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あらすじ
支度金目当てで義理の家族に売られたベルナデッタは、氷の魔王と恐れられるシャドウクロツ公爵の元へ嫁がされた。
公爵邸に着くなり「君を愛する気はない」と告げられ契約書に目を通すよう促される。
義家族から虐げられていたベルナデッタは、オークのように醜い義家族と暮らすより、衣食住をきっちり提供してくれる魔王の部下生活の方がマシだと契約を快諾する。
悠々自適な魔王の部下ライフを送っていたベルナデッタだが、陛下から登城するよう命令がくだってしまう。
陛下に偽りの夫婦だとばれてはいけないという契約事項を守るため、「証明して見せてよ」という陛下の前で誓いのキスを強要される。
もし嘘をついていたら死罪は免れないと脅され……深いキスを交わした瞬間、ベルナデッタはかつて封印されてしまった力と記憶を思い出す。
血が滾る。
殴りたい。
汚い肉を殴り倒したい!
そこの玉座に座った、汚ならしい肉を!
拳に聖気を込め、邪気を纏った陛下の汚い肉を思いっきり殴り飛ばした。
殴って浄化した陛下に正式な夫婦だと認めてもらい何とか契約事項は守られたものの、その日から何故か少しずつ契約項目が増えていく。
奇想天外な行動をする契約妻が心配で仕方ない公爵と、欲望のまま生きていきたいベルナデッタが織り成す契約結婚の行方や如何に⁉