【最強知識の聖女様】私はただの聖女なのです。本の知識は優秀なのです! ~聖魔法?そんなの知らないのです!~
89. 魔法修練の成果
89. 魔法修練の成果
私たちは未開の地の新たなダンジョンの階層で強敵のスケルトンナイトの部屋に入ってしまい大量の魔物と対峙するピンチを迎えることになったのです。しかも他の魔物も多い状況。
うーんどうしたらいいですかね?まぁアンデッド系の魔物ならミルディの魔法石で魔力を増幅させたロゼッタ様の爆炎魔法で一掃出来そうなのです。それに、スケルトンナイトは骨なのでロッドでボコボコにするのです!
「ロゼッタ様。派手に爆炎魔法をお願いできるのです?」
「断る。ワシはまだ戦わん。」
「ちょっとロゼッタ様!それじゃあたしたち死んじゃうって!」
「落ち着くのじゃミルディ。見てみよ。」
私とミルディがロゼッタ様の視線の先を見ると魔物の前に立つフィオナとソフィアの姿があったのです。
「危なくなったら助ける。それまではあいつらに任せておくがよい。せっかく魔法修練をしたのじゃ。成果をみるいい機会じゃ。」
「ロゼッタ様…」
「だから素直にミルディの話を聞いていたのですね?素直じゃない師匠さんなのです。何度か魔法使うの我慢してるのが見えたのですよ?」
「……ワシはアリーゼ、お主のそういう抜け目ないところが嫌いじゃ」
ふふふっなのです。ロゼッタ様照れてますね。それなら私も二人を見守ることにするのです。
迫ってくる大量の魔物に先に動き出したのはソフィアなのです。そしてミルディの魔法石を使って風魔法を詠唱し始めるのです。
「吹き荒れろ。暴風魔法・ストームブラスト!!」
その瞬間、突風にあおられて多くの魔物が上空へ飛ばされたのです。そしてそのまま地面に叩きつけられて動かなくなりました。凄い威力なのです……
「おお!やるのですソフィア!」
私は思わず叫んでしまったのです。するとそれを見ていたフィオナは嬉しそうにして剣を構えなおすと今度は自分の番だと言わんばかりに地面を踏みしめ走り出すのが見えたのです。そして魔物を炎の魔法剣で斬り裂くと次の標的に向かって駆け出していきました。
その姿を見たロゼッタ様は満足そうにしていました。どうやらロゼッタ様はこの光景を見るために魔法を使わなかったようです。確かにこれはすごいのです。
でもまだまだ魔物は多いのですよ。ここは私たちも援護しないといけませんね。
「そろそろ頃合いじゃな。いくぞ爆炎魔法・灼熱地獄!!クリムゾンヒート!!」
あ……やっぱりこうなりましたね……。
私が呆れている間に辺り一面が真っ赤に染まり燃え始めました。それはもうメラメラと激しく燃える感じです。
「さすが師匠!これで一気に全部倒したよ!」
「ロゼッタ様相変わらず凄い威力です!」
「ロゼッタ様のバカ!やり過ぎ!みんな早く避難するよ!」
ミルディの言葉を聞いてみんなは一度避難することになったのです。そしてロゼッタ様はミルディから注意を受けているのです。
「ロゼッタ様!魔法石の威力は分かるでしょ?ちゃんと使えないならもうあたし造らないからね!」
「すまんミルディ。やり過ぎたのじゃ…。」
「まったく見本となる師匠がそれでどうすんの?もうしっかりしてよ!」
「うむ。……次は気をつけるのじゃ。」
ロゼッタ様が珍しくシュンとしているのです。珍しいものが見れたのです。幸い道中には他には強い魔物はいなかったのです。安心してダンジョン探索が出来たのです。
こうして私たちはなんとか最下層までたどり着くことが出来たのです。途中途中で休憩しながらだったので時間はかかったけど無事に到着したのです。
この階層に禁書があるのですかね?早く見つけたいのです!楽しみなのです!そんなことを考えていると、突然フィオナが立ち止まったのです。
「ねぇ…なんか聞こえない?ボクの気のせい?」
私たちが耳を澄ますと微かに何かの声のような音が聞こえる気がします。私だけじゃないのです。全員聞き取れてるみたいなのです。
すると、急に目の前の壁が崩れるとそこから現れたのはなんとも言えない気持ち悪い姿をした大きな蜘蛛だったのです。そしてその蜘蛛は口から糸を吐き出すのです。間一髪私とロゼッタ様はそれをかわすのです。
「うわっ……動けない!」
「ベトベトしてるよぉ。サンドスライムの時と同じじゃん。」
「待ってください?…なんかだんだん力が抜けて…」
あの大きい蜘蛛の糸…まさか毒ですか!?まずいのです。ロゼッタ様はその様子を見て私に伝える。
「あやつはドレインスパイダーじゃ。あの糸は魔力を奪う。ただあの糸で死ぬことはない安心するのじゃ。」
「ロゼッタ様どうしたらいいのです?」
「普段なら爆炎魔法で一撃じゃが…あの糸があいつらに絡み付いている以上使えん。」
確かにこのままロゼッタ様の爆炎魔法を放てばみんなごと丸焦げになるのです。何とかあのドレインスパイダーを倒す方法を私は考えるのでした。
私たちは未開の地の新たなダンジョンの階層で強敵のスケルトンナイトの部屋に入ってしまい大量の魔物と対峙するピンチを迎えることになったのです。しかも他の魔物も多い状況。
うーんどうしたらいいですかね?まぁアンデッド系の魔物ならミルディの魔法石で魔力を増幅させたロゼッタ様の爆炎魔法で一掃出来そうなのです。それに、スケルトンナイトは骨なのでロッドでボコボコにするのです!
「ロゼッタ様。派手に爆炎魔法をお願いできるのです?」
「断る。ワシはまだ戦わん。」
「ちょっとロゼッタ様!それじゃあたしたち死んじゃうって!」
「落ち着くのじゃミルディ。見てみよ。」
私とミルディがロゼッタ様の視線の先を見ると魔物の前に立つフィオナとソフィアの姿があったのです。
「危なくなったら助ける。それまではあいつらに任せておくがよい。せっかく魔法修練をしたのじゃ。成果をみるいい機会じゃ。」
「ロゼッタ様…」
「だから素直にミルディの話を聞いていたのですね?素直じゃない師匠さんなのです。何度か魔法使うの我慢してるのが見えたのですよ?」
「……ワシはアリーゼ、お主のそういう抜け目ないところが嫌いじゃ」
ふふふっなのです。ロゼッタ様照れてますね。それなら私も二人を見守ることにするのです。
迫ってくる大量の魔物に先に動き出したのはソフィアなのです。そしてミルディの魔法石を使って風魔法を詠唱し始めるのです。
「吹き荒れろ。暴風魔法・ストームブラスト!!」
その瞬間、突風にあおられて多くの魔物が上空へ飛ばされたのです。そしてそのまま地面に叩きつけられて動かなくなりました。凄い威力なのです……
「おお!やるのですソフィア!」
私は思わず叫んでしまったのです。するとそれを見ていたフィオナは嬉しそうにして剣を構えなおすと今度は自分の番だと言わんばかりに地面を踏みしめ走り出すのが見えたのです。そして魔物を炎の魔法剣で斬り裂くと次の標的に向かって駆け出していきました。
その姿を見たロゼッタ様は満足そうにしていました。どうやらロゼッタ様はこの光景を見るために魔法を使わなかったようです。確かにこれはすごいのです。
でもまだまだ魔物は多いのですよ。ここは私たちも援護しないといけませんね。
「そろそろ頃合いじゃな。いくぞ爆炎魔法・灼熱地獄!!クリムゾンヒート!!」
あ……やっぱりこうなりましたね……。
私が呆れている間に辺り一面が真っ赤に染まり燃え始めました。それはもうメラメラと激しく燃える感じです。
「さすが師匠!これで一気に全部倒したよ!」
「ロゼッタ様相変わらず凄い威力です!」
「ロゼッタ様のバカ!やり過ぎ!みんな早く避難するよ!」
ミルディの言葉を聞いてみんなは一度避難することになったのです。そしてロゼッタ様はミルディから注意を受けているのです。
「ロゼッタ様!魔法石の威力は分かるでしょ?ちゃんと使えないならもうあたし造らないからね!」
「すまんミルディ。やり過ぎたのじゃ…。」
「まったく見本となる師匠がそれでどうすんの?もうしっかりしてよ!」
「うむ。……次は気をつけるのじゃ。」
ロゼッタ様が珍しくシュンとしているのです。珍しいものが見れたのです。幸い道中には他には強い魔物はいなかったのです。安心してダンジョン探索が出来たのです。
こうして私たちはなんとか最下層までたどり着くことが出来たのです。途中途中で休憩しながらだったので時間はかかったけど無事に到着したのです。
この階層に禁書があるのですかね?早く見つけたいのです!楽しみなのです!そんなことを考えていると、突然フィオナが立ち止まったのです。
「ねぇ…なんか聞こえない?ボクの気のせい?」
私たちが耳を澄ますと微かに何かの声のような音が聞こえる気がします。私だけじゃないのです。全員聞き取れてるみたいなのです。
すると、急に目の前の壁が崩れるとそこから現れたのはなんとも言えない気持ち悪い姿をした大きな蜘蛛だったのです。そしてその蜘蛛は口から糸を吐き出すのです。間一髪私とロゼッタ様はそれをかわすのです。
「うわっ……動けない!」
「ベトベトしてるよぉ。サンドスライムの時と同じじゃん。」
「待ってください?…なんかだんだん力が抜けて…」
あの大きい蜘蛛の糸…まさか毒ですか!?まずいのです。ロゼッタ様はその様子を見て私に伝える。
「あやつはドレインスパイダーじゃ。あの糸は魔力を奪う。ただあの糸で死ぬことはない安心するのじゃ。」
「ロゼッタ様どうしたらいいのです?」
「普段なら爆炎魔法で一撃じゃが…あの糸があいつらに絡み付いている以上使えん。」
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