくる。
「先輩!今日から始まるんですよ!ほら着替えて!」
「何が始まるんだよ?」
「ラジオ体操ですよ!今日から夏休みだから近所の公園でみんなでやるんです!アパートの掲示板に貼ってありましたよ?」
「あぁそうかよ、じゃあ行ってこいよ」
「ダメです!先輩も一緒に行くんです!ああ、時間がないからそのままでいいですね!」
オレは寝巻きのまま無理矢理外に連れ出された。そして公園には何人かの人がすでに集まっている。
「おい、オレまだ眠いんだけど……」
「早く起きない先輩が悪いんですよ?」
「ラジオ体操やるって言ってなかっただろ?」
「どうせ起きないじゃないですか!ほら行きますよ先輩!」
「なんでそんな元気なんだよ……お前」
「だって私、今すごくワクワクしてるんですもん!ラジオ体操デートですよ?楽しいですよね!」
ラジオ体操デートってどんなシチュエーションだよ……
「それに、身体も動かせて健康的だし、近所の人たちにも恋人アピールできますしね!一石二鳥です!」
「お前それが目的か?帰る」
「ダメです!私は先輩のためを思って言ってるんですよ!彼女の言うことを聞いてください!」
「声がでかいんだよ!それにお前彼女じゃねぇだろ!」
「ひどい……先輩……私は先輩のために言ってるのに……」
ずるいぞ白石……完全にオレが悪者じゃねぇか……周りの目が痛い……。結局オレは白石とラジオ体操をする羽目になった。しかし、普段運動しないせいかかなりキツかった。
「はぁ……はぁ……疲れた……」
「おつかれさまです!でもこれから毎日やりましょうね!」
「勘弁してくれ……」
こうして、オレ達の夏が始まった。
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