【究極の押し掛けラブコメ】後輩ちゃんは先輩と付き合ってます!!?
33. カレンダーが可哀想
33. カレンダーが可哀想
今日は終業式。明日から夏休みに入る。宿題も出るから楽しいことばかりじゃないけど、長期の休みは嬉しいものだ。
「ねぇ先輩。そこのカレンダーとってください。予定書いておくので」
「は?オレの部屋のカレンダーなんだが?」
「どうせ先輩は使わないじゃないですか。カレンダーが可哀想ですよ」
「なんだよカレンダーが可哀想って?」
と言いつつもオレは壁のカレンダーを取り白石に渡す。
「ありがとうございます。先輩はご実家に帰るんですか?」
「ああ、毎年この日に花火大会があるからな、一応手伝いをしてるんだ。だからこの日からこの日まではいないぞ?」
「じゃあそれ以外の日は私と一緒でいいですよね?決まり!」
白石はそう言うとカレンダーにハートマークを書き始め、そのハートマークで夏休み期間が埋まっていく。ウザいし、もう飾りたくないんだがそのカレンダー……。
「ちょっと待てって。毎日一緒にいるのに、たまには1人にさせろよ!」
「だってせっかく付き合って初めての夏休みなのに別々に過ごすなんて寂しいじゃないですか!」
「付き合ってねぇって言ってんだろ!」
「それに、先輩この前私が実家に帰った時寂しかったですよね?」
うっ……確かにあの時は凄く寂しく感じたかもしれんが……
「いや、あれはだな……」
「私は先輩と一緒にいたいんですよ?それくらい分かってくれますよね?まったくワガママ言わないでくださいよぉ」
「どっちがワガママなんだよ!」
白石は上目遣いをしながらこちらを見ている。こいつ絶対わざとやってるな……くそっ。ウザいんだがその顔。
「ほら夏休みの計画を組みましょう!」
「あまり外には出かけねぇからな?」
結局オレは白石とともに夏休みの予定を組むことになるのだった。
今日は終業式。明日から夏休みに入る。宿題も出るから楽しいことばかりじゃないけど、長期の休みは嬉しいものだ。
「ねぇ先輩。そこのカレンダーとってください。予定書いておくので」
「は?オレの部屋のカレンダーなんだが?」
「どうせ先輩は使わないじゃないですか。カレンダーが可哀想ですよ」
「なんだよカレンダーが可哀想って?」
と言いつつもオレは壁のカレンダーを取り白石に渡す。
「ありがとうございます。先輩はご実家に帰るんですか?」
「ああ、毎年この日に花火大会があるからな、一応手伝いをしてるんだ。だからこの日からこの日まではいないぞ?」
「じゃあそれ以外の日は私と一緒でいいですよね?決まり!」
白石はそう言うとカレンダーにハートマークを書き始め、そのハートマークで夏休み期間が埋まっていく。ウザいし、もう飾りたくないんだがそのカレンダー……。
「ちょっと待てって。毎日一緒にいるのに、たまには1人にさせろよ!」
「だってせっかく付き合って初めての夏休みなのに別々に過ごすなんて寂しいじゃないですか!」
「付き合ってねぇって言ってんだろ!」
「それに、先輩この前私が実家に帰った時寂しかったですよね?」
うっ……確かにあの時は凄く寂しく感じたかもしれんが……
「いや、あれはだな……」
「私は先輩と一緒にいたいんですよ?それくらい分かってくれますよね?まったくワガママ言わないでくださいよぉ」
「どっちがワガママなんだよ!」
白石は上目遣いをしながらこちらを見ている。こいつ絶対わざとやってるな……くそっ。ウザいんだがその顔。
「ほら夏休みの計画を組みましょう!」
「あまり外には出かけねぇからな?」
結局オレは白石とともに夏休みの予定を組むことになるのだった。
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